2021.9.20 JO1と出逢えたこと


こんな時代に。
こんなご時世に。
私は最近、毎日が楽しい。

コロナ禍にJO1と出逢ったのは、必然だったと思う。



川尻蓮、蓮くん。

若手ダンスチームが出るイベントの動画、ダンサーKyoくんのコレオビデオ、GANMIのSUN-CHANGの参加するレッスン動画、まされんけそぴす、など、SNSで度々目にしていたその人。
細身で、キレがあって、少し尖った雰囲気(当時はそう思っていましたごめんなさい)のダンサー。
生で踊る姿を見たのは一度だけ、2018年4月Leadのリリイベで。
若くて実力のあるダンサーのひとり、という印象。



2019年11月
友達とのクリスマスパーティー。
集まった5人中3人が、プデュっていう韓国発のオーディションにハマってるって話したじゃん?と切り出す。
国民投票っていう視聴者の投票でデビューが決まるんだけど、今大事な時なの、佐藤景瑚くんが、私は川西拓実くん、LINEから投票できるから、みんなほらLINE開いて、と。

それに蓮くんが挑戦したというのは、噂程度にしか知らなくて。
まさかそこでテーマ曲センターを任され、グループではリーダーシップをとり、常にトップ争いをしているなんて。
その場で評価やバトルの動画を見せてもらい、あまりのレベルの高さに衝撃が走る。
ダンス番組「スーパーチャンプル」でキッズの頃に注目していた、HICOこと今西正彦くんがいたことにもびっくり。

そしてなにより、インスタのストーリーやツイッターでちらほら見ていたけれど、応援している友達の熱量のすごさには、若干ひいてしまうほどだった。

元々あまりテレビを見ないし、ネットも自分の好きなことぐらいにしか情報網を張っていないから。
それ以降、「JO1」や「PRODUCE 101 JAPAN」というワードを目にして、あの時の熱狂的な布教を思い出しても、深掘りすることはなかった。
他の現場でオタクとして魂を燃やしていたしね。



2020年12月
我が家のお節介こと夫が奇跡を起こす。

FNS歌謡祭第1夜。

この日も夜遅く仕事から帰宅すると、今日FNSやってたよ!好きそうなやつ録画しておいた!と。
私の帰りが遅い日に音楽番組をやっていると、私のアンテナにかかりそうな音楽やアーティストを録画しておいてくれる。

1つ目はBTS(グラミーノミネートに沸いていたときですね)、2つ目は三浦大知くん(ボリュメトリックを使った斬新なパフォーマンスだった)、そして3つ目が、そう、JO1。
えっJO1、と言うと、なんか話聞いたことある気がして、違った?と。
違わないよ、ありがとう。

披露していたのは「Shine A Light」
冒頭、全員の後ろ姿、センター拓実くんの星を掴み取るようなハンドサインから始まる。
振り向いた瞬間…

かっっっこいいな!?これがちーちゃんが言ってた川西拓実くんだよね…かっこいい!え、待って蓮くんどこ?たくさんいてわからん…あっ佐藤くん?かなの好きな佐藤くん!?めっちゃスタイルいいな!蓮くんいた!!短パンの人の声いいな!うわっ王子様みたいな人いる!犬みたいに可愛い人はダンスがうまいな…ラスサビ蓮くんソロ!かっこいい!!

すぐにYouTubeの公式チャンネルを見た。
楽曲がいい、パフォーマンスがいい、メンバーがみんなかっこいい。
コンセプトが明確、独自の路線がある、個性が強い。
そして、JAM(JO1のファンネーム)のみなさんが作ったグループやメンバーの紹介動画がたくさんあって、そのどれもがクスッと笑いながらも心が温まる、愛に溢れた動画ばかりだった。
その文化を知らなかったから驚いたし、とても愛されているグループなんだな、と思った。



2021年1月
珍しくゴールデンタイムにバラエティーを見ていると、ある番組のダンスバトルに、JO1川尻蓮の文字が。
しかもバトル相手の中には、レジェンドDA PUMP KENZOさんの名前。
そしてパネラーには神様SAMさんの姿。
結果、トップには立てなかったけれど。
あのSAMさんが「JO1大好きなんですよ、すごい好きですね。振付も好きだしダンスも好きだし曲も好きだし。ファンですね!」と仰っていたことがとても印象的だった。
ちなみにJO1の紹介VTRで、蓮くんのダンスについて聞かれた純喜くんの「体から音が聞こえてくる」というコメント、大好き。

だんだんと、じわじわと、興味が膨らんできていた。
YouTubeでJO1、と検索しては、オフィシャルのMVやコンテンツ動画、JAMの作ったメンバー紹介や面白いまとめ動画を見ていた。
この辺りでやっと、11人の顔と名前が一致し始めたかな。



この日YouTubeを開くと、おすすめのサムネに花束を持ったスーツ姿のJO1が。

2021年4月1日
OffCamJO1 Mame! Happy graduation!

最年少の豆ちゃんこと、豆原一成くんの高校の卒業をお祝いする動画だった。


これ、全人類に見てほしい。


卒業証書を受け取りに学校へ向かう豆ちゃん。
一足先に、サプライズのため学校で待ち構えるメンバーたち。
わちゃわちゃガチャガチャ、これ本当にサプライズ大丈夫?と心配になる。
豆ちゃんの証書受け取りと共に、花束を持ってサプライズ登場するメンバー。
安定に騒がしい。
ここまでは、日本では少し珍しいかもしれないけれど、韓国のアイドルではたまに見かける動画。

地元岡山の友人知人、そしてご両親からビデオレターが。
椅子に座って動画を見る豆ちゃん、周りで見守るメンバー。
初めは「懐かしい!」とはしゃいでいた豆ちゃん、次第に涙が溢れ出す。
そんな豆ちゃんの背に、そっと手を置く木全、動画のメッセージを拾いながら声を掛ける、奨くんと瑠姫くん。
ご両親が登場して、一気に号泣する豆ちゃん。
の、肩を叩いてあげる奨くん。
お父様の「JO1のみんな、一成のことをよろしくお願いします」という言葉に、思わず頭を下げるみんな、「任せてください!」と大きく返事をする景瑚くん。
お母様の暖かさに、一緒に目元をうるませる純喜くん、景瑚くん、汐恩。
動画が終わり、よかったな豆、と頭を撫でる蓮くん。
泣きながらも、ちゃんとコメントで締める豆ちゃん。
最後にはみんなが豆ちゃんをわしゃわしゃに包み込む。

なんだこれ。

愛が溢れすぎている。

言ってしまえば、YouTubeの企画であり、ファンに提供されるコンテンツの一つに過ぎない。
でも、誰ひとり映像用に取り繕った姿ではないのが伝わってくる。
メンバーの性格や個性をまだよく知らないのに、その場の空気に、眼差しに、言動に、みんなの優しさが滲み出ているのがわかる。
豆が本当に愛おしくてたまらないお兄ちゃんたちと、その愛を全て正面から受け止めるマンネがそこにいた。

そして、個人情報の観点から公にすることはできないビデオレターを、豆ちゃんのためだけに、時間や労力をかけて作ってくださった方の優しさにも胸を打たれた。
卒業おめでとうと題した動画ではあるけれど、凝った構成や編集もなく、もちろん過度な感動演出もない。
この日用意された全てが、このご時世にご両親や友人と人生の門出を共に過ごせなかった豆ちゃんへの、溢れんばかりの愛情なんだと思うと、涙が止まらなかった。

17歳でPRODUCE 101 JAPANのオーディションに挑み、1位でデビューを掴み取り、上京。
2020年3月4日にデビューが決まり、ファンミこそできたものの、デビューイベントは中止。
高校3年生の1年間を、先が見えず不安だらけでもどかしいグループ活動と、編入をして慣れない環境に加えコロナ禍で学習環境も大きく変わった中での学業。
メンバーが同じ建物に住んでいるとはいえ、初めての一人暮らし。

豆ちゃん、本当に頑張ったよ。



このたった5分半の動画で、私は一気にJO1沼へ落ちていくことになる。
この時は運良く「CHALLENGER」のカムバ期(新曲が出る時期)で、キャンペーンもメディアへの露出も多く、ハマっていくのには最高のタイミングだった。
他にも、純喜くんのFIRST TAKEに心を打たれる、オフィシャルのATELIERシリーズでメンバーの得意分野がわかるようになる、NHK沼ハマ出演でJO1の軌跡と多くのJAMの存在を知る、などなど。
深くハマっていくきっかけはたくさんあった。
とにかく供給が多い。

そしてとどめに、蓮くんとのヨントン(CD購入者応募抽選特典のオンライントーク)当選。

ハマるしかないでしょう。

ちなみに、沼ハマを見ていた夫が純喜くんの声に惹かれ、今ではJAMになった話もいつか書きたいな。



なにより、この時期私自身がコロナ禍で何度目かになる、"打ちのめされ期"だったことも大きい。

毎年足を運んでいて、人生で大事な基軸としている、cinema staffのOOPARTSへの参加を断念したり。
延期や中止からやっと実施にこぎつけた、GANMIのTHANK YOUツアーへ参加しないことを決めたり。
ずっと一緒に働いてきた尊敬する上司の栄転、自身のポジションの変化、新人教育など、変化の多さに悩みすぎて、仕事を辞めようかと考えたり。

自分で自分を大切にすることを、すっかり忘れてしまっていた。
しょうがない、と笑うのが癖になって。
そのうち笑うこともできなくなって。

そんなときに、自分と仲間を大切にし、それ以上にファンであるJAMを大切にし、何より11人で掴みたい夢を本当に大切にするJO1に出逢って。

毎日を生きるのが、また楽しくなった。



日プを熱狂的に布教してくれた友達。
FNS歌謡祭を録画してくれた夫。
わかりやすくて面白い紹介動画を作ってくださったJAM。
音楽番組はもちろんバラエティーなど様々なことに挑戦させてくださるLAPONE ENTERTAINMENT。
豆ちゃんの卒業式をメンバーと一緒にお祝いしてくださった事務所のみなさん。
当時国プ現在JAMで色々なことを共有できる最高のオタク友達。

ありがとうございます。

そしてJO1のみんな、本当に本当にほんっっっとーーーに、いつもありがとう。

JO1とJAMと出逢えて幸せです。

明日も生きる!!!!!!!!!!!

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