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なぜお金の話しは、タブーなのか🤔

初出勤日にいきなり遅刻したような気分です😅

前回の記事で、

毎月1日と15日に発信をしますと言ったのに、すっかりアップするのを忘れてました。せっかく事前に完成させてたのに・・・😋

と言うことで、6月2日になってしまいましたが、改めて「子どものお金教育」、そして親としての「金融リテラシー」の向上に役立つ記事を書いてみましたので、ご覧ください(^^♪


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日本のマネーリテラシー(お金に関する知識や理解度)は、他の先進国と比べて低いと言われています。

様々な原因があると思いますが、おそらく最たるものは・・・

友人、知人はもちろん、もしかしたら家族の中でも、お金の話しがタブーという雰囲気があるからでしょう。


お金に対する私たちのイメージは、間違いなく生まれ育った環境によります。

子どもの考え方や価値観は、50%が家庭や遺伝から。
残り50%が学校や人間関係など家庭外の環境、すなわち後天的なものと言われています。

ところがお金に対する考え方や価値観は、家庭以外の環境で接することがほぼ無いままに大人になります。

つまり、子どもたちにとってのお金の価値感は、

「家庭の常識が世界の常識」に近いものとなるわけです。


そして多くの日本の家庭でのお金の価値観は、

お金は汚い、お金の話しを人前でしてはいけない、お金を儲けている人は何か悪いことをやっているに違いない。

今もってなお、プラスよりマイナス、白より黒に近いものだと思います。


そんな見方があるために、経済的に不自由をしていない人は逆に、

お金を持っていることをあまり知られたくない、お金目当てで近づいてくる人は信用できない、などという警戒心を持つことになってしまうのでしょう。

いずれにせよ、お金の話しがしづらい雰囲気しかありません😐


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歴史的に見てみると、その大元はどうやら江戸時代にあるようです。

だれでもご存知の「士農工商」。

現代の私たちのマネーリテラシーの低さは、この四文字から紐解くことができるように思います。

もっとも高い身分にある武士は、「武士は食わねど高楊枝」。

もっとも低い身分である商人は、「へへへ・・・お代官様。袖の下へ」。


すべての商人がそうだったわけではないでしょうが、お金を持つ者がなぜか悪者になるような構図が、江戸時代から始まっていたのです。

武士だってホントは自分や家族の生活を守るためにお金が必要だったはずなのに、袖の下は公にはできない。

堂々とお金の話しができないような身分制度の始まりが、今の日本のマネーリテラシーの低さの一因になっているのではないでしょうか。

つまり、昔も今も日本人には、

たくさんお金を欲しいと思っているけれど、それを公言するのは避けたがる、矛盾した感情があるのです。


さらに、戦後の日本で、それこそつい最近まで一般的と言われてきた「終身雇用制度」。

企業は、企業の務めとして、給与から所得税や健康保険料を天引きしてくれるので、従業員は納税の意識も低く、社会保険制度のことも知らずに働くことに集中できます。

また住宅補助や退職金制度など、いい意味で従業員のための福利厚生制度の充実が、お金のことを知らなくても老後まで生活できる環境を提供してくれました。

つまり、従業員個人が自分で、自身の人生設計や貯蓄計画、投資戦略を立てなくても、一生そこそこお金に困らずに生きていけたのです。

仕事を一生懸命やっていればよく、わざわざ自分の時間を削って「お金の勉強をしたい!」という金融教育の需要も、少なかったのだと考えられます。


鶏が先か卵が先かみたいな議論になりますが、

国が金融教育を積極的にやってこなかったから、日本人のマネーリテラシーが低いのか。

金融教育の需要が少なかったから、国として金融教育の優先順位が低かったのか。


いずれにせよ、ここ数年で大きく潮目が変わったのは確かです。

高校家庭科での金融教育のスタート。

NISAやiDeCoなど制度の拡充。

金融教育を進めるために、国だけでなく自治体でも予算を付け始めています。


けれど、何より大切なのは家庭です。

いつまでも、お金の話しはタブー、ではいけません。

子どもたちが投資詐欺など、お金にまつわるトラブルに巻き込まれないためにも、まずは親自身がお金に対するマインドブロックを取り除くことを努力しましょう。


ほんの少しでもいいです。

お金のことを自ら勉強してください。

今の時代、お金の勉強に、お金は掛かりません。

ネットでいくらでも情報を拾うことはできます。


そして、家庭で、親子で、お金の話しを積極的にしてください。

そして、、、

笑顔😄でお金の話しをしてください。

別にお金を増やすことだけが、お金の話しではありません。

使い方やお小遣い帳のつけ方はもちろん、教育費や部活に掛かるお金。

たとえば家族旅行に行くには、いったいどれだけのお金が掛かるのか。

そしてそのお金をお父さんやお母さんが稼ぐためには、いったいどれくらい仕事をしなければいけないかなど。

恩着せがましくならないような注意も必要ですが、子どもたちが、お金の話しはタブーとかお金は汚いなど、お金に対してネガティブなイメージを持ったまま大人にならないよう、どうぞ日常の中で笑顔でお金の話しをしていただければと願います。


私たちにとっても、子どもたちにとっても、

これから形は変わるかもしれませんが、

一生取り扱っていかないといけない、大切な道具の一つがお金です。

間違った取り扱い方さえしなければ、自分はもちろん、家族やその他の人も幸せにできる道具です。

子どもたちに見えるお金の色は何色でしょう?

そこに大きな影響を与えるのは、親であり、大人である私たちです。


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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
毎月1日・15日に発信します(たぶん😆)
お楽しみいただけたら嬉しいです✨

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