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コロナのあれこれ その4

世界各地で、マグマが起きている。

黒人への平等を訴えるものであったり

国の在り方に異議を唱えるものであったりと、

コロナの問題ではないのだけれど
コロナによって顕在化、表面化しているところはあるのだろうと思う。

何度も繰り返しとなるので、
以前のポストを読んで下さっている方には少々食傷気味かもしれないが
今回のコロナの一連の出来事で、
どれだけ多くの問題が露わになったのだろう。
どれだけ多くの問題に、私たち世界中が直面化されているのだろう。

きっとコロナがなかったとしても、
黒人差別の出来事はアメリカ各地でデモを起こすきっかけになっただろうし、
香港のデモはきっとそもそもずっと続いていただろう。
だけれども、コロナが背景にあったからこそ相乗効果が生じたところは
あったんじゃないのかなあと思うのだ。

ちなみに黒人差別の問題は、George Floyd氏のことだけでなく、
そもそも数ヶ月くらい前からアメリカ国内の黒人のコロナによる死亡率が、
他の人種に比べて桁違いに多いことが取り沙汰されていて
(3倍くらい違うという・・・)

その間にも黒人が白人に射殺されたり、

白人女性が公園で黒人男性に至極真っ当なことで注意を受けたことに逆ギレし
警察に「黒人男性に脅迫されている、命の危険性がある」と
通報したことがあったりと、

かなり立て続けにいろいろ起きたことが重なっての今回のデモだそうだ。

じゃあ、日本はというと、
コロナで Stay Homeとなったことで
コロナ離婚という言葉ができたり、
日本の教育システムの脆弱性がより明らかになったり、
そして日本の社会の在り方や、仕事の仕方について見直す必要が出てきたり

日本には日本の問題が間違いなくある。

問題というのは、
もちろん起こる前に対策を考え、未然に防げるのが一番だけれど
なかなかそうもいかないのが世の常で。

せっかく(?)起きたのだから、
じゃあそれに対してどうするのか、っていうのを考える時間にしたい。

というか、みんなでしようよ、と切実に思う。

そんな、黒人問題や、香港の国歌条例法みたいに大きな問題ではなくて
自分の周りに起きていること、
自分自身に起きていること、
そういうことを、せっかくだからちょっとだけでも
向き合う時間となったらいいと思う。

今まで無理に無理を重ねてきたことが、
コロナの大流行を契機に一気に噴出しているのだから、
このタイミングで向き合うことをしないと
ワクチンが開発され、それが世界中に行き渡り、安全性がまた確保された時に、
きっと何事もなかったかのようにパンドラの箱に蓋をして
見なかったフリをしてしまう。
人間はそういうことができるから。

そんなことを、
ニュースを見ながら思うのだ。


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