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継母なんですを言わなくなった日

我が家の小5ボーイ行きつけの美容院(QBハウス)が閉店してしまった。

次の美容院を探して、駅近の小学生カットのあるところを見つけたので予約。

初めてのところなので、しゃーねーなとボーイに同行し、1000円そこそこでカットしてくれる空間とは別格のおしゃな店舗でカットのご依頼をした。

1000円そこそこの店でも一言も発せないボーイなのにおしゃな店におしゃな美容師さんとなるとますます緊張している。

私)短めにカットしてほしいんですけど、本人は前髪は短いの嫌みたいで。そうなのよね?
ボ)(うなづく)
美)じゃあ眉毛上にならないくらいがいいですかね
私)どうなの?
ボ)(うなづく)
私)じゃあそんな感じでお願いします


小5のくせに、、希望の髪型あるなら自分で言えと思いながらも、そのうち、髪切るから金くれとか行って1人で行くんだから今を楽しもうと自分に言い聞かせる私、すてき、、。

さすが3000円出すだけあっていつもより3倍くらい素敵なヘアスタイルになった。


そして、私もここに通おうかなと思った。

これまでおしゃなエリアに展開するカット7000円超に10年以上通っていた私。

今年の貯蓄目標にも通ずるし、
何より徒歩で行けるならタイパ最高じゃないか、と。

約半額に惹かれて、久々の美容院チェンジ。

指名もせず、どんな人がカットするかもわからない中、
ボーイの担当とは違う、細目のノームコア男子が登場。

この10年女性美容師さんしか指名して来なかった私には新鮮!


ボーイに負けずソワソワしてシャンプーを終えいざカットするぞというとき不意にノームコア男子が腕を捲ったらものすごいアートが鏡越しに飛び込んできた。

タトゥー!!!!

いやタトゥーする方ってもっとピアスじゃらじゃらしてるじゃん。
髪の毛もいかつくて髭も生やして個性的な眼鏡とか掛けるじゃん?

私の無意識バイアスでした…

優しそうな細目にふわふわした無造作ヘアにノーアクセでシンプルな服装でいきなりガッツリタトゥーは予想外でした。

美容室は終始おしゃべりするところという認識の私はちょっと面食らってしまい大人しモードにはなりましたが、最終的には2人で大盛り上がりで終えました。

私の息子が小5っていう話になり、若い時に産んだんですねって言われて。

結婚した当初は『旦那の連れ子で〜』といちいち説明してたけど、今日は面倒でもういいやと思い、若くして母になった人で通した。

もう産んで11年育てたくらいの疲労感とベテラン感はあります、たぶん。


帰宅して担当してくれたタナカさんのプロフィール改めて確認したら歴20年でニューヨークでも経験を積んだディレクターさんでした。

男子というか、ニューヨーカー大先輩やん。

外見と中身にはギャップがあるものですね。

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