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中古ドメインのリスクと運用 購入方法について

2024年3月のコアアルゴリズムアップデートでGoogleは「中古ドメインをスパム扱い」としてペナルティ対象になると発表しました。

僕自身、スパム扱いされていても中古ドメインを活用しています。
ただし、「ブロガー初心者」と「数十万円で中古ドメインを入手」するのは反対です。


中古ドメインを奨めない理由

  • ペナルティになるリスク

  • シャドウペナを喰らう

  • 価格相応のドメインとは限らない


それでも一部ブログでは中古ドメインを使用して、ミドルキーワードでSEOの上位表示をしてういるアフィリエイトサイトは存在します。

中古ドメインの運用がうまく行っているサイトは「効果がなければ違うドメインに乗り換える」を繰り返しています。

中古ドメインはペナルティを受けると順位が付かず検索に表示されないリスクあるため、高額なドメインも新規ドメイン以下の価値になるケースもザラです。

僕が勧める中古ドメインの運用方法は、ドメイン業者が仕入れる段階で、リリースされたばかりのドメインを仕入れる方法になります。

所有権のない中古ドメインを入手するため、お名前.comやXドメイン、サーバー会社から通常のドメイン料金と同じか価格で購入します。

.comであれば1円〜2,000円程度で仕入れるため、リスクも少なめです。

本記事では「中古ドメインのリスク」と「個人が中古ドメインを運用するための方法」、「中古ドメインの選び方」についてご紹介します。

ドメイン会社が中古ドメインとして販売するドメインは全くオススメしません。


中古ドメインのリスク

中古ドメインがブログ初心者にオススメできない理由を解説します。

  • Googleがスパム扱いしている

  • 価格に見合わないドメインが多い

  • 中古ドメインの良し悪しがつかない

高い金額を支払っても新規ドメイン以下の価値しかないドメインも存在するため、高額な中古ドメインはオススメできません。

Googleがスパム扱いをしている

2024年3月のコアアルゴリズムアップデートでスパムポリシー違反として「期限切れメンインの不正使用」の項目が追加されました。

中古ドメインを使用して不正に検索順位を操作した場合、スパム扱いとして検索結果から除外されるなどペナルティが科せられます。

ペナルティには検索エンジンが判断してペナルティを科す「自動ペナルティ」と、Googleのスタッフが目視してペナルティを科す「手動ペナルティ」があります。

自動ペナルティは過去のページと現在のページをロボットが、ジャンルや運営者情報などの違いを比較して中古ドメインの疑いがある場合、検索結果にから除外されます。
自動ペナルティは順位が下落した時にアルゴリズムで下落したのか、ペナルティで下落したのか判断しにくいのです。
僕の経験上、自動ペナルティがかかった場合、ペナルティ解除がされるのはほぼ無理(時間がかかる)のため次のドメインに載せ替えます。

手動ペナルティはサーチコンソールの「セキュリティと手動の対策」より確認できます。

手動ペナルティの解除方法は、問題を解決すればペナルティを解除できます。
しかし、中古ドメインでペナルティを受けている場合、ドメインを載せかえるでしか問題を解決できません。

ペナルティを受けたドメインは捨てる覚悟が必要です。

価格に見合わない中古ドメインがほとんど

ドメイン業者が販売している中古ドメイン価格はドメイン業者が決めています。

中古ドメインの価格の決め方…


  • 運用歴

  • 被リンクの数と質

  • ドメインパワー


官公庁や大手企業が運営していた中古ドメインは高額になる傾向にあります。
高額な中古ドメインは、良質なドメインと思われがちですけど、稼げるとは限りません。
過去の運用ジャンルと、中古ドメインで運用しようとしているジャンルが異なると、Googleはドメインの不正利用と捉えてペナルティのリスクが上がります。

中古ドメインでも順調に運営していても、ランキングしていたクエリーが圏外に飛ばされることもあります。
何年も生き延びているドメインも、今後ペナルティを受ける可能性も高く安心できません。

中古ドメインはガチャの要素があります。

良質な中古ドメインか良し悪しがつかない

中古ドメインを運営してみると初動が好調で徐々に検索順位が落ちるケースが見られます。

検索順位が落ちたのは中古ドメインの影響も考えられますが、アプデやライバルサイトの影響も考えられます。

中古ドメインでサイトを運営して検索順位が下がった時にドメインの影響か、違う要因かを判断が難しいため、SEO初心者にはオススメできません。

中古ドメインは経験と市場の動向、損切りする判断力が必要になります。

検索順位の動向を追えない初心者には、中古ドメインをオススメすることができません。

「中古ドメインの運用方法」

中古ドメインの運用方法は基本的に使い捨てです。

中古ドメインをゴリ押ししているブロガーは1つのドメインで成果を出しているように振る舞っていますが、「ペナルティを受けて載せ替えて」を何度も繰り返しています。(一度で効果がある場合もあります。)

高額な中古ドメインだとしてもギャンブルといえます。

中古ドメイン 失敗談

SNSを見ると中古ドメインをゴリ押ししてくるブロガーがいます。

中古ドメインを奨めてくるブロガーは、上手くいった事例しか発信していません。
僕の知り合いでも某ブロガーから勧められたドメインを20万円で購入ました。

最初はアクセスが増加したものの、日に日にアクセスが減少しリライトや記事を追加してもインデックスされない状況になりました。

中古ドメインに乗り換えてPVが下がったケース

中古ドメインを紹介したブロガーはキックバックを貰い、運用が上手くいったことだけを強調してアクセスが減少したことについは触れません。

大金を支払って中古ドメインを入手するリスクは取るべきではないと考えます。

僕も本記事で紹介する方法で何十個と中古ドメインを入手し載せ替えてきました。

それでもドメイン取得でかかった費用は2万円も満たないです。

中古ドメインの入手方法

中古ドメインの入手方法について解説します。

ドメイン会社で購入する

一般的な中古ドメインの入手方法としてバリュードメインお名前.comなどの中古ドメイン業者から購入します。

ドメイン業者は期限切れの中古ドメインが市場にリリースされたタイミングで、被リンクや運用実績、ドメインパワーを調査して取得。

ドメインの価値に合わせて販売価格を決定します。

お名前.comはオークション形式を採用しているため、個人が良質なドメインを入手するには厳しいです。

中古ドメインはGoogleではなく、ドメイン業者が販売していることからゴミみたいなドメインもあります。

僕がペナルティを受けてリリースしたドメイン(仕入れ値1円)を中古ドメイン業者が10,000円で販売していました。

ドメインによってはペナルティを受けている可能性もあるため、新規ドメイン以下の価値のドメインも販売しているの注意が必要です。

業者が中古ドメインとして販売している高額なドメインはオススメしません。

リリースされた中古ドメインを定価で購入する

僕がオススメする中古ドメインの入手方法は、リリースされたドメインを定価で購入する方法です。
中古ドメイン業者が仕入れるタイミングでドメイン業者から購入します。

使い捨て前提に中古ドメインの運用方法としてはリスクが少ない方法です。

リリースされた中古ドメインを入手する方法

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