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しゃかりきで走り抜けようぜ 〜パリ五輪追想〜

Hello〜 ペリーです。

夏の終わりが近づき、急に暇になったので、リアルタイムで全く観られていなかったパリ五輪のアーカイブを涼しい自室でノンビリ観る今日この頃です。

その中ですごく印象に残った選手の方がいたので、今日はそのことを書きます。

たくさんの記録、たくさんの感動、たくさんの物議を醸したと話には聞いていたパリ五輪。遅ればせながら観た私も、選手たちの努力が実ったり実らなかったりの汗と涙に彩られた煌めく瞬間の数々に、胸を熱くさせていただきました。

そんな五輪(どんな五輪や)、記録とともに毎年話題になるのがスポーツ美男美女たち。
なんか悪いな下世話だなルッキズムよくないなと思いつつ、ついつい美しいものに目を奪われてしまうのが私たち人間の弱くイケない性(さが)というもの。今大会も、スラッと美女からムキムキ美男まで、多種多様なビューティたちが世間を騒がせました。

「リアル眠り姫」ことマフチフ、「なんかハマる」こと堀米悠斗など強豪ひしめく中、私のクリクリ眼は1人の女性に釘付けになりました。

その名は Sha'Carri Richardson(シャカリ・リチャードソン、女子陸上100m、4×100m)。

可愛い+美しい+かっこいいの高次元マリアージュ、やけくそのように入りまくったタトゥー、超長いネイル(各指デザイン別)、安い友達は作らないだけどいつメンはアタシのマジファミリー愛して止まないそんな雰囲気。
すごい!ギャル!足速い!シャカリって「しゃかりき」から来てんのかな!日本語!インデペンデントストロングスタイル美人てマジアメリカって感じ!不用意に話しかけてめちゃくちゃ邪険にされたい!と最後の方は個人的な嗜好に耽りながら、私はすっかりこの人の虜になってしまったのでした。

日本での愛称は「シャカリチャ」と愛称までギャル可愛い彼女は、序盤はやや遅れるものの、後から猛烈に追い上げて抜き去る(そしてなぜか異様に姿勢がいい)という文字通りシャカリキな走りがいまの気分(業界では「スプリンター」と呼ぶそうです)なアメリカ女子陸上界の若きスターだそうな。

↑アンカーの方です。
5:34〜の待つ姿がステキ!ここだけ切り抜いてGIFにしてスタンプ代わりに使いたい。

優勝した瞬間、真っ先に育ててくれたおばあちゃんのいる座席に駆け上がり(すごいスピードだった。なんせ世界王者である)、抱きついて泣きじゃくる。何これ映画?観てる私まで喜怒哀楽ダイヤルバグってなんかもう胸いっぱい、心の中がパンプアップ。「ああ多分この子は親御さんが早くに何らかの事情でいなくなって身寄りのないところを祖母に引き取られ、心を固く保つために強気な殻で自分を守り周囲に染まらないが故色々トラブルもあったけどいつも祖母だけは味方でいてくれたんだろうな」と1ミリも知らない彼女の生い立ちに勝手に思いを馳せ、後で調べたらまぁまぁ合ってるっぽいのでした。

ファッションも話題の彼女は既に世界の注目の的。カーディBとコラボ(何故?すごい合うけど)するなどトラックの外でも活躍する彼女を今後も応援確定、これからは世界陸上とかもちゃんと観ますな私なのでした。

会社に遅刻しそうな駅までの一直線。いつもは
しんどいこの道も、シャカリチャのおかげでなんだか気分良く走り抜けられそう。
遅くたっていい。腕振って走りまくろ。ちっぽけなアタシの人生、アタシがスプリントしてみせるわ。

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