活字⇄言葉
活字を読めなくなった。
読んでるはずなのに読んでいない。
分かってるはずなのに何も分かっていない。
なぜ読めなくなったのかも分からない。
なにもかも分からない。分からないことだらけ。
???
なぜ。どうして。どうしたらいいの。
高校3年生の春同じことが起きた。
その時も分からなかった。
分からなかったから放置した。
...
気づいたら読めるようになってた。
そして今 活字を綴る
言葉が乏しくなった。
必要な時に適切な言葉が出てこない。
直前までそこにあった言葉が
話そうとすると空っぽになる。
声だけが取り残され
拙い言葉だけが出てくる
反比例するように言葉を浴びるようになった
日食なつこさん
ずっと憧れている言葉の持ち主
その人の歌は言葉が多い、そして豊か
「情熱だけで生き残れたらどいつもこいつもヒーロだよ」
「一生懸命やってると訳分かんなくなってくのが人です」
「選んだのか選ばされたのか 考えたいのに未来は容赦なく押し寄せる」
どれもがそうだよなと思う
「空気の日記」という本を買った。
コロナ禍の日々を23人の詩人が紡いだ
忘れてはいけない日々がそこにある。
短い言葉で最大限表される言葉は
美しい
今 頭の中は無造作に置かれたゴミ部屋のよう
溢れ出たそれは
捨ててはいけないものは捨て
捨てていいものは残っている
捨ててはいけないもの
その一つに言葉があるのかもしれない
入れたものがすぐに頭から抜けていくこの感覚
何度も何度も確認して
どんどんどんどん迷宮入りしていく
迷宮入りしたら簡単には出られない
分かっているけど分からない
分からないけど言葉は浴びる
矛盾に耐えながら
3歩進んでは2歩下がる生活を送るのだろう