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お尻に宇宙(コスモ)

以前から悪くしていた手ですが、とうとう通っていた病院で専門医にかかった方が、と言われ周囲にも薦められていた病院にかかることになりました。

濱田岳(似)療法士に別れを告げ、新たに出会ったお医者さんは男子バレーボールの小野寺(似)でした。
病院が代わることなっても最後まで心配してくれた濱田岳(似)療法士には心から感謝します。
※新しい先生について、ある人は「お笑い芸人の堀に似てるでしょ!」と言っていたが……とりあえずわたしは小野寺先生と呼ぼう。(勿論実際のお名前とは異なります)マスク姿のためあくまで目元の印象のみである。

結局注射をし、少し落ち着いたものの痛みは完全に取れず、しかし次回は手術になるとの言葉に怯え今日を迎えております。


ここしばらくの間に、ぎっくり腰になり(少し前の記事で患ったと書いてはいましたが、実は過去一番の腰抜け具合でした)治ったと思えば階段から滑り落ち、こどもの頃以来のたんこぶを作るという粗忽丸出しの日々を送っておりました。
サザエ真っ青の粗忽っぷりです。


その時の階段落ちはそれは派手で、頭のたんこぶ、手を擦り傷、足に痣、そして尻には宇宙(コスモ)が生まれました。

せっかくなので尻の宇宙…そして銀河の誕生について書き残してみようと思います。

宇宙が生まれるには段階がありました。


1)階段落ち当日
右の臀部に10センチほど、うっすら青い痣ができました。
ちなみに頭のたんこぶが派手に膨らみました。
たんこぶを冷やすため、室内にいるにも関わらず、保冷剤を当てるため帽子を被り、顎紐を締めて過ごしました。
これは、たんこぶ民に推奨したい冷やし方です。


2)翌日
痣の範囲が少し広がり(大人の拳程度)見切り品の桃のような色合いになりました。
ちなみにたんこぶはなんと1日で消失しました。
中身(組織液?)は何処へ。


3)翌々日
大人の手のひらいっぱいくらいのサイズで境界線の曖昧さのない、くっきりとした痣になりました。色はプラム色一色です。まるで宇宙を思わせる深い暗さです。
宇宙の誕生です。


4)5日目
宇宙(痣)の中心付近に3センチほどの白い部分が生まれました。
銀河の誕生です。


5)6日目
銀河が少しづつ拡がり始めました。
宇宙が押されつつあります。


6)8日目
宇宙の片側が銀河に突破されました。
三日月のように宇宙が残り、宇宙の外側の世界(正常部位)と銀河が融合しました。


7)12日目
かつての宇宙は色褪せ、夜明けの三日月のような儚さで臀部に佇んでいる。
宇宙の勢力衰退と共に強烈な痒み(回復痛??)が起こり、新たに掻き傷が生まれる。


こんな具合なのですが、この観察記を周囲の人間にはさすがに伝えられず、しかし自分の脳内にだけ埋没させるのも忍びなく、noteに残してみました。
それもどうなんだと自分でも思いますが。

にしてもこの痒みはなんでしょう。
人前で開けっぴろげに尻を掻くこともできず、尻にムヒを塗り込む毎日です。
傷にムヒは大層滲みますが。
宇宙の完全消滅とともにこの痒みが消えることを期待しています。


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