見出し画像

この仕事を選んだわけ

2022年1月、今私の中では大きな大きな地殻変動が起こっています。
まさしく「めりっ!!!」と大きな音を立てて、殻を破ろうとしていて、
大きな怪獣でも出てきそう笑
いや、出てくるものは怪獣でなくても良くて、大きくなくても、強そうじゃなくてもなんでもよいのです。
でも新しい何かが出てくる、それが大事で、それこそが今回のテーマ「この仕事を選んだわけ」に繋がります。

1、 私の仕事

私の仕事はいわゆるトレーナーで、「怪我の予防を前提に、クライアントのパフォーマンスを構築する」ことです。
主にスポーツ現場での仕事をメインに活動してきましたが、特にスポーツに限定しているわけではなく、一般の方でも、どんな方でもリクエストがあればお応えしてきました。
日常生活を送る上でも、スポーツをする上でも、何か趣味をする時にも、怪我や痛みに困らずに、自分の目の前の時間を満喫できる人が増えたらいいなと思っています。
仕事を始めて早十数年、ただひたすら突っ走って経験を重ねてきた時から、今少し休憩をし、自分のやってきたことを振り返りながら棚卸をし、これからの時間の使い方、仕事の価値やスタンスを考えているところです。
大学卒→専門職:会社員7年→フリーランス10年という経歴。

いわゆるトレーナーという職業ではありますが、でも2020年にひょんなことからトレーナーという肩書から、パフォーマンスビルダーという肩書に変更しました。
ただ体をつくることが私のお仕事ではなく、「怪我や痛みの予防」が大前提で、その上でパフォーマンスを構築していく、体やパフォーマンスの強化をしていくことが私の仕事の核心と気付いた時にトレーナーというくくりに違和感を覚えました。私の個性、強味を考えた時にこの「パフォーマンスビルダー」という名称が一番しっくりきました。
ちなみに商標登録もしています。笑

2、 この仕事に出会った理由

まず大学卒業の時点で専門職を選んだことも一つの転機でしたが、まさしく今が「この仕事を選んだわけ」のタイミングだと感じてnoteを書いています。

「仕事を選んだ」というよりは「自分の仕事に気づかされた」という言葉の方が適切でしょうか??

だから、まずは、「仕事を選ぶ」という観点もありますが、「仕事に出会う」という観点もあるということを一つ述べたいと思います。

過去を紐解いてみると、私は、いわゆるトレーナーとしてスポーツ現場に出続けましたが、「治療」をすることができない。そっちのトレーナーではなく、体づくりをする方のトレーナー(今ならパーソナルトレーニングという言葉でも伝わりますかね!)です。
だけど、スポーツ現場にいると必ず怪我が起こります笑
でも、私は治療ができない。
でも、私しかいない…。
でも、治療はできない。
でも、私しかいない…。

という状況で、選手に関わらざるを得ない日々を繰り返す中で、まず私にできることをやろうと考え行動しました。
怪我をしたらまずアイシング。
でもそもそもなぜこの選手は怪我をしたのだろう。
どうしたら怪我をせずに済んだのだろう。

ということを、おそらく無意識のうちに何千何万回と(言い過ぎ?)、考えた日々でした。その疑問に基づき、自分ができることを積み重ねていった結果、いつの間にか私には「怪我の予防」という一つの大きな大きな個性と、それに必要な技術が身についていました。

つまり、今私が自分の仕事に出会ったと思える理由は「できないことがあったから」「大きな制限があったから」こそで、それをどうにかしようとした結果、自分に大きな個性と技術が身につき、その個性を基に今新たな一歩を踏み出そうとしている、という流れがあります。

3、仕事とのご縁

「仕事」は色々な種類、形があると思います。
仕事の定義とは何でしょう。
お金という対価に対して発生する労働は立派な仕事ですが、お金が発生しなくても、家族のためにご飯を作ることも立派な仕事だと、私は思います。

私の場合は、20代・30代と仕事を中心に突っ走ってきました(気づいたらそうなっていた)が、人から見たら「異常」と言われる日々でもあったそうです笑。
それをおススメするということではなく、そういう事例もあるということ。
大きな会社に就職する、資格をとって働く、専業主婦(夫)になり家族のために働く、本当にさまざまな形の仕事があると思います。
先の見える状況で進むことも一つ、だけど私のように先はよくわからない面があっても目の前のことに向き合った結果、自分の仕事と言えるものにたどり着くパターンもあるということを書き記したいと思います。

そして、実は自分が困ったこと、苦しいと感じたことの中に成長の種、未来の自分の種があるということをこれから仕事を選ぶ人に伝えてみたいと思います。

私はよく怪我をした選手に、「怪我は伸びしろ」ということを伝えます。
怪我は何か理由があって起きるもの(もちろん突発的に起こる怪我もありますが)。
何か体の使い方が間違っているから、体が痛みとなってサインを出していると。
だから、なぜ怪我をしたのかを考え、プレーや体を再構築していくことが大事だと。
だから怪我は伸びしろ。

それを昔の自分にも伝えてあげたい。
困った時は何かに気づくチャンスで、困っている時はチャンスが転がっている時。
もちろん、困った時に正面から向き合う必要もなく、逃げても良いし、休憩しても良いと思います。
誰かに頼って一緒に向き合ってみても良いですね。
でも、そうやって困ること、悩むことが後々大きな大きな財産になって返ってくるということもあるようです。
そうやって疑問を感じたり、悩んだり考えたりしたことが、後になって、
しかも忘れたころに一つの答えとなってまとまる時があります。
今まで漠然と感じていた疑問の答えが出たような瞬間。
そして、その楽しみが、私がこの仕事を止められない理由でもあるのです。
私の場合は、その疑問の答えが出る瞬間の積み重ねが、この仕事を選び続ける理由です。
まあ、それがいいか悪いのかはわかりませんが笑
まだまだこれからも次のステージで色々な出会いがあるでしょう。
未来の自分がどんな答えを出しているのかが楽しみです。

4、 おわりに

今回の投稿はとても走り書き調で、読みにくかったらすみません。
でも、この文章を書いている今日、ひとつの答えに気づいて思わず書いてしまいました。
私が「怪我の予防」という個性を身につけられたのは、「制限があったから」。
そこでもがいた結果、ひとつの個性に繋がっていた、自分の仕事に出会うという仕組みに気づきました。

一番述べたいことは、「そういうパターンもある」ということです。
これが正解とは思いません、人の数だけ答えがあると思います。
私の場合はそうだったという一サンプル。
でもそのサンプルがどこかで誰かの役に立つことがあるかもしれないので、
このnoteの場をお借りしてシェアさせてもらいます。

あくまで、一社会人の例にすぎませんが、どこかで誰かの何かのエッセンスになっていたら嬉しいです。

ぱかっと殻が割れて、かわいい花でも出でこないかしら~。

#この仕事を選んだわけ


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?