自己啓発本に触れたきっかけは自分が大学職員だったから
え?自己啓発本と大学職員に関係性なんてあるの?そう思った人もたくさんいるはず。
マガジン『大学職員よもやま話』の今年の更新は今回がラストなので、
そこから話題に入ります?!って意外な切り口にしてみたかった。
どうして大学職員の私が自己啓発本に触れようと思ったのか
それは仕事をしていくなかで、「あ、自分から学ぼうとしないと何も身につかないぞ、この職場」と感じたから。
出身大学のおかげ(?)で親しい友人の何人かは日本有数の有名企業や勢いのあるベンチャー企業に勤めている。親しい友人だから社会人になってからも定期的に会うし、気兼ねなく話せるから、お互いの仕事の話もすることがある。
友人の話だからネットの誰かの話よりも私にとっては断然信頼性がある。そんな友人の口から難しい仕事をやっている話やプロジェクトのマネジメントをしている話を聞くと、どうしても自分の仕事を比べてしまい、焦りの気持ちが生まれてしまった。
働き始めて数年たったころ、私はまだ「成長」という言葉に憧れを感じていた。
でも、大学職員として働いていて、「成長」ってできるんだろうか。そもそも大学職員としての成長ってなんなのか。
答えが見つからないまま焦りだけが積もり、手を伸ばしたのが世の中で流行っている自己啓発本!
さて、結果はどうだったか。私が求める「成長」への答えはそこに書いてあったか。答えはもちろんNO。
世の中で流行っている自己啓発本は、基本的にビジネスの視点から書かれている
(当たり前だけど)でも、国立大学って利益追求が目的に入ってないんですよ!
国立大学法人の会計の話に少し触れると、(今徐々に変わりつつあるが、)国立大学は利益の獲得を目的とせず、その決算においては損益が均衡するようになっている。
対して、私が読んだ自己啓発本の数々が想定しているビジネスは利益の追求を念頭に置いているものが大半を占めていた。
国立大学と民間企業、ゴールが全く異なるのに同じ手段を使えるわけがない。だからいくら本を読んでも、納得のいく「成長」方法に出会うことはなかった。
大学職員としての成長ってなんだろうか
この問いに対する明確な答えはまだ見つかっていない。
同業者とオンラインで話す機会とかあったら、この話題で話してみたいな。
来年は自分なりの答えを見つけられるよう、noteでプチシリーズ「大学職員としての成長を考える」でも初めてみようか…。
今年1年、読んでくださり、ありがとうございます!
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