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年の初めに思うこと

今年は年男で還暦でサラリーマン生活が終わる。
ただ、サラリーマン生活が終わるだけで人生の楽しみも半減してしまうような空気が嫌です。
人生100年だと政治家の皆さんには定年が80代とかザラです。
会社は社員を若返らせたい(=人件費の抑制)
ITに強い社員を増やしたい(=年寄りはITが苦手で非効率)
幹部を40代に変えたけど、社内には扱いずらい50代に再雇用の老害と呼んでいる層もいる。
これが日本企業のガンだと言わんばかりの経営者目線。
人は礎、人は城
資本を勉強すれば=「人が資本」って言っていたのは昔のことだろう。
さて、若返った会社でグローバルな競争に勝てるだろうか。

日本を支えてるのは誰?
「給料が安い労働者の皆さんです」
電力のインフラ、物流のインフラ、エッセンシャルワーカーの皆さん
全て派遣・契約・再雇用・パート等の低賃金の皆さんが支えています。

毎日PCやスマホのZOOMや、会社に出てメールチェックに労務管理や費用管理と称したSAPシステムの「承認」ボタンを押すだけのAIですら笑う仕事で高額の給料の上級社員には何も生産性が無いのです。

会社の中で「権力」や「地位」はグローバルな競争の中では無意味です。
グローバルな競争の中では「出来るか」「出来ないか」の単純なもので
「上の意見を聞く」とか「上の承認が」とか言った時点で負けている。
それが今の日本の8割の企業だと。

現場で「モノが無い」作業できる「人がいない」判断できる「人もいない」
全ては本社で決める。全ては上層部の意向で。
これが日本の現実なのだ。
SDGsだとか、イノベーションだとか。
正月の空に浮かぶ雲のようです。

良い正月でありますように

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