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今年のPride Monthを通して思ったことまとめ

POOLO3期生からリクエストのあったパンセクシャルについての考察

私の性自認の話は以前のnoteで少し触れましたが性的指向については話せば話すほど曖昧で誤解を生みやすいので自分でもよく分からないなどと言って明言はしてきませんでしたが折角なので言葉に起こしてみることにしました。
自認についてのnoteはこちら↓


私の性的指向は一言で言うとパンセクシャルと言わざるを得ません。
パンセクシャルとは平たく言うと恋愛に性別は問わないという考え方です。
こう言ってしまうと誰でもいいみたいな捉え方をされがちですが、実はこれが自分の性自認と合わさると急に針の穴を通すかの如く恋愛対象が狭まり普通に生きていたら出会うことが出来ないので非常に悩ましい。
私が性自認として触れ回っているノンバイナリーという考え(以前のnoteにも書いたTransXmanという考えも含む)は男女二元論から外れた考え方で男女の境を無くし自由に表現するということで、グラデーションが凄いので良く考えるとめちゃくちゃ都合のいい考えです。
ただ人々の一般常識からすると非常に難解な概念で当事者も上手く説明が出来ないことから理解されにくく人によって言うことが違うからLGBTQの人々さえ側から見て本当の所はよく分からんと思ってる人も多いと思われます。
これが何故恋愛が針の穴を通すかの如く難しいかというと、これは個人の主観なのでそんなの言い訳だとか障壁は自分で壊していって努力すべきだとか言われたらごもっともですとしか言いようがないですが、私の恋愛はこれまでの男女二元論で生きてきた人達に「私は5年前くらいまで女の子として生きて来て15年くらい前には男の子になりたいと思っていて、これからも長いスパンで女性と男性の見た目を行ったり来たりして場合によっては性転換手術をうけて男性になるかもしれないしXジェンダーの戸籍を認めて貰えるよう社会に働きかけるとか言い出すかもしれないから、日本の法律でいや世界中の法律で認められる日が来るまで結婚は出来ない、婚姻届の妻の欄に名前を書くことは出来ない、何一つ確かな事は言えない」と言う自己開示から始まりそれを受け止められる人で無いと例え自分が人を好きになったとしても成立しないからです。
超絶受け身かつ、自己開示無しには始まることすらない、そんな人間が相手を性別で絞ったら一生相手を見つけることが出来ないで終わってしまいます。
自分が絶えず変化していくのだから相手の多様性を認めて然るべきだとの思いからのパンセクシャルなのです。
ただめちゃくちゃシンプルにする事も出来ます。
要はお互いの違いや変化を楽しむ事が出来る関係性を築きたいということ、兎にも角にも話し合い、認め合い、お互いを尊重する、といったぶっちゃけどんなカップルでも友人関係でも同じ事が言える普遍的ながら努力の塊のようなマインドが必要であるということです。
Killer queen になりたいです。本当に。
Guaranteed to blow your mind くらいのことが言えないと絶えず溢れ出る負い目と引け目に太刀打ち出来ない。
とりあえず自分磨きまーす!

いつか親に伝わって欲しいこと

LGBTQが世の中から認められる事によりその絶対数が増えると思っている人も恐らくまだ沢山いると思うのですが私はそれは違うと思っていて、認められる事によりこれまでひた隠しに生きていたり気がついていなかった人達が出てくるだけの事だと思ってます。
自分もノンバイナリーを知ったのは20代半ばで今でこそそれが1番しっくりくるから使っていますが、自分がセクシャルマイノリティやトランスジェンダーの事を初めて知った時これまでの自分の人生の矛盾やモヤモヤが急に霧のように晴れて、日本語で上手く表現出来ないので英語にしますが、まさに"Everything came to make sense"となったのをよく覚えています。
ある日突然マイノリティになったのではなく元々今の世の中の性別に関することに相容れなかったのです。
セクシャルマイノリティである事を大っぴらにする必要はどこにもありませんが、子供が当事者であったとしてもそれは恥ずべきことではない。
本人も、周りの人間にも変えることが出来ないただのfactです。
決して両親の育て方の問題ではない。
しかし、育てられ方により人生のどのタイミングで気がつくかとそれにより本人がどう思ってどのように捉えどのようにたち振る舞うかということには多大な影響を及ぼすと思うのでLGBTQの子供にはマイノリティであるがゆえに自分の命を自ら絶たない為の教育や心身共に自分を大事にする教育が必要であることは確かです。そして何より周りの理解が不可欠です。

周りから心無いことを言われて子供が傷つかないように保身的になる気持ちも分かりますが、それが果たして本当に子供を守っているのか自分の評判や世間体の為の保身なのか胸に手を当ててよくよく考えて世間に負けずに強く怖がらず受け止める勇気を出して欲しい。
世の中は以前よりずっと寛容です。


最後に

今年は初めて東京レインボープライドにも行けたしプライドのイベントページでみつけた中性座談会にも参加出来たし参加してるコミュニティのpooloでも最初からカミングアウトして参加してるおかげで沢山の発信を出来たように思うので引き続き人生の2割くらいの気持ちで付かず離れずLGBTQについての発信や活動をしていきたいと思っています。
凄くつらつらと長く文章だけを書いてしまったのでここまで辿り着いた方は読んで頂き本当にありがとうございました!
読みやすい文章が書けるように頑張ります!
HAPPY PRIDE MONTH🏳️‍🌈

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