私の好きなミルクさんの歌 008
今回の歌も夏を意識させるものを選びました。
・過ぎ去った残り香だから愛おしい上がった後から匂う雨とか
ただの出来事描写で終わる短歌はほんとうにたくさんあります。
「奥村晃作」さんの”ただごとうた”などが有名ですが、ミルクさんに言わせれば「短歌ですらない」とのこと。
解釈や心情、心の動きのような繊細な要素まで、まるごと読者に投げすぎているというのです。ただの出来事ならば新聞の記事となんら変わりない、どれだけ31音にのせようともそれ自体がファンタジックになったりノスタルジーを