いよいよそんな場合じゃないのである。

流石に仕事をサボりすぎて色々影響が出ているのである。

こんな誰も読んでいない駄文を書いている場合ではないのだ。

わかっている。
今は仕事に追われている状態だ。
もうすこし現実逃避を延長できれば仕事に追い抜かれ私が仕事追う形勢となる。
こうなれば勝ちである。
追うも追わないも私の自由なのだ。
そこに行きつく直前の今が一番辛い。
まさに背後から色々な作業の集合体が黒い煙のようにうごめいて私の首筋に吐息をかけてくる今の状態が一番精神的にしんどいのである。

ここで逃げずに足を止め、抜き去っていくナニカの背中を見つめる勇気が必要なのだが。
これがなかなか心にクるのである。
なにせ他の作業を他人に振り、指揮を取りながら自分の作業を放置しているのである。

他の作業者が一生懸命おかずを作ったのに肝心の弁当箱は設計図すらない、という未来を受け入れる覚悟を持たなくてはいけない。
もうほんと吐きそう。

下手くそ将棋指しの私だが、私なりに将棋を指す中で一番心がけているものがある。
・読みの精度、速度
・戦法の広さ、理解度
このあたりに大きなハンディキャップを抱え、その劣等感からくる心の闇と常に向き合いながら対局する私にとって、もっとも大切にしているのが手番である。

大切にしているというよりはもうむしろ恐怖心であり、焦燥感であり、重圧である。
とにかく相手に自由に指されて、私の読んでいない手を指されるのが本当にきついのである。

どうしていいかわからないから。

なのでこちらのカスみたいな読み筋の選択肢に上がっている手を指していただきたい。
昔の職場で上司に、
「君は頭の回転が早いのにそれが全部ネガティブな方向にばっかり向けられるね」
というお褒めの言葉を頂くほどにネガティブな人間である。
もはやネガティブが振り切ってポジティブと言っていいのである。

ネガティブ人間としては常に最悪の状態を想定しているので
こうなったら嫌だな。こうされたく無いな。これが最悪だな。
ばっかり考え、それに対する対処、投了のタイミングばかりを考えているため、
それ以上の最悪な状況に陥るとパニックになるのである。
ネガティブ人間のアイデンティティーが崩壊するのである。
まだ、甘かったか。俺はなんて脳天気な人間なんだ。。。
と直視するのが大変辛いのである。

将棋の本質は取引交渉だと思っているので、

どうでしょうか。銀は差し上げますので代わりに桂馬頂けませんか?
いや、ウチも辛いんすよ。愛着もありますし。
断腸の思いなんですよ。なんとか勘弁してくださいよ。

と持ちかけているにも関わらず。

いやいや、桂馬なんて渡しませんよ。銀はタダで頂きます。あ。欲しければそこに落ちてる歩であれば差し上げますよ?その代わり、それ受け取ったら飛車か角と銀交換させて頂きますけど。あ、愛着ある銀なんですよね?よかったじゃないですか。戻ってきて。

などと返されるとツラいのである。

こうして、

(以下2021/03/12追記)
までを2021/02/17 に書いたところで流石に限界を超え、家族を養う身としては逃げるわけにもどやされるわけにもいかず止むを得ず仕事に励んでいたのである。

もはや「こうして、」
以下何を書こうと思っていたのかは全く思い出せないのでもうこのまま公開する。


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