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2022年に聴いて特に良かった曲を10ぐらい

2022年に聴いて良かったものです。24年に出してるんですけど22年版です。
同時に23年版も出してるのでタイトルの誤字ではないです。間違いではございません。

「その年出た曲」ではなく、僕が初めて聴いたという意味になっています。
ただの防備録かつ自己満ですが、なにかの一助になれば。

順位とかは無い。強いて言えば「思い出した順」です。よろしくお願いします。



お天気雨 / 寺尾紗穂

22年で一番良かったです。仕事でしんどかった時に聴いたんですけど救われました。歌詞が好き。声が好き。アルバムも大好き。

もしも不安があるならば そっちに行ってあげようか
返事が無いのでもう一度 大きな声で 問うてみた

お天気雨 / 寺尾紗穂

別に僕が辛かったから歌詞が刺さった、という訳ではなく、
返事が無いことに「なら平気か」ではなくて「もう一度大きな声で問うた」になるポジティブさと自信に満ちた雰囲気にさっぱりした気持ちになれました。
星野源のギターも良い。


間の季節 feat. ayU tokiO, KONCOS / The Chef cooks me

22年で一番良かったです。10年前の曲の再録バージョン。夏から秋にかけての曲なんだけど冬にリリースされました。(レコードの日)

少し涼しくなりかけた真夜中の窓から街の灯りが覗いているような、そんな一歩引いたテンションの寂しく温かいポップス。
温もりを感じる音色と、抜けるような清涼感あるコーラスが冬の寒さにマッチしていました。

The chef cooks meは24年の3月いっぱいで解散するので聴き始めるなら今ですよ。

Over Now / Bialystocks

22年で一番良かったです。この年のBialystocksはEPも出してフルアルバムも出して大躍進だったねぇ…
シンプルでミニマルな音たちにのらりくらりとしたメロディが重なって段々と大きくなって、それでも静かに、でも最高潮に達していく。

Bialystocksはただでさえすごい音源がすごいライブで塗り替えられっ放しなんですけど、この曲に関してだけは未だに音源がライブに勝っていると思っているんです。それぐらい良い。本当に良い。


LADY / シンリズム

22年の夏はずっとこれを聴いてました。一番良かったです。
夏!って感じの爽やかナンバーでトロピカルなジュースが飲みたくなります。

イントロに流れる透き通ったプリズムみたいなキーボード! 同じ音はほかにアウトロ以外かからないのに、最初だけでが曲の爽やかさを上げに上げてくれるし、それをずっとキープし続けてます。
なんだけどサビになるとトランペットが一瞬だけ切なくなって夕焼けに場面転換します。最高です。


Sun / Emma-Jean Thackray

「現代ジャズシーン随一の才能」。誰が書いたか知らないけどそう書いてあるなら多分そう。

来日して渋谷でライブやるよ、という情報で彼女を知ったんですけどすごい良いんです。踊れます。1音目からブチ上がります。

太陽万歳!って感じの歌詞と一緒に横揺れで太陽を讃えようぜ~~~


special / Lizzo

ビッチとかシットとか言わない方のLizzo。榎本漫画の下ネタが抑えられた回みたいな良さがありますよね。ギャグの地力の高さが出たみたいでうれしくなれます。そんな感じ。

力強く「あんたは特別」って歌われちゃぁ、そりゃ楽しくなれるし寂しい気分は薄れるもんです。
ラップの聴き心地が良すぎるぞ……


KINGS CROSS / NF Zessho

なんだこの曲は!? とにかく聴いてみようズェ…

ロックマンエグゼのテーマを皮切りに外連味しかないトラックにライム。ネタ強めのゆっくり/ボイロ実況とか淫夢実況みたいなもん。
バッシュザスタンピードのような人間台風(ティウンティウン)の部分が好きです。

実際サンプリングがそこらへんのオタク臭い。
でも好き。だって僕も、オタクだもん…!!

陰陽跨ぐ like 芝原剛盛
BeatsとFlow グレンとラガン 天元突破
鏡越しのライダー王蛇
俺は人間であり足の生えた悪 町の掃除屋

KINGS CROSS / NF Zessho


モンダイナイトリッパー! / 名取さな

sasakure.UKが大好きなので聴いたらすごく良かったです。
彼の作詞作曲なだけあってきっと小ネタたっぷりで名取さなファンにはたまらないんだろうな……と思うけど僕は「最高”なトリ”ッパー」しか分かりませんでした。

世界を回る一瞬に異国情緒漂うメロディになるのがニッコリできます。
イラストが植草航なのも嬉しいぜ…


よりみち / 西島尊大

22年で一番良かったです。各種動画サイトにアップロードされたのは2023年なんだけど僕はアルバムを一足先に買っていたので22年です。

西島尊大のポップスは本当に最高なんですけど、これはその到達点のひとつです。比喩でなく何度も疲れを吸い取ってくれました。
メロディも初音ミクの歌声も優しい。動画で初めて歌詞を知ることになったんだけど歌詞も優しい。ありとあらゆるすべて。

いつの日にか さよならするとき
やがてめぐる そのときまで
いつの日にも あなたの胸にいつまでも
永遠の灯よ  旅路(みち)を照らしませ

よりみち /西島尊大

この最後の「ませ」が最高です。


きゅうくらりん / いよわ

不協和音と不安を煽る音ばっかりで初めて聴いた時ギョッとしました。でも一瞬で好きなりました。

ちゃんと聴くと裏でコードとかリードが鳴ってるけどそれにしてもキモい。
Bメロのこの"鳴ってるだけ"って感じのメロディとか最悪!!最高です。
いよわはこの曲を生み出すために生まれてきただろ…

「ああ あなたの右どなりぃ」のぃで音が下がるのも気持ちいい。

なんかに似てるんだよな…と思ってたんですけどアイスクリーム屋さんのやつですよね。ほら、あの……あの曲。



No News No Blues / Paul cherry feat.落日飛車

朝とかネットのニュースに一喜一憂する僕達だけど、そもそもそんなもの見なけりゃ悲しくならずに済むじゃない。
ポジティブなようなネガティブなような、そんな感じ。空気は冷たいけど陽はあったかい日に聴きたいですね。家の窓際で過ごしたい。

短いけど満足感のある間奏で軽やかな気分になれます。



以上になります。
22年版なんですけど23年版の投稿に合わせておまけみたいなつもりで作りました。
いちいち年ごとに分けたプレイリストとかメモ帳を見返すのがめんどくさいのでnoteに書き出せてよかったです。

というわけでよろしければ本命の23年版もどうぞ!

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