【初心者向け】最初にこのギターだけは買っちゃダメ!!
お疲れ様です。マーキーです。
たまにギターを始めるとか、初心者の方とかから
「どんなギターを買ったらいいですかね?」っていう質問があったりします。
基本的に、見た目とかで選んじゃえばいいんですよ。かっこよきゃいいみたいな。
最近は安価なギターでも結構しっかりしてますしね、僕が学生の時と違って。
ただ、個人的にこれだけはおすすめしないそんなギターがあります。
それがフロイドローズのギターです。
1.フロイドローズとは何ぞや
フロイドローズっていうのを説明するにはまず、「アーム」「アーミー」なんて呼ばれている棒を知る必要があります。
ギターでギュイーンみたいな音をうねうねさせたりするやつなんですけどね。
あれってアームを弦側に押すと、弦が緩んで低くなって、反対側に押す(引っ張る)と弦が引っ張られて音が高くなるんです。
ギターだけじゃなくて楽器のほとんどは調律、チューニングといって決まった音が鳴るように調整をしないといけないんですが、このアームは結構調律を狂わせやすいんです。
そこで出てきたのがフロイドローズ。ロック式といわれるギターです。
僕も持っているんですが、
こういう感じでギターの先にねじ止めがあってここで弦をロックしてます。なんでかは知らないけど、そうすることで音が狂い憎くなるんです。
ちなみにギターのボディ側は
こんな感じです。ギターのチューニングは本来ギターの先っぽにあるペグってのをくるくる回して弦を張ったり緩めたりするんですけど
フロイドローズに関しては、先っぽロックしちゃってるのでこっち側にもチューニング用のねじがあります。
っていうかギター汚いっすね。
文字的には反対ですが、ちゃんとFloydRoasって書いてありますね。
右側に伸びてる黒いのじゃなくて上についている円形のがネジでこれを回して調律をすることができます。
当然、ロックを外せば普通のギターみたいにチューニングできますよ。
アームもついているし、チューニングもずれにくい。そんなフロイドローズをなぜおすすめしないか。
それはあくまで「最初に買う一本」としては難易度が高いという点とギターを一本だけとりあえず持つ、という場合柔軟性がないという点があります。
2.フロイドローズが難しいところ
難易度が高く柔軟性がない。なんのこっちゃ、と思われるかも知れません。
フロイドローズ(アーム)は弦側に押したり反対側に押したりするので画像の通りボディに埋まっていて、ちょっとわかりにくいですが右側はもっと沈む様になっています。
原則、弦を張ったときにこのフロイドローズの土台が、ボディの平面と並行になっている状態が望ましいんですね。
ちなみに、押したり引っ張ったりしてももとに戻ってくれないと困っちゃうのでその為にバネがついてます。
これはボディの裏側なんですけど、ちらっとバネが見えてますよね?
このバネの張力と、弦の張力がイーブンにならないとフロイドローズの土台は水平になってくれません。
ちなみに、弦もゲージというものがあって、要は「太さ」が何パターンかあります。太いほうが張力はもちろん強く働くし、細いと張力はやや弱くなります。
つまりゲージが変わるだけで、バネとのバランスが崩れるので弦の交換も要注意です。
バネの数やはりかた、締め付け具合等を、ゲージを変える場合は調整し直さないといけません。
ここまででもう大変そうです。
ベテランはもうこのカバー外していつでもバネをいじれるようにしたりしてる人もいますけど…
っていう訳で、自分で初めて弦を張りかえるとかってなると結構大変ですし、2回3回で慣れるかって言ったらわかりません。
勿論最初に合わせた時と同じゲージだったら基本的に同じままで大丈夫なはずです。
3.柔軟性がないっていうところ
柔軟性ってなんぞやって言う話ですね。
ギターのチューニングは太いほうからミ、ラ、レ、ソ、シ、ミでチューニングされています。これがレギュラーチューニングといって基本的なチューニングです。
しかしポップス、ロック、メタル等様々なジャンルがあるなかで変則的なチューニングを行うことがあります。
レ、ラ、レ、ソ、シ、ミという6弦(太い弦)だけ一音下げるDドロップや
全部半音、一音下げる、とか一音下げた上に6弦だけさらに1音下げるCドロップなんて言うチューニングもあります。
最近7弦ギターとかが流行ってきてますけど、最近低い音がかっちょいいみたいな傾向があったりもするので、6弦のギターでコピーをしようとするとそういった変則チューニングが必要になったり、そもそもアーティスト自体そういうチューニングで弾いているという事もあります。
ここで2番でお話した張力のお話。
6弦だけ1音下げたとしても、弦の張力は弱まるんです。するとバネの張力が強くなって、ほかの弦もチューニングあってたものが全部ずれます。
Dドロップのチューニングがやっと安定してきたころにはフロイドローズは水平ではなくボディ側(バネ側)に沈んでしまっている事でしょう。
そう、変則チューニングに対応するには即時でバネも張力を弱めたりといった調整が必要になるんです。
ギターを一本しか持ってない、そのギターがフロイドローズだったとすると。
弾きたい曲がDドロップ→チューニングとバネ調整→Dドロップの曲しか弾けない
ってことになります。アームがついていてもフロイドローズではないギターもあります。もちろん、チューニングはフロイドローズに比べてずれやすいですが。
なんでフロイドローズは最初はやめた方がいいです。二本目、三本目とかのギターとして持つならいいと思いますが。
とくにライブするとかだったら大変なケースがありますよ。
曲によって半音下げにしないといけないとか、その場でチューニングしなきゃいけなかったりしますから、ロック解除してバランスとって、なんてやってる間に、アマチュアのライブなら持ち時間が終わってしまいます。
【告知】
上記の記事でも紹介させていただいている、見空さんとのコラボ曲ですが、
今回僕だけでなく、見空さんのこの曲に対する想いや行動力と言うのは中々凄い物があって、歌詞の採用が決まった後の現在も、こうして曲に対する世界観を表現してくれたり、元々構想というか頭の中でざっくり想像していたアニメ風の物語を現在も構想を練ってくれて、記事にしてくれています。
告知活動も頑張っていただきながら、元々のご自身の活動というか記事もアップしている。平たい言い方をすれば頑張り屋さんですね😊
なのでぜひともYouTubeでご覧頂きたいのですが、その公開まで後2日となりました。
「より良いものにしたい」
「1人でも多くの人に聴いていただきたい」
そんな気持ちももちろんですが
「必要な誰かに、1人でも多く届いて欲しい」
そんな気持ちも兼ねています。
noteの使い方は人それぞれ、日記を書いたりコラムを書いたり啓発系記事の方も沢山いらっしゃいますね。
どんな人が見てくれているか分かりませんが聴いてくれた人の背中を押してくれる素敵な曲になっていると思います。
是非とも聴きにいらしてください!
サポートしてもらえると嬉しいです。 私の今後の活動を広げていく為に使わせていただきます。