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いつだって行き先は自分で決めるもの

駅の連絡通路から線路を眺める
心で何か残る時
誰かが敷いた線路だけど
行き先は自分で決めて進んでみよう

いつまでも甘えるんじゃないよ
誰かに言われた真夏の日

振り向くと自分の居場所は時刻表から外れた時間
スマホで連絡取れない時間に友達は行ってしまった
残されたSNSに言葉だけが残る
まるで廃駅の伝言板のように

この線路の向こうにあいつがいると
心で感じた秋の日は
何かしら忘れない夕焼けを見ていた
いつでも話せるはずだったのに

今年も雪が舞う季節になった
恋人出来たと言ってたあいつは
初雪の中で消えていた
線路の時刻表は16時30分
かたわれ時に誘われて
線路の向こうに影が見えた気がした

あれから5年が経ち
今日も線路を眺めている
時刻表には無い電車が来ないか白い息が空に舞い上がった

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