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留学準備:住居選択

今回はNYでの住居選びにつき、書いていきたいと思います。
留学生の住居の選択肢は、概ね3つです。
①学生寮
②ルームシェア
③普通の住宅

ぺろさんたちは金銭面に余裕のない学生とその帯同妻なので、最終的に①学生寮を選択しましたが、簡単に3つの選択肢について説明しておきたいと思います。

①学生寮

アメリカでの学生寮は日本の学生寮のイメージとは異なります。
日本の学生寮というと独身の学生が同じお風呂に入り、同じ釜の飯を食うイメージですが、アメリカの学生寮は、同じ大学に通う学生が1つの集合住宅(マンション)に住む感じです。
大学所有のマンションが大学周辺にいくつも点在し、大学職員が受付に常駐またはパートタイムでいてくださり、安心して大学に通うことができるようです。
マンションですので、ワンルームもあれば、1LDK等お部屋の種類もいくつかあり、夫婦・カップル・家族で入居することが可能です。
ぺろさんの夫が通う大学の物件は、NYということもあり、戦前からの建物も多くありました(築100年なんてものも多々)。
金額は月額1700ドルくらいからありましたが、セントラルエアの少し新しめの物件を選ぶと、最小のお部屋でも2500ドルはしました。。物価の高さに驚くばかり、、

②ルームシェア

日本ではあまり多くないように思いますが、アメリカの大学では独身の学生はルームシェアを利用することも多くあるようです。
学生寮でも多くのルームシェア用のマンションがありました。また一般の住居を複数人でシェアして賃貸したり、家を空ける数週間だけ人にお部屋を又貸ししたりすることもよくある光景のようです。
金額が抑えれれるのがなにより大きなメリットということですが、文化もバックグラウンドも言葉も異なる人とルームシェアするのは、ハードルが高めなのかなとも思います。
ぺろさんは大学時代、学生寮に住んでおり、そのうち1年間はルームシェアをしていたので、多少耐性がありますが、夫は絶対に無理ということでした。

③普通の住宅

資金が潤沢であれば、普通の住宅に住むのが安心・安全・快適なのは間違いないです。ぺろさんもいろいろな選択肢を考える中で、NYの賃貸物件を扱う仲介業者さんにお話しを聞いてみました。
仲介業者さん曰く、日本人の留学生が契約する住居は概ね月額3500ドル以上の物件だそうで、というのも、日本でもありがちですが、見ず知らずの外国人留学生を受け入れてくれる大家さんというのは少なく、日本でいうところの東京建物とか三井不動産といった大手企業が手掛けるマンションしか、選ぶことが難しいのだそうです。
そのような事情もあり、住む場所にこだわる方は普通の住宅を選べば、多少お金はかかりますが、安全で快適なマンションライフが送れることになります。
注意点としては、これらのマンションの契約には、月額の40倍程度の銀行口座残高が必要になるそうで、円安で1ドル160円近い今であれば、2000万円ほどの預金があれば安心して契約ができます。

住居選択

基準は国内で引っ越しするのとなんら変わりはなく、治安や利便性、安全性、金額、お部屋の広さなど、あとは各個人の優先順位によるところです。

ぺろさんの夫が通う大学周辺は、NYのなかでも少し治安の悪いエリアに近く、南にいけばいくほど安全という立地です。安全面を取れば、南側の住宅を選びたかったですが、普通の住宅(もちろんすべてはるか南側)は金銭面的に難しく、学生寮は南側に古い建物が集中しておりました。学生寮の古い建物は、当然ながらセントラルエアなんてものはなく、エアコンは自身で手配、、
そもそも学生寮は抽選制で、抽選で落選すれば普通に住居を探すしかないのですが、ぺろさんたちは、ひとまず抽選に応募!
先輩方のお話などお伺いしつつ、最終的には、大学エリアの最北端あたりにある比較的新しい物件を選びました。

学生寮の抽選

大学によって異なりますし、だれも興味はないと思いますが、学生寮の抽選がおもしろかったので、記録に残しておきます。

学生寮の抽選ではまず、申込みをしていきます。個人情報や緊急連絡先など記入し、各設問に回答していきます。何人で住む予定か、希望する部屋タイプ(1R、1Bed(日本でいう1LDK)、ルームシェア)、朝型か夜型か、友人とパーティするのが好きか一人で静かなほうがいいか、など心理テストのような設問に答えれば、申込完了!あとは当選を願うばかり。。

数日後、当選の連絡があり、この連絡に●月●日~●月●日までにHousing Selectionに参加するようにとの記載がありました。

ぺろさんの夫の通う大学の学生寮は、抽選後、Housing Selectionの期間に居住可能なお部屋の一覧が開示され、その中から建物や金額、お部屋の広さなど、各自の希望に合った物件を選ぶ方式です。同時に多くの人がお部屋を選んでいるので、お部屋のavailabilityは常に変化していきます。
ぺろさんたちは、①セントラルエア、②家具付き、③家賃に光熱費が含まれていることと、入居日を指定して絞り込み、条件に合ったお部屋を確保できました!

アメリカは日本より中古品市場が盛んなようで、家具付きでない場合にも、家具のレンタルや中古品販売でお手頃に家具が手に入るらしいですが、せっかく家具付きのオプションがあるなら乗っかるのがベストだろうということで、家具付きをチョイス。(我々には不要ですが、参考までに、要らなくなった家具の処分方法を以前NYに住んでいた方に伺ったところ、家の前に放棄すればよく、そしたら翌日にはなくなっているということでした。文化の違いに驚愕です、、)

これでひとまずお部屋は確定したので、安心して飛び立てそうです!

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