格闘代理戦争THEMAX振り返り
5/17にインターネットテレビABEMAで開催されていた若手発掘番組、
【格闘代理戦争THE MAX】の決勝がおこなわれ、担当選手の中村京一郎(ケイイチロウ)選手が優勝しました。
振り返りはりんやyoutubeでもしていたのですが、2月のAnaheimに居た時には当初女将さん1人が監督だったのに、いつの間にかりんやまで監督になってましたね。
ケイイチロウには徐々にスイッチを教えていこうかなとしていた矢先に決まったので、ステップの基本形と立ち位置だけ繰り返し打ち込みしてました。
こんな内野手がおこなう様なラテラルギャロップを普通に出来るので、これを格闘技だとどう使うのかを染み込ませることから。
さて、試合を振り返り
1回戦 vsホンデ
細かいことは以前書いているのでこんな感じで。
試合映像
あまりネタを見せずにインサイドから誘うパンチで倒せたのが良かったです。
準決勝 vsギレルメ・ナカガワ
ボンサイ柔術の秘蔵っ子らしく、初戦はすんなりと極めて勝ち。
対戦相手は自信あったのか意地になってインサイドから単調なミドル連打→キャッチからタックル→寝かされ極められるというただただ自滅な試合だったのであんまり参考にならなかったのですが、東海の日系ブラジル人はハングリーで気持ち強い様な気がしたので、そこを一番気を付けてました。
試合を観られた方は分かったとは思いますが、伝えていたことは
・とにかくボディパンチで序盤止める
・腹の意識出たらインロー
・必ず斜めにステップバック
・前脚へのタックル必ず来るのでスイッチバックorスイッチニー
・2R以降前手アッパーからのストレート&ハイキック
多分これを組み込んでタックル数回切ったら打撃勝負してくるはずなのでKOの可能性あがるよ、と伝えてました。
試合映像
1,2R取ってたので3R目にリスク背負って喧嘩仕掛けてきたギレルメ選手の覚悟が見れましたし、ケイイチロウが右アッパーから左ストレートを練習していたのに再度左ボディフック打ってしまったミスに空いた顔面にパンチ振るってきた彼の根性は流石でした。そこで焦って雑な打撃したところを同士討ちでフラッシュダウンもしましたが、最後はしっかりと倒しきったケイイチロウも流石。
作戦は大体遂行出来ていた中で、エラーが出ても修正出来たうえで倒せたのも良い経験。
決勝 vsトミー・矢野
決勝は普段一緒に練習する機会もあるトミー選手。柔術は鬼強ですがまだ打撃が出来ないので、これまでの2戦同様雑な打撃→タックルをどう切るのかがキーポイントでした。
とはいえ、おそらくタックルは切れるはずなので、殆ど引き込みからの展開対策をかなりやっていました。これはりんやがカルロス・ヴェラやRTUの頃にやっていたことの反復やYAWARA柔術&今成柔術で習っていたことが活かされたのでは。
試合映像
試合自体は予想通りワイルドな打撃で上意識させたらタックルという流れでしたが、トミー選手の立ち位置がセオリーにない絶対打撃当たらない遠い位置に居たので、ケイイチロウが焦って雑な右フックから入って身体が流れたのを引き込み→足関→バックという柔術家得意の流れでピンチになってしまいましたが、エスケープからパウンドで返したので1名はジャッジ入れてくれてました。
2,3Rは取れないタックルから引き込みというのに終始されたのである程度圧倒して判定勝ち。
前回同様誘っての膝も用意していたので当たりましたが、刺す打ち方していなかったので倒せなかったのと、相手が外取ると予想してストレートから右フックを狙ってたので、出せずに申し訳なかったです。
僕の立場からすると順当に優勝してくれましたが、キックボクサー、柔術、柔術と一芸に秀でた選手達を2か月で倒してきたケイイチロウは実戦での武器がかなり増えたのでは。
今後望むこと
ストライカータイプだとはいえ、昔から空手やボクシングをやっていたわけではないので打撃スキル伸ばす必要あるし、UFCチャンピオンのオマリーだってグラップリング普通に強い(ドーピングで出場停止期間にアマチュアのグラ大会優勝してた)のでそこも練習あるのみ。とはいえ、あの長い手足とセンスは魅力なので今後とも中村京一郎選手の応援宜しくお願い致します。
そいえば、超RIZIN誰とやるんだろ。。。。。