ペパペンタエ

愛読家歴50年、通算読書数3000冊以上。 1958年大阪生まれの65歳。30代前半に…

ペパペンタエ

愛読家歴50年、通算読書数3000冊以上。 1958年大阪生まれの65歳。30代前半に発症したリウマチと闘いながら、3人の子を育てたシングルマザー。 数多くの苦難を乗り越え、そのたび小説に救われ支えられました。毎週金曜日に更新しています!

最近の記事

『大切なものを守るため、断ることから始めたい』

人に誘われたら、嫌だと思っても断れない人は案外多いんじゃないかな。 YESは簡単。 「うん。行こう行こう」と返事をすればいい。 けど 断るのはなんだか相手に悪いし、気まずい。 「予定があって・・・」とか なんか理由をつけないといけないし… わたしもそのひとりで 気乗りしてなくてもNOとは言えない。 付き合う人の中には 愚痴や悪口ばかり言う人もいて その話を聞いたばかりにママ友たちのトラブルに巻き込まれたこともあった。 なのに、誘われたら笑顔でYESと答えてるわたしは

    • 『止まない雨はない』ってどういうこと?

      「止まない雨はない」 という言葉がありますよね。 わたしは苦しい当時、 その言葉に、救いを求めていました。 「何もしなくても、大丈夫。 時が経てば、いつの間にかこの状態が好転している。」と。 でも… 天気と、人生は、違います。 天気はなんもしなくても、勝手に変わります。 曇ったり、晴れたり。 ただひたすら、その場にうずくまっていても時間が経てば 雨は止みます。 しかし人生は… なにもしなかったら、なにも変わらないんです。 ただ時間が経つのを待っているだけでは、同じと

      • 『悩みは現状をよくする大きなチャンス』

        自分が「これだ」と思うものを信じて突き進める人はすごいな、と思う。 わたしはと言えば、いつもいろんなことに対して悩みまくって 子どもからも時々「考えすぎだよ」と言われることがあるけれど、 よく考えないで何かを決めることはむずかしい。 悩みながらその都度答えを出していくしかなくて だけど、ひとつずつ考えを進めていくと 『こうしたい』という自分の要望が見えてくる。 悩むのは、言い換えれば現状を良くしたいという希望があるってことだ。 たとえば わたしは食べ物には特に好き嫌い

        • 『よろこび上手』

          「よろこび」を 素直に表現している方は意外と少ないのではないでしょうか。 わたしもそのひとりで たとえば「タエさんってすごいですよね」とか言われると 全力で否定しちゃったりします。 「いやいやいや、わたしなんて全然ですから!」 心の中で「ほんとーうれしい」と、つぶやきながら素直な言葉は出てこない。 なんか「うれしい!」とか言うと調子にのっている感じがして恥ずかしいというかそんな感じなんですよね。 私の亡くなった母も「よろこぶこと」が下手な人でした。 何かプレゼントを渡し

        『大切なものを守るため、断ることから始めたい』

          『ミラーニューロンに仕事をさせよう』

          人間の脳みそには ミラーニューロンというのがあって これは何かって言うと”まねっこ細胞"と思えばいいかな。 子どもが言葉をしゃべったり、歩いたりするのも近くの人を見てまねをする ミラーニューロンのお仕事。 人の表情に反応して、相手が泣けば自分も泣きそうになったりする もらい泣きってやつもそう。 こういうのを人間の脳みそは持っているから ずーっとグチやら悪口ばっかり言う人と一緒にいたら 自分もそうなっちゃう。 わたしも以前、付き合っていたママ友がそんな人で 彼女のグルー

          『ミラーニューロンに仕事をさせよう』

          『モチベーションがなくてもいいんじゃないかというお話』

          毎日、カタカタカタカタとパソコンに向かって文章を書いていると 「そのモチベーションはどこから出るんですか?」って 時々聞かれることがあるけど 「そんなのないよ」と答える。 好きだからって大前提にあっても いつも楽しんでやってるとはとても言えない。 「なんでこんなことやってんだろ」 って思うこともあるし、好きでもしんどい時はある。 まず、モチベーションとはなにかと言えば 「なにかする時の動機づけ」 動機づけっていう言葉の意味が分かりにくいけど モチベーションが上がると、仕

          『モチベーションがなくてもいいんじゃないかというお話』

          『つらさを嬉しさに変えてくれるのは、いつだって自分だね』

          世の中にはうまくいかない人や、悩んでいる人、迷っている人がたくさんいます。 就職した会社がブラックだった… 子どもがいうことを聞かない… パートナーとうまくいかない… その人たちってそういう扱いを受けて当然? 絶対そうではありません。 人間はひとしく尊く、しあわせであるべきです。 ですが、現実はそのような結果を手に入れていない。 これ、誰のせいでしょう? 見てくれない上司?騙したあの人?日本という国? 違います。 今生きている現実は、全て自分のこれまで選択し

          『つらさを嬉しさに変えてくれるのは、いつだって自分だね』

          『「自己責任について」考えてみたよ』

          「自己責任」って 使い方がとても難しい言葉だな、といつも思っています。 「自分のせいにして、責める」ことを自己責任だと思っちゃうケースとか 「なんでも、自分のせいだ」と、 自己処罰のようでひどく不快感に感じる方もいて 実際、組織で人の上にたつ者や社会が自分たちの責任逃れの言葉として、使われることもあるからね。 だけど私は心の中で「自己責任」を肯定的に捉えているんです。 なぜなら「すべて自分の責任において、自由に行える」から。 私は「自由」が大好きです。 この自由とは『

          『「自己責任について」考えてみたよ』

          『やらない言い訳を考えてしまうのはなぜ?』

          「挑戦したい!」 と思っても、時間が経つとスーッと気持ちは引いていく。 そして、「今じゃなくてもいいっかぁ」で終了! たとえば、仕事を辞めて転職や独立したいと思っても、いざ辞めようとすると 「いや、でもまだここで学ぶことありそうだし・・・」 「ここもいいとこあるし・・・」 で、次に出てくる言葉はコレ。 「いまさらなぁ…」 やらないための言い訳を考えて、そして結局やめられない。 こういう状態のときって、自分が弱いような、しょぼいような。 でもこれ「現状維持バイヤス」といっ

          『やらない言い訳を考えてしまうのはなぜ?』

          『自分を大事にしてあげる頑張り方』

          当たり前のように使っている「頑張る」という言葉。 目標の達成や、思い描いている結果の為に頑張ることは素晴らしいと思います。 でも、この言葉の裏には 無理をして「頑張らなくちゃ!」と いい聞かせてることも多いんじゃないでしょうか。 今、社会は大きく変わり、専業主婦が激減しています。 家事も子育ても仕事も近所の付き合いも… 気がつけば、一生懸命頑張るだらけ。 女性の負担は非常に大きくなりました。 無理をして頑張り続けた結果、急に涙が溢れたり ある日突然、ホルモンバランスや自

          『自分を大事にしてあげる頑張り方』

          『人生の裏側を想う』

          辛いことや悩みを抱えると ふと生きる意味について考えてしまう。 人生を刺繍にたとえた、とても素敵な一文です。 最初の方は間違うことなく正しく縫えていたとしても どこかで少しずつ間違えて、そして絡まったりしていって その絡まりをほどこうとすると、糸がほつれてさらにもっと複雑に絡まってくる。 しかし、それらがあってはじめてその人しか織りなせない ユニークで美しい織ものが織られていくんだ、と。 人生とは、喜びや楽しみ哀しみ苦しみが混じり合い、絡み合って 時に「どうして自分ば

          『人生の裏側を想う』

          『迷ったときの対処法』

          「何か新しいことを始めたい!」 やってみたいけど、やっぱり不安や恐れが浮かんでくる。自分が決めたことが間違っていないかと… 自分のその選択が合っているのか確信がもてないから、アドバイスがほしくて、誰かに相談することってありますよね。 そんな時、私にはルールがあって 「実際に経験してうまくいっている人」に相談しています。 「聞く相手が正しいかどうか」はとても重要で、ありがちなのが聞きやすい人に聞いてしまうこと。 なにか挑戦しようとすると、傷つかないように失敗してほしくな

          『迷ったときの対処法』

          『「自分のため」と「誰かのため」は同じことなんだね』

          多くの人が誰々のためにとか、子どものためにとか、家族のためにとかいろいろあるけど、自分の気持ちや意思よりも他者を優先してしまう。 日本では「配慮」を美徳とされ、特に女性は幼いころから「みんなに優しく」「周りへの心遣いを忘れてはいけません」と両親や周りから教えられてきたと思う。 確かに、人間関係を円滑にする上でとても大事な考え方。 「誰かのため」だったりは悪くない。 でも、自己啓発系の本だとか「人のために生きよう」その方が強いみたいに書いてあるのは、どれだけの意味があるの

          『「自分のため」と「誰かのため」は同じことなんだね』

          『悲しむことと、人にかけてはいけない言葉』

          誰しも辛いことは避けたいけれど 生きていると、悲しいことは起きてしまう。 私も幸せを夢見た結婚生活は、悲しいことが沢山あった。 悲しみや苦しみを誰かに分かってもらいたいけど、そんな悲しみや苦しみを引き受けてくれる人なんて、いない。 そんな時「青春の門」や「さらばモスクワ愚連隊」などを読んだのがきっかけで好きになった五木寛之さんの生きるヒント1「悲しむ」 悲しむことも大切だと教えてくれ、どん底だった私の生きるヒントになった。 もしあなたが悩みを誰にも相談できなくて、何を信じて

          『悲しむことと、人にかけてはいけない言葉』

          『人生は環境が作るって本当よ』

          つい最近「仕掛学」の本を読んだ。仕掛学とは「つい行動したくなる」ように、仕向ける仕掛けをする学問のこと。 なんかややこしいけど。 何かというと、駐輪場に斜めに等間隔に引いてある線を見つけると 人は無意識的にその線に沿って並行に自転車を止めたり 男性用の小便器にマトが貼ってあると、男性は無意識にそこを狙ってしまう。 こんなふうに、人間は周りの環境や外部から受ける影響が大きくて 自分がとっている行動も、自分で選んでいるつもりでいて、見ているものに支配されていることが多い。

          『人生は環境が作るって本当よ』

          『二度と戻らない美しい日にいると』

          少しずつ読んでいたブロニー・ウェアの書いた 「死ぬ瞬間の5つの後悔」を読み終えた。 数多くの患者の最期を看取った、緩和ケアワーカーの彼女が実体験から導いた5つの後悔とは ・自分に正直な人生を生きればよかった ・働きすぎなければよかった ・自分の気持ちを伝えればよかった ・幸せをあきらめなければよかった ・友人と連絡を取り合えばよかった 自分にとって辛いと思うのに 気付かぬフリをしながら今日を淡々とやり過ごす。 そんな経験、私にもあって、ずいぶん長い間 自分の人生を他人に

          『二度と戻らない美しい日にいると』