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Ultra Trail Mt Fuji 2023 ③ 装備、レース前半

〜今回の装備〜

◯ザック CIMORO  10L
非常に細かくフィット感を調整できてとても軽くて本当に楽。

◯シューズ pentapetala  papilio
関西ガレージブランド。最近はこれ一択。

◯ウェア  など
おたふくインナー(タンクトップ)
T8(パンツ)
Tシャツ(サロモン )
パンツ(山と道 5ポケット)
靴下 (OLENO  TNG)
キャップ(ノースフェイス )
サングラス(グダー)
手ぬぐい
シェル(パタゴニア)
レイン(モンベル バーサライト上下)
バフ(ハンガーノック)
手袋 (answer4)
フィンガーレス(axespuin)

◯補給
おいエナ
ANDO_
メダリストジェル
さかなおこわソーセージ
エネモチ
塩熱タブレット
カロリーメイト(バニラ)
ビックカツ
干し芋
鯵せんべい
コアラのマーチ


起床〜会場まで

5:00頃起床
美味しい朝ごはんを食べて、河口湖周辺を軽く散歩。 気候もよく、心地よい。

あの稜線あたりを走るんかな〜と眺めながら会場に向かう。

あの辺走るんかなーって眺めてた河口湖と稜線
宿の朝食。ごはん大盛り2杯食べた。



移動バスに乗り込み、1時間ほど揺られて(爆睡)スタート会場のこどもの国に到着。


気分があがる。がまだまだ抑える。
暑い中待機。前日に買い込んだパンやお団子をしっかり食べながら、色んな人と話をしてスタンバイ。



スタートゲートに来て、もう気持ちはMAX!!
フェスに来たみたいな感じ。  もうレースというよりお祭り。

関西人の界隈の皆さんはおわかりですよね?


第3ウェーブからのスタート。 どうせ抜かれるから前のほうに並ぶ。




スタート〜F1  富士宮

in  3:19:45   (1721位)
滞在 約10分


最初のエイドまでの林道はとにかく飛ばさない。6:45〜7:00/kmで進む。 水分と塩タブ、補給をしっかり摂りながら、第1エイドまで走りました。
周りはとにかく速い。  下りをマラソン大会かな?と思うぐらい飛ばしている。
そして〝グレートレース〟でもみた送電線の下にきた!!


ディズニーランドのアトラクション待ち並の列ができていた


ここで大渋滞w
もう歩くしかないので、ぼちぼち歩いて進む。


ここで、広島のPさんと会う。
知り合いに会えると渋滞もあっという間に過ぎて楽しい。

エイドで別れて、いざ楽しみにしていた天子山へ。


F2  麓
in  10:02:30   (1558位)
out  10:37:24  (1520位)  
滞在   約35分


天子山の登りに差し掛かる。
誘導のボランティアの方が、

〝4kmで800mアップです!!〟

と叫んでいる。


FUJIの1発目の難所でもある天子山域。
次のエイドまでは、絶対に無理なく楽しもうと足を進める。



見事な大渋滞にハマる
ヘッドライトが下から上までずっと続く



この区間は熊森山に続くまで、完全にハイキングになった。

そのおかげで、タイムではなく今回は完走しか狙ってない自分にとっては足もスタミナもバッチリ温存できた。
周りのランナーに話しかけて、おしゃべりしながら進む。


天子ヶ岳の山頂。ゾンビ化してる人がいっぱい


こちらにもぐったりしている人がたくさん。
みんな辛そう


ここでハイキング終了。劇下り区間が始まる



熊森山からの下りももちろん渋滞。
ここが天候悪くて、足元が悪かったと考えるとかなり足も削られていたと思う。
今回は路面状況は最高によかった。

長い激下りを終えて、ロードの下りにでる。
ここも長い。7kmぐらいあったんかな?

途中で湧水が出ていたので、一杯だけ飲んで顔を洗ってリフレッシュ。
結構熱がこもっていたのでかなりスッキリした。


ここのロードでも周りは飛ばしていたが、6:45〜7:00/kmをキープしてなるべくリラックスして進む。


麓エイドに着くと脱水で倒れてる人や、完全にやられてる人や一点を見つめて動かない人がいっぱいいてカオス状態w

やはりここまでは無理しちゃいけない。
渋滞でプランより1時間も押してしまったけど、まだまだ元気なのでよしとする。


念願の富士宮やきそば。まぁ、味は普通の焼きそばw

焼きそばにパンを貰ってしっかり食べてから次のエイドを目指す。


F3  本栖湖
out  13:52:15  (1621位)
滞在  約30分


ここまでの区間は眠すぎてあんまり覚えてないw
フラフラ蛇行しながら、無理をしないように進む。ここでさかなおこわソーセージを食べたが、本当に美味しい。2本も食べた。
エイドに着くと石川弘樹さんがいてテンションが上がる。お話もして、パノラマ台目指して出発。


F4  精進湖
in  17:29:28  (1690位)
out  18:38:36 (1719位)
滞在  約70分


パノラマ台までもまぁまぁ登る。
山に入って嬉しくて、淡々と進む。
すると、めちゃくちゃ大きな声で応援してくれているのが聞こえる。

〝あ、もうちょいで山頂か〟


と思って足を進めるが、一向に声が聞こえるところに着かない。

ただ、声はめっちゃ聞こえる。



いったいどこにいるんやw


何回も思う内に声の主の所に到着。


道がまっすぐのRyuGさん達が、声ガラガラになりながらW杯の応援をしてるのかと思うぐらい盛り上げて応援してくれている。


今回のレース中に、1番元気を貰えた応援ポイントだったのは間違いない。


パノラマ台からの下りでも、だいぶ下りてもめちゃくちゃ聞こえていた。
(後日、Podcast エスカレーターに乗るトレイルランナーを聞くと、声がお二人ともヤバかった。応援ありがとうございました!!)



エイドに着くと雑炊が用意されており、美味しかったので2杯食べた。
ここまでの下りで胃が揺れたのか少し気持ち悪かったけど、しっかり食べて眠気もすごかったので、温めて寝ることにした。


めちゃくちゃ美味しかった雑炊


30分滞在のつもりがしっかり寝過ごす。
1時間以上過ごしてしまった。


〝寝過ぎた!!〟


と飛び起きて、急いで塩ジェルを貰い水を足して出発。

富士急ハイランドを目指して長いロードを走りだした。



F5  富士宮ハイランド
in 22:52:22  (1669位)
out 23:10:47  (1536位)
滞在  約20分


富士急ハイランドに向かうロードが本当に長い。
しかも絶妙に登っている。


周りのランナーから、〝あとロードどれぐらい?〟と何回か聞かれたけど



〝それ、僕も知りたいっす〟


って全部返してたw(答えるのがめんどくさくなってた)



GPSを確認して、大体7〜8kmぐらいやなと思ってたんでロード終えて山に入る。


が、この区間あんまり記憶にない。
とにかくデポバックにしまってあるカップラーメンを食べたくてたまらなかった。


カップヌードルで頭がいっぱいになりながら進んで無事に富士急ハイランドに到着。


速攻でデポバックを受け取り、タンクトップとTシャツ、アームカバーを着替えた。
ソックスは問題なかったので、ワセリンだけ擦り込んでラーメンにお湯を注ぐ。



カップラーメン2つ目を食べようとしたところで、声をかけられた。


まさかの アドベンチャーランナーの北田さん!!
年明けにあったTVの収録(淡路島走るやつ)の時に初めてお話させて頂き、先日アラスカ1600kmにチャレンジされた時にリモートで少しサポートさせてもらった。

北田さんとこんなとこで会うとは思わず、ここでもテンションが上がる。


〝落ち着いていけば、何があっても大丈夫ですよ〟


とアドバイスも貰い、残り区間も楽しんで進もうと思いめちゃくちゃチカラ貰えました。


ありがとうございました!!



2杯目のラーメンをご機嫌に食べている時
Photo by  アドベンチャーランナー北田さん



次はきららのエイドで知り合いが沢山待ってる。

ここに向かってまた出発した。


F6  忍野
in  26:40:39  (1470位)
out  26:52:34 (1459位)
滞在  約12分


富士急ハイランドを出て、またロードがだらだらと続く。


ここの区間は何も考えず、ただひたすら動き続けて忍野をめざした。
だからほとんど記憶にないw

富士急ハイランドを出発してやたらとカラーコーンが並んでたのを覚えてるぐらい。


あと、エイドに着くと炭治郎がいたw
ここのエイドもパパッと補給を済ませて出発。



さぁ、きららまであと少し。



F7  山中湖きらら
in  29:44:53  (1449位)
out  30:27:02  (1423位)
滞在  約45分


忍野を出発してからは順調に進む。

途中、山に入る前に私設エイドがありホットコーヒーをいただく。
一気に目が覚めてスッキリ。 林道のような山が続きただひたすら黙々と進む。


途中、自衛隊の訓練している集団に遭遇。
ドンドン  大きな音が鳴ってるから夜中に演習してるんやと思ったら、花火が上がっていた。

山頂あたりで少し見えたから気分が晴れる。


そして話に聞いていた木段地獄。
めちゃくちゃ下りたと思ったら、めちゃくちゃ登る。


カップルで参加されていた2人に話しかけられ、話ながら進んだので割とすぐに越えることができた。 1人だったら嫌になってたので本当に感謝!!


そしてやっと山を下ると、きららの賑やかなエイドが待っていた。


ソックスでお世話になっている、OLENOさんとその仲間がエイドにいて元気を貰えた。
チームメイトのIさんもいて、ここまで長かった〜とお互い軽く話しをして、豚汁におにぎりを突っ込んで2杯食べた。
寒さときららまでの下りで、胃が少し辛かったけど温めてガシンサンを飲んで20分ほど寝たらスッキリした。

しっかり準備を整えて、仲間に見送られて、ご機嫌で二十曲を目指す。


この後、FUJIのレース中この区間で1番苦しむことをまだ知らない。


続く。

近所のアルプス走ってます。メンタル弱め、負けん気は強め。登りはハイジに勝てない。