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主人が社長であること

家庭でのパートナーと仕事でのビジネスパートナーとの役割があり、私は社長夫人として会社経営に参加しています。
仕事上での社長との関わり方や、社員への関わり方で、社長との衝突により真っ先にお前はクビと言われたどん底から、社長を知るということをどう習得したかをお話します。

~社員の味方だった世代交代したばかりの時代~

今から12年前に主人でもある社長は前社長から世代交代することとなり、同時に私も名ばかりの役員となりました。
その頃は仕事において、なにが正しい判断で、どう社員を鼓舞するかわからなかった私は、社員のやる気を出させるために味方をすることで会社によい方へと進むと信じていました。
ところが、社員は私の行動が社長よりも自分たちの味方になってくれるという事が逆に甘えになり、どんどん社内は社長との溝が深まっていきました。
中には社長が言うことにも耳を傾けず、自分たちのやりたいように暴走するような社員もでてきてしまいました。これは私の甘やかしのせいだったのかもしれませんが、それでも社長が言ってることに反発して、社員が頑張っていることを社長に認めてもらおうと必死でした。
その当時は、会社の目的や社長の理念はなく、ただやみくもに売上や顧客獲得に注力するだけで、とにかく働け、休み無しは当たり前、サービス残業でもだらだらと社員が遅くまで会社に居残るのが当たり前な日常でした。
そんな状況でも社員を守ろうとしてしまった私の判断ミスがおこっていました。
しばらくすると、社員のひとりと、正社員の事務員さんが共謀して、会社の行事には出ない、顧客情報はUSBで持ち出す、社長にキレて掃除道具は壊すなど、めちゃくちゃな状態に陥りました。そこでも私は社長の事がどうしても理解できずに事務員さんの言い分はなんだったかを聞こうとしたら、言い分はどうでもいい、とにかく社員を甘やかしたお前の責任だと、クビにするなら真っ先にお前だ、と言われました。当時は会社の事を思い、社員なしでは会社は成り立たないと、必死で社員さんを守ろうとしていましたが、社長が大切にしている、組織とは、こうゆうものだ、が理解出来ず、会社からはどんどんと人は遠のいていきました。売上も8割りを占めて持っていた社員さんも退職し、個人経営で競合となるなど、業界内でも良くない方向へ進んでいきました。
そんな時でさえも、私は社員が辞めたのは社長のせいだと思っていました。それは、社長がこの仕事への愛が感じられないからだと、ずっと感じていました。
社員も、どこへ向かっていけばいいか、目的もなく目指すものや尊敬できる上司もなく一気に経営は世代交代当初の半分にまで落ち込み、社員数も1/3にまで減りました。
もう、社長と社員の信頼関係はほぼ皆無な状況で、日々何とかしないとと焦ってい私に、会社の保険を担当してくれてる人から、とあるセミナーを進められたので引き寄せられるように参加することになります。

そのセミナーで出会った先生と、そこで学んだことが、私の会社での役割と、社長との関わりで衝突していた原因を大きく知ることになります。
その記事は、またの機会でお話しましょう。

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