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宇宙メルマガ THE VOYAGE5周年カウントダウン企画始動!-[敏蔭星治]

2023年の7月、 宇宙メルマガ THE VOYAGE は5周年を迎えます!
そこで 我々 若手部隊の Space Seedlings (以下 SS)としても何か5周年を盛り上げることができないかとカウントダウン企画が始動しました。
今回の記事ではその経緯と概要をみなさんにお届けします。

〜作戦会議編〜

2022年11月某日、SSの Slack(オンラインコミュニケーションツール)にこんな連絡が届いた。「緊急招集じゃあ!

SSの頼れるお兄さん 久保さんからだった。メルマガ5周年を記念して、何か面白そうなことが始まるらしい。ということでとりあえずオンラインで作戦会議が始まった。集まった Space Seedlings の面々はこちら。

久保 勇貴 (JAXAポスドク/宇宙機制御工学/変形ロボット/エッセイライター)
鈴木 雄大 (東大・地球惑星D3 /惑星科学 /探査機開発 /YouTuber)
葛野 諒 (東北大・宇宙工学M2 /宇宙エレベータ研究・開発プロジェクト)
中澤 淳一郎 (総研大・宇宙研M2 /イカの研究 /アストロバイオロジー)
斉藤 よしか (京大・医学部B5 /宇宙医学 /SMJYC /宇宙医学ビジネスコンサルタント)
敏蔭 星治 (東北大・理学部宇宙物理・天文B4 /超新星爆発 /TSC)

ロボット、惑星、宇宙エレベーター、宇宙医学、超新星爆発、そして、イカ。個性豊かな面々が揃っている。自己紹介でたくさん詳しく聞きたいことがあったが、深堀りしていると盛り上がりすぎて本題が進まないので今回は我慢。

 今回の作戦会議のテーマは「メルマガ5周年を盛り上げる企画」。完全に手探りの状態から「5」というキーワードをもとにアイデアをひねり出すSS一同。

「とりあえず5に関連する宇宙のイベントとか探してみる?」

有人宇宙活動30(5×6)周年
宇宙兄弟15周年
デブリの25年ルール
銀河連邦35周年(2022)
JAXA統合20周年
小惑星探査機「はやぶさ2」リュウグウ到着から5
国際水星探査計画「BepiColombo」打ち上げ5周年

「過去5年の振り返りやこれからの5年間について…とかどうかな?」

メルマガ過去5年間の振り返り
・これまでの記事・企画まとめマップ
・メルマガ同窓会
・「あの人は今」
・読者企画・5周年感謝祭

今後の5年の未来予想
・宇宙ビジネス、宇宙開発、宇宙医学 … 

などなど色んな角度から様々なアイデアが生まれました。

Space Seedlingsメンバーによる作戦会議の様子

〜5周年カウントダウン企画〜

作戦会議で挙がった様々なアイデアを集約し、カウントダウン企画として今月から半年かけて「5」にちなんだ記事を掲載していくことになりました。現在のところ、以下の記事を執筆予定です。すこしこじつけっぽいところもありますが、半年間一緒に5周年のカウントダウンを楽しみましょう!

1月号:THE VOYAGE 5周年カウントダウン企画始動! by 敏蔭星治
2月号:有人宇宙活動30周年にちなんだ記事を執筆予定  by  斉藤よしか
3月号:5周年とデブリの25年ルールを絡めて、宇宙デブリ特集! by  都村 林 保徳
4月号:今後5年の宇宙ビジネス&宇宙開発未来予想図 by 葛野 諒
5月号:5周年でGO!JAXA職員インタビュー記事!? by 久保勇貴
6月号:久保先輩からの無茶振り、5にちなんだ面白記事 by 中澤淳一郎
※記事の内容については変更になる可能性がございます。ご了承ください!

そして、7月には5周年記念イベントを企画中です。こちらの情報も随時、記事の中で触れられるかと思いますのでお見逃しなく。

カウントダウン企画の流れ

〜おわりに、5年前を振り返って〜

 帰省の旅路、神戸空港から実家のある姫路へと向かう電車の中でこの記事を書いているときに「あ、あれも5年前か」と思い出したことがあります。

 当時、僕は浪人生でした。三ノ宮にある予備校と家を往復する毎日。一日中自習室にこもって勉強した後に待っているのは、くたびれた空気をまとった満員電車。立っていても襲ってくる猛烈な眠気に負けた僕は単語帳を閉じ、春休みに手に入れた本を開きました。さきほどまでの眠気はどこへやら、くたびれた車内でひとり、弱まりかけていた小さな火が煌々と輝きだすような感覚に襲われました。綴られた文章から「何か」が私に取り憑いた瞬間でした。

 5年経った今も「何か」は懲りずに私に取り憑いたままです。私はこの春大学を卒業し、大学院に進みます。天文学研究が私達の生活に大きな変化を与えることはほとんどありません。それでも、なぜか私の中の「何か」はそれを他のどんなことよりも楽しみ、欲しています。これからの生活に全く不安がないといえば嘘になります。それでも、「もう少し ”何か” に身を委ねてみても良いかな」と思えるのはこの5年間で出会った方々のおかげでしょう。

※ 「何か」が気になる方は、小野雅裕さんのご著書をご一読ください。

宇宙に命はあるのか 人類が旅した一千億分の八 (SB新書) /小野雅裕

 少し脱線してしまいましたが、宇宙メルマガ THE VOYAGE に関わる皆様や読者の方々をはじめ、この5年間の旅で出会った方々に感謝を込めて、この先も 宇宙メルマガ THE VOYAGE がみなさんの旅のよいお供となりますように。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

敏蔭星治
東北大学理学部宇宙地球物理学科天文学コース4年
現在の研究テーマは超新星爆発。白色矮星が好き。

Tohoku Space Community
「東北を宇宙でワクワクさせる」 「宇宙好きのコミュニティを形成し、新たな出会いや学びを創出する」
宇宙開発の研究・学びの場としてポテンシャルの高い東北地方を宇宙ビジネスへとつなげることで、東北を盛り上げることを目標に活動しております。
https://tsctohoku.wixsite.com/tohokuspacecommunity


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