子どもに聞かれて説明できる?「日本銀行」ってなにしてるの?

「日本銀行」は何て読むか分かりますか?

 実は「ニホンギンコウ」ではなく、「ニッポンギンコウ」と言います。実はお札に書いてあるんです。
 暇な時にこっそりとお札を眺めてみてください!

日本銀行は特別?

 街に出るとありとあらゆる銀行があります。メガバンク、地方銀行などなど。
 ニュースを見ていると日本銀行だけ扱いが違う感じがしませんか?

 実は日本銀行は特別なんです!

 とは言っても、何が特別なのでしょうか…?

 日本銀行は日本における唯一の中央銀行なのです。「日本銀行法」という法律でも定められています。

 この法律によると日本銀行には、

  1. 物価の安定

  2. 金融システムの安定

の2つの目的があり、この目標を達成させるために金融政策を行っています。

 詳しい役割についてはのちほど・・・

中央銀行ってなに?

 では、この中央銀行は実際どのようなことを行なっているのでしょうか?

 学生時代に社会の授業で、「日本銀行は○○の銀行」と習ったのを覚えている方もいらっしゃるかもしれません。

 実は日本銀行には次の3つの役割があります。

  • 発券銀行

  • 政府の銀行

  • 銀行の銀行

 そして、これらの役割で国の金融の中心となっていることから「中央銀行」と呼ばれます。
金融政策を司るために「通貨の番人」と呼ばれることもあります。

 中央銀行という言葉にはあまり馴染みはないですが、この中央銀行(日本銀行)は経済による悪影響から国民を守っているんです!

発券銀行ってどういう意味?

 お金を誰でも作れると経済が大混乱してしまいます。

 そこで、各国にその国・地域で通貨として利用される銀行券を発行することができる唯一の機関として中央銀行が存在するのです。

 この役割があるからこそ、日本銀行は発券銀行と呼ばれます。

政府の銀行ってどういう意味?

 全財産を常に持ち歩いている人は少ないと思います。使う最低限以外のお金を銀行に預けるように、国(政府)のお金を預かっているのが日本銀行なのです。

 日本銀行は、国(政府)の資金である税金や社会保険料の受入れなどを行っています。その他にも役割はあります。
 つい先日(2022年9月)、為替介入のニュースを見たひとは多いと思います。
このように、他にも外国為替市場における為替介入なども行なっています。

銀行の銀行ってどういう意味?

 最後にこの役割ですが、日本銀行に直接お金を預けたりはできませんので、この役割は一番イメージがつきにくいかもしれません。

 簡単にいうと日本銀行は、世の中のお金を増やしたり減らしたり、金利を上げたり下げたりしています。これらを、他の銀行にあるお金を流れやすくしたり、流れにくくしたりしたりして調整しています。

 この役割で日本銀行は銀行の銀行と呼ばれます。

日本銀行は私たちの生活に重要な影響を与えている!


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