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顔パンツ

二週間前の日曜日は花粉症で苦しんでいました。

もともと僕は筋金入りの花粉症持ちで、花粉症という言葉が世に出る前から発症していました。当時はアレルギー性鼻炎と呼ばれていました。

15年ぐらい前には、シーズンに入る前に鼻の中をレーザーで焼いていました。麻酔をするので痛くはありませんが、ジュウジュウと肉の焼けるような音と、鼻の中なので爪や髪が焼けた時のような臭いがしてなかなか怖いものでした。その割に効かないし、なんだか嗅覚が格段に落ちた気がします。

年々症状がひどくなっていましたが、ここ数年は抗アレルギー薬を飲むようになり、だいぶ症状は軽くなりました。

昔は鼻炎薬しか無かったので、症状がひどくなると鼻炎薬を飲んでいましたが、眠くなるわ喉は乾くわ高いわ挙句に聞かないわで大変でした。
抗アレルギー薬を飲んでいると、簡単にはアレルギー症状が出なくなるので、症状がひどいのは年に1,2回にまで改善されました。
その代わり365日飲み続けていますが・・・。

その年に1,2回のやつが来たわけですが、一度発症しちゃうと鼻炎薬も全く効かなくなります。完全に鼻が詰まって鼻をかむ事もできないので、鼻血が出た時のように鼻にティッシュを詰めて、ひたすら症状が治まるのを待つしかありません。

以前検査した時に杉はそれほどでもなかったのですが、イネ科の植物とブタクサなどが強く出ていて、確かに周りの人の花粉症が治まったこれから暑くなるぞ、という頃に一人だけクシュンクシュンとなっていました。

今回はまだイネ科の植物は早いので、杉に反応したのか、他の植物なのかわかりませんが、コロナ禍でずっとマスクをしていても花粉にやられるんだなぁと思い知らされました。

コロナがいつ収まるのかわかりませんが、どこかのタイミングで政府から「もうマスクはしなくてもいいですよ」と言ってもらわないと、誰もはずす踏ん切りがつかないよねと家で会話していたら、息子からびっくりする話を聞かされました。

息子は学校でノートPCを貸与されているのですが、春休み中に何回かオンライン授業をやる為に自宅へ持ち帰ってきていました。

その予行演習的な感じで、1時間だけ授業をやったらしいのですが、40人近くいるクラスの中で、一人を除いて全員マスクを着けていたそうです。

オンライン授業なのでみんな自宅にいるわけで、マスクを着用する必要は皆無ですが、息子の世代は入学した時から素顔を晒していないので、みんなマスク無しでは顔を出せないんだとか。

この先、マスク着用が不要ですと言われても、息子もその友人たちも学校へはマスクをしていくと言っているそうです。

なんだかおかしい方向へ進んでいる気がします。

そのうち日本だけはイケメンや美女のリアルな全頭マスクを被って、素顔を晒さないような時代が来るかもしれません。
ムスリムだって女の人は顔を隠しているから、あながち無いとは言えないと思います。

道行く人は全員、美男美女・・・の仮面を被っていて素顔はわからない。
楽しいような楽しくないような・・・。

マスクを外せる日は来るのでしょうか。


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