ノラ子猫あずかり日記 12  (猫小屋の断熱材)

今年の冬は例年に比べて暖かい日が続いているが、最近テレビで「大寒波がやってきます」と天気予報士が騒いでいる。 

これまで氷点下になる日が数日あって、その時に水のみ器に氷が張って凍りついていた。

「ビニル温室の中は外より暖かいみたいだけど、大寒波がくると水のみ器に氷が張ってしまうねー」

「水のみ器を凍らせないために床にホッカイロを置いてみるかー」

「イヤイヤ、朝に水を替えるからこのままでよいよ〜」

「ちょっと待って、まだ試していない方法があるよ。」

「家の壁に断熱材が入っているように、猫小屋の木箱の壁に断熱材を貼ってみてはどうかな〜」

今ある猫小屋は、防風防寒の対策としてビニル温室の周囲を木箱で囲った二重構造にして、その中に寝床とエサ場を準備している。

しかし木箱の壁はベニア板だけなので断熱効果はほとんど無い。

「ベニア板に発泡スチロールを貼れば断熱壁ができるんじゃないかな~」

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さっそく断熱壁の製作です。

材料の発泡スチロールは、寝床を作った時に近くのスーパーで分けてもらった箱物を使います。

まず、ベニヤ板に貼り付ける板状の発泡スチロールを作ります。

発泡スチロール箱から、カッターを使って、底板を切り離して板状パーツを作ります。

残った側面も、4等分して板状パーツを作っておきます。

今回は、材料の発泡スチロール箱が小さかったので、5箱使って板状パーツを準備しました。

形や大きさはマチマチですが、貼り付ける時にサイズ調整します。

つぎは、板状になった発泡スチロールをベニヤ壁に貼っていきます。

両面テープと梱包テープを使って隙間なく貼り付ければ完成です。 

もちろん天井の内側にも、発泡スチロールを貼り付けました。

断熱効果を見るために、温度計も2ヵ所取り付けました。

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夜になって気温が下がってきました。

「エアコン室外機の外気温は、6 ℃ になっているよ。」

発泡スチロールを貼った猫小屋の温度を確認すると、7.8 ℃ ある。
 
「1.8℃ も暖かいね、発泡スチロールの効果ありだね。」

更にビニル温室の中に取り付けた温度計も確認した。

「すごいよ、9.0 ℃だよ。」

「外気温より 3℃ も暖かいね、発泡スチロールは凄いねー。」

発泡スチロールの貼り付けは、
1日掛かりだったが、断熱材の効果があったので大満足である♪

___ つづく ___

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