【スターバックの本棚】「コソボ 苦闘する新米国家 ユーゴサッカー最後の代表チームと臓器密売の現場を追う」
著者の木村元彦さんは、『オシムの言葉』を書かれた方でもあります。元日本代表監督のオシムさんが昨年、お亡くなりになりました。サッカー監督でありながら、平和と民族の融和を願っておられたオシムさんの追悼を込めてこの本をお薦めしたいと思います。
オシムさんは、ユーゴスラビアという多民族国家の代表監督もされていたのですが、その国が崩壊を始めたときにサッカーを通じて統一を考えておられた方です。私はそれが、中国の代表監督をされたいた恩師の井村雅代先生に繋がってしまうのです。
井村先生もシ