マガジンのカバー画像

ペンタNote

126
思いつくままに
運営しているクリエイター

2020年7月の記事一覧

湘南の風

鎌倉に夏がきた 麦わら帽子の君は潮騒の音に惹かれて 線路沿いに歩いて行く みどりの電算はゆっくりと風を運んできた 潮風をのせて雲と一緒に 暑い日差しが眩しくて手のひらで影をつくる 夏休みの一日目は映画に行こう そう約束した夏休み 今日も湘南の風は吹いてる

夏空

空を見上げて蒼さを感じる 梅雨の雲が抜けて夏の空が広がる 夏休みは短くなったけど この空を背に旅に出かけよう 蝉時雨の中 お気に入りのシャツを着てバイクに乗ろう タンデムシートはビーチマットを載せて 今日はサザンをイヤフォンから流して行こう

梅雨

眠れない夜に街中に出かけて 濡れた路地を散歩した 雨に濡れた夏の匂いがする いつだろうか君と歩いたこの路も いまでは一人で歩くことに慣れてしまった 梅雨の雨の音は心に残っていた声を再生して なつかしさと甘酸っぱさが胸を染めた

夏色

素足になって海に飛び込もう 空と海が藍色に染まる頃 夏の日差しはきついから 麦わら帽子が欲しいけど 短くした髪には似合わない 一緒に過ごした夏の時間 何年経っても忘れない 僕の心の夏色だから 澄んだ海の波間に あの日の後ろ姿を見つけてしまう 夏色の時間は短くて 蝉の声に紛れながら 泡立つサイダーの虹を眺めてしまう 冷たくなった指先を頬にあてて 夏色はまた瞳に染まる

かたわれどき

夕暮れの遠浅の海で水平線が消える時 空に舞い上がれる気がする 両手を空に挙げて 雲を寄せるような仕草で 体の周りの空気が固体化する 深呼吸をしてみよう ゆっくりと口から吐く息が 胸元から足先までジェット気流を作り出す 明日の自分は空高く舞い上がり 白い月影のように空を飛んでみるかい かたわれどきに君への想いを刻む 波間の波紋のように遠くまで続いてゆく 風の色は?想いの色は? 橙色した空の雲に届けこの想い 指先まで熱くなるこの想い

ひなたぼっこ

気持ち良いんだにゃ 少し枕が高くて熟睡できないんだけど ふわふわ毛皮だから仕方ないか・・・ 今からの季節はひなたよりも涼しい日影がオススメ 今日もゆるゆると過ごしましょう