お前らへのラブレターと言えば過言なのかもしれない

運良く大学生になれた。スマホをいじり、難しいことをノロノロ話すおじさんの声をつまみにお酒を飲んでいたら何一つ成せないままもう2度目の冬だ。なんということだろう。今年は雪がたんまり積もっているが私の後悔だってきっと負けてやいない。あまりに立派なカス人間だが、ありがたいことにこんなわたしにもお友達と呼べる人がいる。

しかし大学のお友達は中高のように半強制で毎日顔を突き合わせることがないので、会うために理由がいるのだ。友達なのに。困った。「会いたいから」で十分なはずなのにそんなこと言えるわけもなく、少し言い訳を考えてしまう。「これを一緒に食べたい」「お酒を飲みたい」「ここに行ってみたい」

昔の話だ。ある日サイクリングに出ていたわたしは綺麗な夕焼けを見て、反射的にその写真を当時の恋人に送った。家に戻ると妙に上機嫌な恋人さん。理由を聞くと「この景色を見せてあげたいと思ってくれたんだなって思うと、なんだかすごく嬉しかった」だと。ステキ人間かよ。以来わたしはこの考えがすごく気に入っている。わたしが友達を誘うとき、おいしいものやきれいな景色、そういう楽しみをこの人と分け合いたいという思いが根底にあるのは確かに嘘じゃない。(少し大袈裟かもしれないけどね笑)

わたしは人間が下手くそなのであまり上手には出来ないかもしれないが、誰かを誘うというのはわたしなりのちょっとした告白みたいなものなのだ。ちゃんと受けとれよな。わたしのステキなお友達、これからもどうぞ、ご贔屓に。

P.S.ラブレターってのは綺麗な文じゃなくて思いの丈を綴るものだからね、文章がグダグダなのは許してね。





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