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ポーラ美術館「シン・ジャパニーズ・ペインティング」展②

ポーラ美術館の「シン・ジャパニーズ、ペインティング」展に行って来ました。

レストランでお腹も満たし、展示後半へ向かいます。

と、その前に。
美術史の勉強をし始めてまだ2ヶ月の私ですが、展示の前半にはテキストに出てくる画家の絵があり大興奮でした。

それがこちら↓

岸田劉生「麗子坐像」
額にピンク色の模様があり
何だか可愛らしかったです

他にも乳白色の肌を勉強したばかりの藤田嗣治の描いた絵も展示されていました。
(興奮のあまり藤田嗣治の絵にスマホを向けるとストップがかかりました(・_・; 藤田作品は写真NGです!)

心奪われる現代日本画

そして、後半は現代作家さんたちの展示です。
見てください!入ってすぐにこんなすごいの!

山本基(やまもともとい)
「たゆたう庭」
これはインスタレーションというものなのかな
吸い込まれます
山本基「時を繕う」
めちゃくちゃ大きな作品です
写真はほんの一部

山本基さんの作品はどちらも「地球」とか「自然」とか「空」「海」そんな言葉を連想させてくれます。
だけど、寄って見ると「人工物」なんだよね。いや、人間も自然の一部。その人間が作り出したなら結局「自然」なのでは?「人工物」ってなんだ?
と、考えがぐるぐるしてしまいました。

吉澤舞子「エルピスの花冠」
壁一面の大きな作品です
色使いがキレイ
ミュシャみたいじゃないですか

エルピス?ギリシャ神話に出てくるのかな?ギリシャ神話の本を読んだのに分からない^^;
(後から勉強しましたよ。エルピスはパンドラの箱の中に残ってたものみたいで、善いモノにも悪いモノにもなりうるらしい。←ザックリ過ぎ)

半澤友美「生々流転」
大観の「生々流転」を意識して
巻き物に仕上げたそうです
見にくいけれど、
半澤さんのおばあさまが書いた文字が
一緒に漉き込んであります

家族、しかもおばあさまとの関係性がステキ過ぎます。
自分と家族との関係性を考えると、自分の作品に漉き込む?「ないなぁ〜」しか出てこない。むしろ、「なくていい」。(何も作品作るような人でもないのに、こんなこと考えてました)
育ちが分かってしまう。

まとめ

解説を読んでいくと、今現在もなお画家さんたちは「日本画とは何か?」を追求しているらしいです。

世界にはいろんな絵の描き方があることを知ってしまった今、多かれ少なかれその要素はどうしても脳みそにインプットされるはず。
そんな中で「日本画とは?」はキツイだろうなぁと思いました。

ただ、(素人過ぎる私が何を言うって思いますが)展示を観るとおひとりお一人の情熱とか遊び心とか心の奥にある懐かしい景色とかすごくすごく伝わってきました。

……………

この後、これまた勉強したメアリー・カサットの絵が公開されていたので、そちらも見て来ました。そのことも書いておきたいです。

またnote書きます。

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