1991年7月 異常に暑い夏がありました。
今まで ” ドイツの夏は涼しい ” はずだったのに、ウッソォ~とわめきたいほど蒸し暑い日が続く、そんなはずじゃない夏が来るようになってしまいました。
そんな暑い夏に日本から中学生と高校生の甥達がスポンとやって来ました。ベルリンの壁が開いてからまだ三年目で、華やかな西ベルリンから出て観光するにも、まだ東ドイツはセピア色に染まっていた頃でした。
甥達は自分達が習った英語で何か話そうとしても、周りはドイツ語ばかり。私の息子達は日本で二人に会ってはいましたが、ちゃんとした会話にはなら