【パイオニア】黒単ミッドレンジ -ファイレクシアに堕ちる
1. はじめに
メインにカラデシュブロックのカード12枚で、「カラデシュすごい!本当にすごいんだ!」のスタンスを兼ね備えていた黒単ミッドレンジ。しかしこのデッキもファイレクシアの魔の手に堕ちることとなりました。
この記事は構想段階の記事です。今後、採用状況が変わる可能性があります。
2.デッキレシピ
エクスプローラー
3.ゴンティ、陥落。
このデッキのリソース源の核を担ってきた《豪華の王、ゴンティ》ですが、法務官の手によって、引退を余儀なくされました。
同じマナコスト、キーワード能力を持ちながら、圧倒的スタッツの差。能力はゴンティの方は運や対面のデッキ相性が絡むのに対し、こちらはドローというマジックの基本を揺るがす能力のため万人に刺さります。しかも定着前提のカードのため、ETB能力のゴンティのように複数投入の必要はないのです。
4. ファイレクシアの侵食
ファイレクシアから2枚のカードが刺客としてこのデッキに参入しました。
《黙示録、シェオルドレッド》
言わずと知れたぶっ壊れカード。最初は《地獄界の夢》だしそんなに強くなかろうと思っていました。
現実は非情。
累積ダメージに1点と2点は天地の差がある。まして自分が回復しているので実質《地獄界の夢》と《地平線のキマイラ》計4枚分の仕事はしている。この時点ですでに訳がわからんのです。さらに畳みかけるかのような(2)(B)(B) 4/5といういかれたスタッツについでのような接死。
ダメポイントとしてはゴンティのように直接的なアドにはならないくらいで、それ以外は基本バケモンでした。スタンダードで相手しててもクソ程うざいしパイオニアでも十分厄介でしょう。ついでに、アリーナで油断してるとアップキープに除去打ちそびれるのが最悪ポイント。
outカード: 《豪華の王、ゴンティ》* 2
《進化した潜伏工作員》
《運命の大立者》系カードの最新版。最大レベルに到達するとマナを払うごとにドローし始めるのでマナフラ受けとしても、もちろんキスキンのように序盤からの動きとしても強力な一枚。《致命的な一押し》の風当たりは強いですが、パイオニアのような低速環境では一定の信頼性があるのも事実。
ゴンティが抜けた代わりに新しいアド源として立ち回ってくれることでしょう。
後述のヴェールのリリアナ含め、マナカーブはかなり軽くなっているのでもしかしたら《冠雪の沼》がさらに4枚目のこれになる可能性は十分あります。
outカード: 《豪華の王、ゴンティ》* 2、《不憫な悲哀の行進》
その他追加カード
さらにファイレクシア以外にもモダン環境から彼女の参入です。
《ヴェールのリリアナ》
最も有名な3マナPWといっても過言ではありません。正統リメイク先である《死者を目覚めさせるもの、リリアナ》はリメイク元となって帰ってきました。
やはりなんといっても奥義への速さは目を見張るものがありますね。布告除去なので《墓地の侵入者》に対してもまた一つ強くなれました。《死者を目覚めさせるもの、リリアナ》だと《墓地の侵入者》に対策されがちだったのでうれしい強化です。
outカード: 《死者を目覚めさせるもの、リリアナ》
5. 終わりに
霊基体として生を受けた《豪華の王、ゴンティ》はその短い命を全うしたに過ぎないのです。
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