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ペンタNote

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思いつくままに
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2020年9月の記事一覧

明日の空

夕焼けのかたわれ時 遠い空に星が見える 今日よりも明るく照らしてくれる 潮風が心地よく 澄んだ空が心に描く 明日見る夢は何処までも高く伸びてゆく 何色を描こうか 空色のクレパス

扉の向こう

この先は自分で歩く 扉を開いてみよう 勇気を出すことが 道灯を明るくする 未来の地図はここから始まる

秋の妖精

紅葉が始まる頃に妖精が舞う クルクルと風に任せて 夏から秋へ変わる頃 妖精は舞い踊る 稲穂を揺らす風に乗って クルクル舞い踊る

月夜に

今週末が十五夜 少し散歩してみませんか LINEで誘ってみた 心地よい風が吹いている 秋の夜長に感謝しながら 歩きなれた道を歩いています 月夜の夜に きみの部屋の灯を探して 近所の猫に会う 忘れかけていた歌を口ずさみながら 時間を過ごしてみよう 月夜の灯は静かにさざめいてゆく

残像

向日葵の季節が終わり秋風の中 昨日見た夢を思い出す 君といた夏は短く 心の時めきは一瞬だったけど いつまでも鼓動のように記憶の中を流れていった

彼岸花

彼岸花が咲くとき、季節が変わる 秋分の日に咲く花 この花が咲くときに誰のことを想う 空のかなたに思い出が浮かぶ あの日も手を繋いで彼岸花を眺めていた 心の中の忘れ物を思い出してくれる

鳶が舞う

秋空に鳶が舞う 少しだけ入道雲を残した空で 上昇気流を掴んで空高く舞い上がる

金木犀が香る

二丈岳の登山道で出会う 今年初めての金木犀の香り 吊り橋のたもとで甘い香りが癒してくれます。

きみの小さな手

秋桜の季節に花が好きな娘は何を想う 花びらを数えながら・・・・差し出す手のひら いつまでもこのままの姿が記憶に残る あれから娘は年頃になり 昔のように花束を差し出す そう・・・今日は結婚式だなんて 小説にもならないな・・・

夏の思い出

ほんの数週間前までは真夏の暑さだったけど 秋分の日の今日は秋のさなか 麦わら帽子が好きな君は 今年は海に行けなかったことを 副音声みたいにLineで呟いてくる 花火大会もお祭りも 何もない夏の思い出 マスクの暑さだけが肌に残り お気に入りの映画だけが蝉の声に消えていった リモートですよって楽しそうに言えたものじゃなくて 毎日のスタバでの君との会話が欲しくて 好きでもないブレンドを無意識に頼んでしまう 会話のない夏の時間 PCとTVの声だけがYouTubeのように虚しく流

彼岸花

秋の季節を教えてくれる彼岸花 紅く咲く花は空の青さに映える 花火大会が無い夏を補うように 彼岸花は一斉に咲き始める 浴衣姿のきみと待ち合わせをした季節 今年もこの花が咲くと記憶に蘇る この花は微かな記憶を紡ぐタイムマシン 紅く紅く心に繋がれ

小さい秋みつけた

小さい頃はドングリを拾うのが日課だった 小さな手に枯葉の中で見つけた小人を大事に抱えて いつも母の手に渡していた 秋の時間は短く 木々は色を奏でるけど 大人になったら気づかない小さな秋を探してくれる 毎日通った公園のベンチで 今日も見つけてくれるだろう 見上げれば雲は高く 澄んだ青空をキャンバスに また一つ秋が深まる

秋の足音

毎日猛暑が続いて9月に 朝晩は少しは涼しくてもクーラーが必要です。 雨上がりの歩道橋には少しずつ秋の気配が 靴を新しくしていつもとは違う景色を探してみよう