研究の方向定まるか

 研究の計画を立てなければならないというのに、頭の天辺から足の先まで煩悩で満たされて、お先真っ暗です。部屋の窓から外を見渡しては下校中の女子高生に魅了されたり、露出度の高い初音ミクのフィギュアをネットで購入してしまったり、干し葡萄を机の上に二つ並べるといった奇行に及んだり、もうダメです。Pesoyamです。


 とはいえ、なんとなく研究の方向性が定まってきたような気がします。こればかりは先人達が積み重ねてきた叡智の結集である先行研究をひたすら読んで、アイデアを拝借するより他ないでしょう。

 自分のように社会科学の領域に足を踏み入れてまだ数ヶ月の男が新しい理論なんざ創り出せるわけがありません。せめて先人達が築き上げた叡智のお山に、ほんの湯葉一枚ほどの新たな知見を加えるに過ぎません。いや、ほとんどの修士論文に価値なんてないのでしょう。私が載せた湯葉なんかは誰も食わずに山から引っぺがされて捨てられるのです。私たちは崇高な学問世界の恩恵を得こそすれ、その世界に貢献することなど自惚れもいいところです。

 やる気がなくなるようなことを書いてしまいました。

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