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消化酵素?

消化酵素と代謝酵素

人間の体内には、それぞれ別の働きをする約2000~5000種類以上の酵素が存在するといわれています。幅が広いのは、まだ解明されていないからです。

体内酵素は、食べ物の消化・吸収を助ける「消化酵素」、身体の正常な働きを保つための「代謝酵素」と、大きく2つのグループに分けることができます。どちらも私たちの生命活動に欠かせないものです。

「消化酵素」は、食べた物をエネルギーに変え、「代謝酵素」は生態機能を活性化させる働きをします。
消化酵素と代謝酵素は、同じ酵素からつくられます。
優先的に消化酵素がつくられるため、代謝酵素は不足がちになります。
代謝酵素が減少すると、怪我が治りにくくなったり、新たな病気になったりします。
食べ過ぎると、消化酵素が大量に消費され、代謝酵素が減り、胃腸の調子が悪くなったりします。

数年前、俳優の榎木孝明さんが、30日間の不食生活を実施し、話題になってました。榎本さんは20代の頃、インドの一人旅で、飲まず食わずの生活を体験。帰国後には、いつも体調がよくなっていることに気づいた、と言われてました。
「集中力が増し、本を読むスピードが格段に速くなった。睡眠も深くなり、4時間眠ればすっきり。腰痛も消えた。理由はまだ分からない。でも、眠っていた自浄作用が一斉に目覚めた感覚。運動時も胸式呼吸が腹式に。スタミナが増しました」とスポーツ新聞にコメントされてました。

同じ時期くらいに、力士の元大関貴ノ浪さんが43歳の若さで亡くなっていました。現役時代から心臓に持病を抱えていた、とのこと。お相撲さんは、体重を増やすため、食べることも仕事の一部。やはり、食べることに、何か関係があるのかなと思ってしまいました。
私も、食べない方が体調良いなと日頃から感じています。

ところで、サーチュイン遺伝子をご存知ですか。長生き遺伝子と呼ばれ、その活性化により寿命が延びると言われています。サーチュイン遺伝子の活性化により合成されるタンパク質は、ヒストン脱アセチル化酵素で、この酵素の働きが代謝や遺伝子サイレンシング、加齢に関与しているということです。
やはり酵素なのです。このサーチュインを活性化するには、カロリー摂取量を7割にして、7週間以上続ければ良いとのこと。つまり、常に空腹状態で居れば良いわけです。
しかし、諸説あり、本当かどうか分かりませんが、健康上の利点はあるそうです。ストレス耐性など代謝の恒常性維持を通し、健康的な老いに関与している可能性や代謝異常や加齢に伴う疾患の予防につながる可能性があり、また、食べ過ぎによって体が受けたストレスを緩和する効果はある、とのこと。皆さんも食べ過ぎには注意しましょう。




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