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火曜は全力!華大さんと千鳥くん「6連単!ぴったり当てたら100万円」がなぜ面白いのか

俺はこのコーナーが大好きだ。

毎週火曜日の22時からやってるテレビ番組のコーナーで、博多華丸・大吉と千鳥の二人、準レギュラーのかまいたち山内とゲスト6人で、メンバーに対するアンケートのランキングをぴったり当てられたら100万円ゲットできるというもの。

かなりシンプルな企画なのに、ほぼ毎週このコーナーで1時間やる。

ランキングの内容も、「街で30人に聞いた、この中で一番〇〇なのは?」みたいな簡単なアンケートものが多く、結果は気にせず当てるか当てないかでしかない。

毎週のように見ているけど、こんなシンプルな企画を面白おかしくできる芸人の腕に毎回感心する。

なぜこの企画が面白いのか?

特に面白さを広げているのが、かまいたち山内である。

かまいたち山内はこのコーナーでいわゆる「ヒール役」として、他メンバーの反感を買うのだが、その悪役っぷりが笑っちゃうほど気持ちが良い。

山内は毎回のように「華丸さんは下位」というセオリーがあり、大先輩の華丸に対して下位の椅子へ促す流れは、すっかりこのコーナーのルーティンである。

そして強く怒れない華丸と、「やめろや!」と止めつつも楽しんでいる千鳥がまた面白い。

事実上、上下関係が厳しい一面もある芸人界で「セオリー的に華丸さんは下位」という言葉は失礼でしかない。
しかもゲストとして先輩芸人が来た時も、同じように下位だと思えば下位だとはっきり言う。

一見只々山内が意見を通したいだけにも見えるが、これはよく考えると山内の優しさでもあるのか?と思えたりする。

まず前提として、毎日のようにテレビに出ている山内が礼儀悪い訳がない。
そして実際ランキングの結果発表で、華丸が下位にいることは比較的多い印象。

この結果を見た時に、「もし山内も千鳥のように気を遣っていたら?」と考える。

山内が「下位です」と言わないで下位になった時に、誰も触れられない空気になるのはそれはそれで番組的によくない。

だからこそ、山内が笑いを優先して華丸を下位にさせようとすることで、「失礼やぞ!!」というノリも生まれるし、華丸も何も言われずに下位になるよりは「当てにいってる」とも受け入れられるし、傷つきすぎない。

結果論かもしれないが、これは下位になって傷つく可能性の華丸を救う形になっていると思う。華丸も美味しいし。

上手く説明できないけど大けがする前に傷つけておいて痛みを知らせておくみたいな。違うか。

もちろん毎回ちゃんと突っ込むノブとMCの濱家や、結果VTRを見ながらケアする大悟も大きな役割を果たしている。

そういったメンバーのバランスの取れた掛け合いが、この誰でもできるようなコーナーを誰でもできない領域に持っていっている。


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