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【デッキ紹介】パワプロサイコー!【遊戯王OCG】

ご無沙汰してました!天然カエルです🐸(HNを変え(戻し)ました。)

今回は【パワプロサイコー!】というデッキの紹介です!

パワプロとのコラボカード《パワプロ・レディ三姉妹》
新テーマ「原石」の力で駆使して、目指せ!逆転サヨナラホームラン!そんなデッキです!

それではご覧ください!



デッキレシピ

《原石の皇脈》と《原石の鳴獰》はハメコミ画像です

本デッキの制作経緯

時は遡ること2022年。
《パワプロ・レディ三姉妹》というカードが登場しました。

当時のキャンペーン画像

《パワプロ・レディ三姉妹》。野球ゲーム「実況パワフルプロ野球」(通称パワプロ)とのコラボカードの1枚。
パワプロのメインヒロインが集い、《ハーピィ・レディ三姉妹》のコスプレをしたイラストが魅力的。

遊戯王もパワプロも大好きな自分にとって、まさに夢のようなカード!
これは使うしかあるまい!と色々考えたのですが…

・通常モンスター
・活かしにくいステータス
・展開手段の少なさ
・活用手段
・わざわざ《パワプロ・レディ三姉妹》を採用する理由の見出しづらさ

…と、考えれば考えるほど課題が山積み
某Youtuber風に言うなら重症と言ってもいいほど。一見ワンチャンありそうな見た目をしてるからタチが悪い。
まあコラボ記念品だから実用性がなくても仕方ないよね…と、使うのを諦めてしまい―数年経った2024年。ある新テーマが発表されました。

「原石」の登場です。

「原石」通常モンスター主軸の新テーマ、とのこと。
その謳い文句に偽りなく、通常モンスターのサポートが充実しているテーマです。しかも現代遊戯王らしくカードパワーが高い!
「好きな通常モンスターを使えるぞー!」と、発表当時のTLは湧きに湧いていました。
《モリンフェン》にだってワンチャンある。《死神ブーメラン》に唯一無二の個性が与えられる。
通常モンスターを"原石"に見立て、輝かせる―そんなロマンあふれるテーマ、「原石」。

そこでふと思ったのです。
「今なら《パワプロ・レディ三姉妹》を輝かせられるのでは?」と。
こうして、本デッキの制作がスタートしました。

デッキコンセプト

《パワプロ・レディ三姉妹》を「原石」で輝かせる!です。

通常モンスターであることが幸いし、「原石」のサポートが受けられるようになった《パワプロ・レディ三姉妹》
では、具体的にはどうやって輝かせるのか?結論から述べます。

《サイコ・エンド・パニッシャー》でぶっ飛ばす!です。

《パワプロ・レディ三姉妹》どこいった!?となっていると思いますが、順を追って説明します。

《パワプロ・レディ三姉妹》を輝かせるために使う「原石」のカード達。
その中に《原石の鳴獰》というカードが存在します。

Neuron画像を捏造しました

《原石の鳴獰》。要約すると2000LPを払うことで宣言した通常モンスターをリクルートする速攻魔法です。
通常モンスターなら何でもリクルートできるため、《パワプロ・レディ三姉妹》をリクルートすることが可能!
永続魔法《原石の皇脈》によってサーチ可能であり、戦闘破壊耐性付与やら妨害効果やらオマケ効果も強かったりと、まさに至れり尽くせり!
…なのですが、2000LPを払うという決して安くないリスクがあります。
そこで《サイコ・エンド・パニッシャー》の出番というわけです。

《サイコ・エンド・パニッシャー》は、攻撃力をお互いのLPの差分アップするという効果を持ちます。
これにより、LPを払うことがむしろメリットになります。払った分だけ攻撃力がアップしていくということですね。
その攻撃力は1キルに届くことも珍しくない…というか、むしろ積極的に狙っていきます。さながら9回裏ビバインドのように(こじつけ)。

《パワプロ・レディ三姉妹》を《原石の鳴獰》でリクルートし、払ったLPを《サイコ・エンド・パニッシャー》の攻撃力に変換してぶっ飛ばす!
これがデッキコンセプトの内訳です。目指せ!逆転サヨナラホームラン!

《パワプロ・レディ三姉妹》を採用する理由

本デッキのデッキコンセプトは述べた通りです。
で、それを《パワプロ・レディ三姉妹》でやる理由はあるの?とお思いになっているでしょう。
「原石」のサポートを受けられる通常モンスター。その数は約700種類に及びます。
最強の通常モンスター《青眼の白龍》はもちろん、鳥獣族・風の通常モンスターという括りでも《ハーピィ・レディ》等がいる中で、わざわざ《パワプロ・レディ三姉妹》を採用する理由。これらを解説していきます。

《永遠の淑女 ベアトリーチェ》をX召喚できる→《サイコ・エンド・パニッシャー》のS召喚に繋がる

《パワプロ・レディ三姉妹》は、レベル6のモンスター
レベル6ということは、ランク6のX召喚の素材になれるということであり…《永遠の淑女 ベアトリーチェ》をX召喚できるということになります。

執行猶予三か月を告げられた女

デッキから好きなカードを最大2枚まで墓地へ送れる効果を持ち、その有能性はご存じの通り。
本デッキでは、あるカード達を墓地へ送ることによって、《サイコ・エンド・パニッシャー》のS召喚に繋げます
何を墓地へ送るのか、その展開手順は…基本展開の項目にて解説します。

「シムルグ」との相性の良さ

通常モンスターの中でも、レベル6である《パワプロ・レディ三姉妹》を採用する理由は述べた通り。
ですが、通常モンスターのレベル6というだけであれば、他にも多数の候補が存在します。
そんな中でも、あえて《パワプロ・レディ三姉妹》を採用する理由。
それは、鳥獣族の上級モンスターを中心とするテーマ「シムルグ」にあります。

さっきの「原石」っぽい画像を捏造しました

《パワプロ・レディ三姉妹》は、鳥獣族の上級モンスター
そのため、「シムルグ」カードの効果をフル活用できるというわけです。
中でも、フィールド魔法《神鳥の霊峰エルブルズ》との相性は特筆に値します。

神鳥と書いてシムルグと読む

①のバフ効果・②のリリース軽減効果・③の追加召喚効果
全て《パワプロ・レディ三姉妹》で発動・適用できる効果であり、
《パワプロ・レディ三姉妹》が抱える問題を克服どころか強みにします

「原石」を活用するデッキの構築において、手札にきてしまった通常モンスターの処理というのは避けられない問題です。
当然、《パワプロ・レディ三姉妹》にも当てはまる問題。
そんな問題に対し、処理どころか展開の起点にすらできる様になる《神鳥の霊峰エルブルズ》は、それに対する一つの解答だと思っています。

そんな《神鳥の霊峰エルブルズ》をはじめとする「シムルグ」魔法・罠カードをサーチしつつ「シムルグ」モンスターを墓地へ送る効果を持つ、サーキュラーもビックリなモンスターが存在します。
《絶神鳥シムルグ》です。

上記のイカれ効果は召喚・特殊召喚した場合に発動しますが、「シムルグ」モンスターを召喚するという、自身も召喚できる効果を持ち合わせています。なんだこいつ。
その効果の発動条件は『鳥獣族モンスターの召喚・特殊召喚に成功した場合』と緩く、「原石」カードや《神鳥の霊峰エルブルズ》によって展開した《パワプロ・レディ三姉妹》でトリガーを引けると理想的。
「シムルグ」モンスターのサーチ魔法《神鳥の来寇》と相互サーチが可能であり、ということはつまり《絶神鳥シムルグ》は実質「シムルグ」カード全般のサーチが可能ということになります。書けば書くほど壊れぶりがわかる。
墓地へ送る「シムルグ」モンスターは《ダークネス・シムルグ》が筆頭になります。

闇or風がアドバンス召喚された場合に特殊召喚でき、魔法・罠カードを無効にする効果を持ちます。しかも攻撃力が高い!
アドバンス召喚する機会が多いデッキなので、特殊召喚できる機会も多いです…というか、このモンスターの為にわざわざアドバンス召喚することが多いです。それほどの価値があるモンスターと言えます。
アドバンス召喚するモンスターは「シムルグ」はもちろん、《パワプロ・レディ三姉妹》も風の上級モンスターなのでOKです。

鳥獣族・風・上級の通常モンスターであるために、「原石」と「シムルグ」をフル活用できる《パワプロ・レディ三姉妹》。
他の通常モンスターと比べて、明確な優位点があるといえます。

《BF-刻夜のゾンダ》の存在

《永遠の淑女 ベアトリーチェ》をX召喚できる。「シムルグ」との相性の良さ。
《パワプロ・レディ三姉妹》を採用する理由としては十分と言えますが、《サイコ・エンド・パニッシャー》側から見ると、もっと相性の良いカードがあるように思えます。
そんな中で、《パワプロ・レディ三姉妹》と《サイコ・エンド・パニッシャー》の組み合わせはイケるぞ!と確信し、デッキを組むまでに至ったのは…
《BF-刻夜のゾンダ》の存在があるからでした。

このデッキだと剣がバットに見えてくる

《BF-刻夜のゾンダ》。
墓地から除外することで、レベル5以上の「BF」モンスターをリクルート(手札からも可)する効果を持ちます。
強力な効果ですが、特殊召喚したモンスターの攻撃力分だけダメージを受けるというデメリットがあります。
本デッキの場合、2200以上のダメージを受けてしまうという、決して安くないリスクが…あれ?何かデジャヴだな?

そう、《BF-刻夜のゾンダ》《原石の鳴獰》(による《パワプロ・レディ三姉妹》のリクルート)は、
"鳥獣族の上級モンスターをリクルートしつつ、2000LP以上を失う"という、似通った性質を持つのです。
ということは、《BF-刻夜のゾンダ》も《サイコ・エンド・パニッシャー》と好相性ということになります。

デッキコンセプトの項目にて、"《パワプロ・レディ三姉妹》を《原石の鳴獰》でリクルートし、払ったLPを《サイコ・エンド・パニッシャー》の攻撃力に変換してぶっ飛ばす!"と述べましたが…
《原石の鳴獰》や《BF-刻夜のゾンダ》等でLPを減らし、減ったLPを《サイコ・エンド・パニッシャー》の攻撃力に変換してぶっ飛ばす!
…というのが、正確なデッキコンセプトになります。

また、ステータス面でも調和性が。
《BF-刻夜のゾンダ》は、鳥獣族・闇・レベル6のモンスター。
種族・レベルが共通している《パワプロ・レディ三姉妹》と、多くのサポートカードが共有可能です。先述した「シムルグ」カードの効果も受けられるのは大きな利点!

理由は以上です。
《永遠の淑女 ベアトリーチェ》をX召喚できる「シムルグ」との相性の良さ《BF-刻夜のゾンダ》の存在
これらに当てはまるのは、鳥獣族・風・レベル6の通常モンスターということになります。つまり、《パワプロ・レディ三姉妹》しか―

🦅<俺を忘れちゃいないか?

お、お前は!?
《巨大な怪鳥》
。あまり見かけない、とても大きなトリ。
鳥獣族・風・レベル6の通常モンスターであり、このステータスを持つモンスターは《パワプロ・レディ三姉妹》と《巨大な怪鳥》の2種類しか存在しません

選ばれし2体

《パワプロ・レディ三姉妹》より攻撃力が50上回っている分、《巨大な怪鳥》の方が強いまであるのですが、
《原石の皇脈》の②の効果や《翼の恩返し》の発動条件との兼ね合い等、両者を共に採用する理由はちゃんとあります。守備力は《パワプロ・レディ三姉妹》の方が上だしね。

話がズレましたが、鳥獣族・風・レベル6の通常モンスターである《パワプロ・レディ三姉妹》(と《巨大な怪鳥》)を採用する理由はちゃんとある!と言えます。
アイデンティティを見出すのホント苦労しました

基本展開

《永遠の淑女 ベアトリーチェ》と1妨害くらいが構えられたらいいなぁくらいの気持ちで展開します。昨今のカジュアルのパワー舐めてない?
要求枚数が多くなりがちなデッキですが、それぞれのサーチ手段や代用できるカードが多いため、文字通り配られた手札でなんとかなるデッキです。
そんな中でも、理想的な展開のひとつを紹介します。

手札:《原石の鳴獰》、《絶神鳥シムルグ》、鳥獣族モンスター
1:《原石の鳴獰》を発動。2000LPを払い、《パワプロ・レディ三姉妹》を特殊召喚。
2:鳥獣族を特殊召喚したので、《絶神鳥シムルグ》の①の効果を発動。自身を召喚。
3:《絶神鳥シムルグ》の②の効果を発動。《ダークネス・シムルグ》を墓地へ送り、《神鳥の来寇》をサーチ。
4:《神鳥の来寇》を発動。手札の鳥獣族モンスターを墓地へ捨てて、《神鳥シムルグ》と《絶神鳥シムルグ》をサーチ。
5:《神鳥の来寇》の②の効果を発動。手札の《神鳥シムルグ》のレベルを1下げ、レベル6に。
6:《絶神鳥シムルグ》をリリースし、《神鳥シムルグ》をアドバンス召喚。
7:風をアドバンス召喚したので、《ダークネス・シムルグ》の効果を発動。自身を特殊召喚。
8:《パワプロ・レディ三姉妹》と《神鳥シムルグ》を素材に、《永遠の淑女 ベアトリーチェ》をX召喚。

こんな感じになります

《永遠の淑女 ベアトリーチェ》に加え、《ダークネス・シムルグ》と《原石の鳴獰》による妨害も構えることができました!
ですがこの展開、これだけでは終わりません。ターンを跨いで以下に続きます。

手札:1枚(種類は問わず)
0:《永遠の淑女 ベアトリーチェ》の効果で、《BF-刻夜のゾンダ》と《機械仕掛けの夜-クロック・ワーク・ナイト-》を墓地へ送っておく。
1:墓地の《BF-刻夜のゾンダ》の効果を発動。自身を除外し、《BF-刻夜のゾンダ》を特殊召喚。その攻撃力分である2300のダメージを受ける。
2:墓地の《機械仕掛けの夜-クロック・ワーク・ナイト-》の効果を発動。手札を1枚捨てて、機械族・地属性モンスターの《GP-アサシネーター》をサーチ。
3:手札の《GP-アサシネーター》の①の効果を発動。自身を手札から特殊召喚。
4:《BF-刻夜のゾンダ》(レベル6)と《GP-アサシネーター》(レベル5/チューナー)で、《サイコ・エンド・パニッシャー》(レベル11)をS召喚。

自分のLPを減らしつつ、《サイコ・エンド・パニッシャー》をS召喚できました!しかも召喚権消費なし。
今回の展開では、前のターンに《原石の鳴獰》も発動しているため…自分のLPは4300も減っています
つまり、《サイコ・エンド・パニッシャー》の攻撃力は7800まで上がるというわけです。
効果耐性も相まって、逆転サヨナラホームランも夢じゃないでしょう!

上記の手順で、レベル5のチューナーに使用した《GP-アサシネーター》

手札から特殊召喚できる効果を持ちますが、ある条件があります。
その条件とは『自分のLPが相手より少ない場合』
LPを自主的にガンガン減らしていく本デッキでは自然と満たしている条件であり、《BF-刻夜のゾンダ》や《原石の鳴獰》などと相性抜群です。

そんな本デッキと相性抜群の《GP-アサシネーター》は、機械族・地属性
《機械仕掛けの夜-クロック・ワーク・ナイト-》③の効果によってサーチできるというわけです。

手札を1枚捨てる必要がありますが、墓地やデッキにいてほしいカードが多い本デッキにおいては、むしろ利点とも。
それこそ《BF-刻夜のゾンダ》を捨てられるなら、《永遠の淑女 ベアトリーチェ》で別のカードを墓地へ送れる余裕が生まれ、ターンを跨がずとも《サイコ・エンド・パニッシャー》をS召喚することだってできます。

今回の展開では、召喚権が残っている&前のターンに《絶神鳥シムルグ》を確保できているため、他の手札次第では、さらに強力な動きに繋がります。
よく行うのが、《神鳥の来寇》から《始祖神鳥シムルグ》をサーチし、そのままアドバンス召喚するパターン

《始祖神鳥シムルグ》による2枚バウンスに加え、《ダークネス・シムルグ》によって魔法・罠カードを無効にできるようになり、《サイコ・エンド・パニッシャー》の一撃を通すための舞台を整えられます
要求枚数は多いものの、《絶神鳥シムルグ》以外は、特定のカードが必須ではないため、思ったよりは行いやすいです。
本デッキの必勝パターンのひとつになっています。

展開できた場合の一例。
《神鳥の霊峰エルブルズ》があるのが理想的ですね。

ここまで理想的な展開のひとつを紹介しましたが、最初に述べた通り《永遠の淑女 ベアトリーチェ》と1妨害くらいが構えられたらいいなぁくらいの気持ちです。
上記の《サイコ・エンド・パニッシャー》のS召喚をする展開は、《永遠の淑女 ベアトリーチェ》+手札コスト1枚だけで成立しています。
なので、過程はどうあれど《永遠の淑女 ベアトリーチェ》が構えられたらオッケー!という感じです。1妨害は生き残るために。
というか、手札次第では《永遠の淑女 ベアトリーチェ》に頼らずとも《サイコ・エンド・パニッシャー》をS召喚することだってできますので…
あくまで《サイコ・エンド・パニッシャー》でぶっ飛ばす!が目的であることを見失わないよう(自戒)。

また、後攻では(手札次第ですが)最初から《サイコ・エンド・パニッシャー》によるワンキルを狙っていきます
《永遠の淑女 ベアトリーチェ》の効果を2回待たずとも《サイコ・エンド・パニッシャー》をS召喚できる場合も少なくないので、積極的に狙っていきたい所存です。

その他の採用カード

ここまでに触れられなかったカード達から、一部を抜粋して解説していきます。

《神禽王アレクトール》
本デッキのいぶし銀。
鳥獣族・風・レベル6のモンスターのため、《パワプロ・レディ三姉妹》達と多くのサポートカードを共有でき、展開の起点になります。
最も注目すべきは、カード1枚の効果を無効化する効果。厄介な効果を無効化したり吐かせたりすることができます。
《神鳥の霊峰エルブルズ》の効果や自身の特殊召喚効果によって、本来の召喚権を残しつつ出すことができるのも強み。
これにより、本命の展開をする前に無効化する効果を使うことができ、捲り札としての役割も果たしてくれます
登場当時から使ってみたかったカードのため、やっと使えることに喜びを感じています。だってめっちゃかっこいいじゃないですか…

《BF-漆黒のエルフェン》
レベル6の「BF」モンスター。
《BF-刻夜のゾンダ》の効果で特殊召喚する「BF」モンスターの選択肢です。
《BF-刻夜のゾンダ》は、SモンスターしかEXデッキから特殊召喚できなくなるデメリット効果を持っています。
《永遠の淑女 ベアトリーチェ》をX召喚したい場合などに困ってしまうため、そんな場合には《BF-漆黒のエルフェン》を特殊召喚するというわけです。
「BF」モンスターが存在するとリリースなしで召喚できる効果や表示形式変更効果を持っていて、いずれ役立つ日がくる…かも。

《ゾンビキャリア》
自己再生する効果を持つ、平成を代表するチューナーの1体。
《永遠の淑女 ベアトリーチェ》の効果から特殊召喚できるレベル2のチューナーが欲しかったため採用しました。
先攻1ターン目で展開が上振れた際、《永遠の淑女 ベアトリーチェ》も《BF-刻夜のゾンダ》も効果を使っていないという状況がたまにあります。先1なので《サイコ・エンド・パニッシャー》をS召喚するのも少しもったいないという状況。
そんな状況の際に使われます。そのため《BF-刻夜のゾンダ》とのS召喚を想定しており、S召喚するのは《GP-アニヒレーター》。詳しくは当該項目で。
蘇生する際、手札1枚をデッキトップに戻すのはメリットともデメリットとも。
デッキに眠っていてほしいカードが多い本デッキではありますが、手札消費が激しくもあるため…うーむ。

《翼の恩返し》
名前だけは一瞬出ましたが改めて解説を。
2ドローできる魔法カードですが、その条件が『自分フィールドのモンスターが、鳥獣族モンスターのみで、元々のカード名が異なるモンスター2体以上の場合』。
一見厳しそうな条件ですが、本デッキであれば容易な条件です。初動のカードを引き込むために使えないのは残念ですが。
600LPと微弱ながらLPを減らせるのも、本デッキと合っていて〇。

《簡素融合》
《原石の鳴獰》・《BF-刻夜のゾンダ》と並び、本デッキを支える展開カードの1枚です。
1000LPを払うことで、効果のないレベル6以下の融合モンスターをEXデッキから特殊召喚します。
本デッキで特殊召喚できるのは、鳥獣族・風・レベル6の《裁きの鷹》・レベル2のチューナー《無の畢竟 オールヴェイン》・レベル5のチューナー《テセウスの魔棲物》の3種類。
そのステータスから展開の起点になる《裁きの鷹》を特殊召喚することがほとんどです。
1000LP減らしながら展開できるのが、本デッキに合っていてGOOD!

《光の護封霊剣》
《永遠の淑女 ベアトリーチェ》の効果で墓地へ送るカードの選択肢です。
墓地から除外することで、そのターン、相手は直接攻撃できなくなります
《永遠の淑女 ベアトリーチェ》から使える防御手段として採用。LPを自らガンガン減らす本デッキでは、少しのダメージが致命傷になるため、重要な役割です。
フィールド上で発動できる効果は、1000LPを払う度に攻撃を無効にするというもの。こちらの効果も本デッキに合っていて、素引きしても嬉しいカードです。

《ラドリートラップ》
《永遠の淑女 ベアトリーチェ》の効果で墓地へ送るカードの選択肢です。
効果で墓地へ送られると、そのターン中に墓地へ送られたカード1枚をサルベージします。
《神鳥の来寇》の手札コストや展開の起点になるモンスターがいない場合など、手札が足りない際に使用します。手札消費が激しいデッキ故によく起きる事態です。
サルベージしたカードの効果は次の自分のターン終了時まで発動できないというデメリットがありますが、手札コストにしたりそもそも通常モンスターをサルベージしたりすれば気になりません。
欠点としては、素引きしてしまった場合は活かし様がないこと。《ゾンビキャリア》でデッキに戻すしかありません。かわいいラドリーに免じて許しますが…

《彼岸の詩人 ウェルギリウス》
レベル6の「彼岸」Sモンスター。
《永遠の淑女 ベアトリーチェ》の②の効果によって特殊召喚します。
LPの消費も手札の消費も激しい本デッキにおいて、壁にもなる後続はありがたい存在。しかもドロー効果まである!
レベルも6と、本デッキに合っています。
一方で、《原石の鳴獰》や《翼の恩返し》といった本デッキを支えるカードの発動条件を阻害してしまう面もあるのが辛いところ。
状況によって、特殊召喚するかどうかを判断します。

《GP-アニヒレーター》
レベル8のSモンスター。先攻1ターン目に《BF-刻夜のゾンダ》と《ゾンビキャリア》でS召喚するのを想定していると前述しましたね。
相手ターンに、融合・S・X・Lモンスターを破壊できる効果を持っています。先攻で出すモンスター向きの効果。
破壊できるモンスターは1体ですが、相手のLP>自分のLPの場合は2体破壊することができます。
自分のLPは《BF-刻夜のゾンダ》の効果によって減っているため、ほぼ確実に2体破壊できるというわけです。
上記の効果を発動した場合、エンドフェイズにEXデッキに戻ってしまうデメリットがあります…が、後続として《GP-アサシネーター》を特殊召喚します。
基本展開の項目で触れた通り、本デッキの《GP-アサシネーター》は《サイコ・エンド・パニッシャー》をS召喚するうえで重要なチューナーです。
そんなチューナーが、妨害を打ったうえで特殊召喚できちゃいます。
フィールドにモンスターを残すので、各カードの発動条件を阻害する恐れがあるという《彼岸の詩人 ウェルギリウス》と同様の問題を抱えてはいますが…《GP-アサシネーター》がフィールドにいる方が助かる場合が多いため許容範囲ということで。

《カオス・アンヘル-混沌の双翼-》
カオスを冠する、チューナー要らずのSモンスター。
主に《絶神鳥シムルグ》と《BF-刻夜のゾンダ》の組み合わせでS召喚するのを想定しています。
レベルが噛み合わない故に余りがちな《絶神鳥シムルグ》の活用・《BF-刻夜のゾンダ》のS召喚縛りの解除と、盤面の整理に役立ちます。
もちろん効果も強力。光をS素材にした際の効果が使えないのは残念ですが。

《甲虫装機 エクサビートル》
ランク6の選択肢です。
墓地のモンスター1体を装備してその攻守の半分パワーアップする効果と、自分と相手の表側表示のカードを1枚ずつ墓地へ送る効果を持ちます。
手札にきてしまった《機械仕掛けの夜-クロック・ワーク・ナイト-》を処理してもらうことを想定して採用…したのですが、下記のモンスターと思わぬシナジーを生むことに。

《完全態・グレート・インセクト》
大型の昆虫族モンスター。
融合モンスターでありながら、変わった特殊召喚条件も持ちます。
その条件とは『装備カードを装備した自分の守備力2000以上の昆虫族モンスター1体をリリースした場合』
つまり《甲虫装機 エクサビートル》をリリースすれば特殊召喚できるというわけです。
バトルフェイズに《サンダー・ボルト》同等の効果を放つという強力な効果を持ちますが、フィールド魔法が存在する場合という条件があります。
《神鳥の霊峰エルブルズ》を採用している本デッキでは、おのずと満たしている条件ですね。
このように本デッキとマッチしたモンスターであり、裏エースとしての活躍を期待しています。

《No.39 希望皇ビヨンド・ザ・ホープ》
ランク6の選択肢です。
いわゆる汎用枠としての採用。
相手モンスター全ての攻撃力を0にするという効果の強力さは語るまでもないですね。
《サイコ・エンド・パニッシャー》と並べてワンキルが理想的…ですが、レベル6モンスター2体を要求するため難易度は高めです。

《アンダークロックテイカー》、《ペンテスタッグ》
リンク2モンスターの2体。
《アンダークロックテイカー》は相手モンスターの攻撃力ダウン、《ペンテスタッグ》は貫通効果の付与
どちらの効果も《サイコ・エンド・パニッシャー》のワンキルを達成するために使います
素材条件の緩さから、L召喚自体は容易です…が、返しのターンの防御力とのトレードオフになりがちなのが欠点。
《ダークネス・シムルグ》をL素材にしなければならない場合も多く、その場合は魔法・罠カードへのケアも気になります。
懸念点は全て取っ払ったうえで、確実にトドメを刺せる…という場合に使います。

一部と言いながらほとんどのカードを解説してしまいました…!

おわりに

ここまでご覧いただきありがとうございました!
久々のデッキ構築記事、いかがだったでしょうか…!あらゆる面から難産でしたが、こうして形にできました。
記事を書いているうちに、まだまだ調整し甲斐があるなぁとか別の方向性でデッキを伸ばしていくのもありだなぁとか、様々な発見がありました。
ベアトリーチェありきのデッキなので、パワプロレディ三姉妹が輝けるのも今夏限りか…と思っていましたが、まだまだなんとかなりそうです。ありがとう原石!
新しいパワプロレディ三姉妹のデッキができたら、また記事にするかもしれません。その時はまた見に来てくれると嬉しいです!

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