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さよなら2017年

2017年が、もうすぐ終わる。

2017年を振り返ることは、私にとって、決して簡単なことではないけれど、
悪いことばかりでは決してなかった。

多くの発見があった。
多くの喜びがあった。
多くの実りが確かにそこにはあったのだ。

母を、初めて家族を、喪ったことによって得られたこと、学んだことは
私のこれからの人生の礎のひとつとなるだろうと思うけれど、

矛盾していることは重々承知だが、それを母と共有したかった。

これを書いている時点で、母の他界から10ヶ月余り経っているが、
悲しみは癒えない。
その程度は、前回の投稿から全体的にほんの少し薄れたくらいで、
涙は相変わらず枯れないし、不在の存在感は相変わらず色濃く漂っている。


先月、うちも例に漏れず喪中ハガキを出した。

それで母のことを初めて知った友人からメッセージをもらったが、
今年の4月に久しぶりに会った時に私がいつもと変わらない様子だったから
知らせが届いて驚いたそうだ。
かくいうその友人も、昨年親が急逝されたそうで、
本当に突然死ってあるんだな、とつくづく思った。

お歳暮でも、母の代わりに私が手配をしたり、
いただいたお歳暮のお礼状を書いたりして、
母がいないから私がやっているのに、ああ、お母さんに訊きたい!と
思ったりした。


そんな感じで日常は変わらず続いていく。

仕事も変わらずできている。
母に話を聞いてもらいたいな、と思うようなこともある。
自分でも不思議なほど前と変わらず過ごして、笑ったりできることもある。


2017年。

私にとって、特別な年だった。

私の人生を、私の考え方を、私の価値観を
ガラリと変える年だった。

さよなら、2017年。


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