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スピークバディの「音楽から英語を学ぼう」上を向いて笑顔になりたい時に編 【中級】Shine (by Take That)


皆さん、こんにちは!
オンライン英語コーチング「スピークバディ パーソナルコーチング」のコーチ、Motohiroです!
今回は「音楽から英語を学ぼう!」のプレイリスト第13弾上を向いて笑顔になりたい時に/聞き流す洋楽のご紹介と、その中から Shine を紹介していきますよ!



・プレイリスト「上を向いて笑顔になりたい時に/聞き流す洋楽」について

今回のプレイリスト「上を向いて笑顔になりたい時に/聞き流す洋楽」について簡単にご紹介すると、タイトルのように、少し落ち込んで下ばかり見ている自分を元気付けてあげたいときに、聞いているだけで自然と笑顔がこぼれてくるような、前向きにしてくれるような楽曲をぎっしり20曲詰め込んでいます。
洋楽好きのみなさんにもお馴染みの Ed Sheeran(エド・シーラン)や Bruno Mars(ブルーノ・マーズ)、Beyoncé(ビヨンセ)、そして最近人気が高い Lizzo(リッゾ)と Ariana Grande(アリアナ・グランデ)の曲や、それ以外にも粒ぞろいの名曲がたくさん揃っています。
このプレイリストに限らずですが、みなさんもぜひ音楽から元気をもらいましょう!音楽が秘めている力は計り知れないですね。

そんなプレイリストの中から、今回はオープニングを飾っている Take That(テイク・ザット)の「Shine」という楽曲を紹介していきますよ!


⦅楽曲の背景⦆

まずみなさん Take That というグループを聞いたことがありますか?彼らは90年代前半にイギリスを爆発させたボーイバンドで、最近でいうところの One Direction(ワン・ダイレクション)のように、いやそれ以上に、当時イギリスを熱くさせた、そして今なお熱くさせ続けているイギリス出身のグループです。

・Take That 旋風からの解散

1990年にイギリス北部の町、マンチェスターにて Gary Barlow(ゲイリー・バーロウ)を中心に結成された5人組の Take That は、デビューするやいなやそのビジュアルと質の高いソングライティングから、瞬く間にイギリス全土で絶大なる人気を確立します。
A Million Love SongsBack For GoodNever Forget など、立て続けに数多くのヒット曲を生み出し、旋風を巻き起こした彼らですが、ボーイバンドでは半ばお決まりのメンバー内での亀裂→メンバー離脱→グループ解散という展開が起き、Take That は1995年に一度解散となりました。
そんな解散の原因となったのはメンバーの中で最年少だった Robbie Williams(ロビー・ウィリアムス)とリーダーの Gary との確執だったのですが、Robbie が離脱を発表してから彼らはライバル関係としてメディアが必要以上に煽り立てたこともあり、解散後も長い期間絶縁状態となっていました。

・10年後の再結成、そして15年後の本当の再結成

そんな中、解散してから10年が経った2005年に再結成が発表され、その後ツアーも行われましたが、そのステージの場に Robbie の姿はありませんでした。その理由についてさまざま噂はされていましたが、おおよその流れからやはり Gary との不仲が原因だったと単純に考えられていたのではないかと思います。しかし、2006年にカムバックとして4人体制でリリースされたアルバム「Beautiful World」からの2ndシングルである今回の楽曲「Shine」は、そんな Robbie が鬱と戦っていることへの応援歌であったということが後に明かされており、2010年にはついに Robbie もグループに復帰しオリジナルの5人としてアルバムを作成、ツアーを行うというファンにはたまらない感涙の展開にまで発展してくれました。

・Take That が国民的バンドたるゆえん

そして今回の楽曲「Shine」は Robbie への密かな応援歌に留まらず、イギリス中を笑顔にしたと言い切りたいほどのインパクトがあり、実際それに見合う成功を収めることにもつながりました。イギリスではチャートの1位を獲得し、2008年の Brit Awards(イギリス最大の音楽賞)では British Single of the Year(イギリス年間最優秀シングル賞)を受賞するまでに至りました。
90年代から国民的人気を博し、再結成後もこれほどの成功を納め続けることができる最大の理由は、彼らの愛らしさ以上に Gary を中心として行われる圧倒的に優れたソングライティングが挙げられます。Gary は作曲家としても数々の功績をあげ、ミュージカル作品も複数手がけるなど、その多才さは現在でも留まることを知りません。
なぜかアメリカではほとんど知っている人がいない Take That ですが、イギリスではビートルズに次いで大成功した国民的バンドと位置付けられているのです。

それではポジティブになれること間違いなしの「Shine」の歌詞を一緒に見ていきましょう。


⦅歌詞と和訳⦆

※繰り返しとなる部分は歌詞の記載を省略しています。

You, you're such a big star to me
(きみ、きみは僕にとっては大スターなんだよ)
You're everything I wanna be
(僕がなりたいと思っているすべてをもってる)
But you're stuck in a hole and I want you to get out
(でもきみは穴にはまってて、僕はきみにそこから抜け出してほしいんだ)
I don't know what there is to see
(その穴の中には何か見るものがあるのかわからないけど)
But I know it's time for you to leave
(そろそろそこを出る時間だよ)
We're all just pushing along
(僕らはみんなただ推し進めているんだ)
Trying to figure it out, out, out
(理解しようとしているんだよ)
All your anticipation pulls you down
(きみ自身の期待が自分を引き引きずり下ろしているんだ)
When you can have it all, you can have it all
(すべてを手に入れることができるときに、きみはそれができるんだよ)

[Chorus]
So come on, so come on, get it on

(だからほら、楽しくやろうよ)
Don't know what you're waiting for
(なにを待ってるんだい?)
Your time is coming don't be late, hey hey
(きみの時代はもう迫ってきてるんだ、遅れないで)
So come on
(だからほら)
See the light on your face
(きみの顔に当たる光を見なよ)
Let it shine
(輝かせて)
Just let it shine
(ただ輝かせるんだ)
Let it shine
(輝かせて)

Stop being so hard on yourself
(自分に辛く当たるのはやめなよ)
It's not good for your health
(きみの健康にはよくないよ)
I know that you can change
(きみが変われることはわかってるんだ)
So clear your head and come round
(だから頭をスッキリさせて戻っておいで)
You only have to open your eyes
(ただ目を見開くだけでいいんだ)
You might just get a big surprise
(大きな驚きを手に入れられるかもしれないよ)
And it may feel good and you might want to smile, smile, smile
(気分が良くなるかもしれないし、微笑みたくなるかもしれない)
Don't you let your demons pull you down
(きみの悪魔に引き引きずり落とさせちゃダメだ)
'Cause you can have it all, you can have it all
(だってすべてを手に入れられるんだよ、すべてを手に入れよう)

[Chorus]

[Pre-Chorus]
Hey let me know you

(教えてあげるよ)
You're all that matters to me
(きみが僕にとってもっとも大事なんだ)
Hey let me show you
(見せてあげるよ)
You're all that matters to me
(きみが僕にとってもっとも大事なんだ)

[Chorus]
[Pre-Chorus]

(Music & Lyrics by Take That & Steve Robson)

⦅英語のポイント⦆

歌詞を通じて気にかけている愛が伝わってきたでしょうか。メロディもアップテンポでハートを鷲掴みにされますよ!この曲には僕も何度も励まされて、聞いているだけで前を向いてまた歩き出そうという気にさせてくれるんです。
歌詞の英語はそんなに難しい表現はないかなと思うので、本日の英語のポイントは1つです。

(1)be stuck in ~

この表現は歌詞の中では But you're stuck in a hole. という文で使われています。stuck というのはもともとは「突き刺す、動けなくさせる」という意味を持つ動詞 stick の過去分詞形で、今回の表現はいわゆる「受動態:be動詞+動詞の過去分詞形」として機能しています。つまり be stuck で「動けなくさせられている」と直訳することができますが、意訳的に「はまっている、身動きが取れない、行き詰まっている」という感じで使われています。今ではその stuck という形で上記の意訳と同様の意味合いを持つ形容詞として使われることも多いです。今回のフレーズでは、それに加えて「〜に」という表現を加えるために in が続いているということですね。なので歌詞で歌われている文章は「でもあなたは穴にはまって動けなくなっている」という意味になります。


さて、いかがでしたでしょうか?
Take That は現在では Robbie がまた離れて、それに加えてもう1人グループを辞めたので、3人組として活動は続けています。僕はイギリスで彼らのコンサートに何回か行くことができましたが、彼らのステージはエンターテインメント性にかなり富んでおり、ただでさえ楽曲が素晴らしいのにそれ以上に見ているだけで楽しい、最高の空間を作り上げてくれています。各ツアーは映像としても残っているので、もし機会があったら見てみてください!虜になること間違いなしです!

次回は、プレイリストの第14弾1日の終わりのベッドサイドに/聞き流す洋楽を紹介しますよ!
今後も続々と新しいプレイリストの紹介とその中の楽曲についての解説もしていきますので、ぜひお楽しみに!

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