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ゴールデンカムイ

ヤンジャンで無料だったので読んでみた。
4/28まで無料(直後5/8まで延長した)で、気づいたらあと10日ぐらいだったから1日30Pほどのペース。

正直時間ない分序盤のアイヌ料理の説明とか難しい話とか読み飛ばした部分はあったけど、何より漫画を通してアイヌ文化を伝えたいという作者の情熱がかなり伝わった。

アシリパさんのおかげでアイヌに親近感が湧いたし、元々差別意識とか外国人みたいな見方はしてないけど、日本人の一部としてより捉えられるようになった。

主人公の杉元佐一は最初印象薄くて(というか他キャラが濃い)あんま好きになれないかなーと思ったけど、最初から最後まで「アシリパさん」と呼ぶのがリスペクトを感じて良いし、アシリパさんを守る正義感がカッコよかった。
歳がちゃんと離れている分、恋愛展開にいかないのも良かった。
188話がカムイ回。

ギャグ回も思ったより多く、アイヌのことと同じくらい描きたかったんじゃない?と思うほど笑
サウナ回(146話)とサーカス回(154~158話)とラッコ鍋回(115,116話)が最高。
状況とか立場的には敵同士で後に殺し合ったりするはずなのに、お互いふざけ合ったり、ノリに便乗するのが良い。
その分本当の殺し合いになると(あんな時もあったのに・・・)と少し悲しくなる。
でも最終的にはどのキャラも救われるのがこの作品のすごいところ。
敵を敵として見えないようにするのが上手い。(本当に悪い奴は鶴見中尉ぐらい?)

短期間で一気に読んだけど、それぞれのキャラの出会いとかすぐ読み返したくなるほど良い漫画でした。

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