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忘れ物を拾う作業

私は30歳も超えて良い大人だが、人に相談することを知らない。

相談しても、良い答えは返ってこないし、結局は決めるのは自分自身ということを知っている

だから初めから無意味そうなことはしたくない

大切な友人を困った顔と沈黙は耐えられない。初めから言わない方がいい。

でもそれでいつも孤独になって、精神を患いそうになっている

生まれて初めて、心からの不平不満を母親に聞かせてしまった。

泣き言初心者の私の初試合は、本当に無残でひどいものだった。

「何のために生きればいいのかわからない。」

「早く死にたい」

「どうせ治療したって、長生きできない」

「たった一人で頑張った先に何があるんだろう」

初めて自分がコントロールできなくなった。

こんな事聞かされて、本当に母親が可哀想。。。

でも全て肯定して、ちゃんと最後まで聞いてくれて、あぁ、愛されているんだなぁって安心した。

社会で一人前になったって、

海外で生活してたって、

お母さんは超えられない。

こんなに尊敬できる人が母で、私はなんて幸せなんだろう

たまには人に泣き言言うのもいいのかも。

若年性がんになって、人生の選択肢は減ったのかもしれない。

独身の私は、パートナーに巡り会えるのであろうか。

この遺伝子を子供に残したいとは思えない。

でも、友人の赤ちゃんを抱くと

いつか自分が産んだ子に会えるんじゃないかと

脳裏にふわっと思い描くことがある


今は生きるというより、

毎日自分が好きになれるような過ごし方をしたい

私はよくやっている

私は偉い

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