マッチングアプリとオムライス
わたしは今の彼とマッチングアプリで知り合った。
今の彼との出来事は今度書こうと思っているけれど、
今回はその何年か前のマッチングアプリデビュー戦の話をしようと思う。
合計で2人と会ったけれど今回はその1人目の話。
1人目は、バレンタインの少し前に会った。
チャットでは割と会話が弾んだし、正直見た目も好みだった。(オイ)
基本的に通話をしてから会った方がいいとは思っていたけれど
相手が「早く会いたい」とのことで通話はしないままランチをすることになった。
新宿駅に美味しいオムライスが食べれる喫茶店があるとのことで初陣は新宿で決まった。
当日気合を入れるため、なぜかわたしは全身真っ黒のコーデをした。
…おいおいそれはあかんのではないか!?と今ならわかる。
そこは無難な相手が好きそうなコーデにするべきだろう。
ついに緊張のご対面。
正直顔がどうとかはもう覚えていない。
しかし相手と全然目が合わなかったのは覚えている。
あとは、前をずんずん歩いて行ってしまって追いつくのが大変だったこと。
その時点で「あー。お互い『無いな』ってなってるな」と悟る。
そのままはぐれそうになる彼を小走りで追いかけていたら、喫茶店に着いた。
タバコの香りがとてもするレトロな趣がある喫茶店だった。
会話が本当に弾まず、テンパったわたしはひとりで「ペンギンって可愛いよね、好きなんだ〜」と喋っていた。
知らん女にペンギンが可愛いと言われて困ったのか、相当わたしに興味がなかったのか、相手の反応が無く消えてしまいたいと願った。
願っている間にオムライスがきた。
オムライスも昔ながらの巻かれているタイプ。
オムライスは本当に美味しかった。
この美味しいのを無駄にするかと言わんばかりに無言で食べた。
食べ終わったら「帰ろうか」という流れに。
「まあそうですよね〜〜!!楽しくなさそうですしね!?」
と思いながら駅の方へ。
わたしは「バレンタイン前だし軽くチョコでもあげよう」なんて会う前は浮かれていたので負担にならない程度のチョコを買って持ってきていた。
正直、渡そうか迷ったけど渡した。
「ありがとう」とは彼は言っていたけど、きっと食べなかっただろうな。
自分で食べちゃえばよかったのになと書きながら思っている。
一応帰りの電車で
「今日はありがとう!オムライス本当に美味しかったよ!☺️」
のような文章を送ったと思う。
彼からは「こちらこそ!!」みたいな返事が返ってきた。
その返事にわたしは何と返したかは覚えていないけれど、
送ったメッセージに既読がつくことはなかった。
お互い無いなと思っていたとしても。
ブロックされたのはショックだった。
「あなたとは今後もありえません!」
と拒絶されたように感じた。
彼からしたらきっとそこまで考えて無いだろうなというのも何だか悲しかった。
別に好きでも無いのにそんなふうに簡単に人は傷つくんだな〜とうっすら思った。
今あの彼には恋人はできたのだろうか。
そして大事にしているのだろうか。
知る術はもちろん無いけれど、少し気になる。
そうしてわたしのマッチングアプリ初陣が終わった。
惨敗だったけど、案外マッチングアプリあるあるな出来事だったのかも?
あの時のオムライス美味しかったからまた食べたいな〜。
新宿まで、もし行く機会があれば立ち寄ろう。
2人目に会うにはこれから1年半後くらいのこと。
次の記事は、その2人目のことを書こう。
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