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ねこマラソンさんへのリスペクト

YouTubeで、「ねこマラソン」というチャンネルがある。

https://youtu.be/d_lPISs5hgY

数ある猫系のYouTube動画を良く見るが、ねこマラソンさんの動画はクオリティが高く、切なさに溢れている。
多摩川の河川敷をマラソンしながら動画撮影していたのがきっかけらしく、マラソンの途中で出会う捨てられた猫達を追いかけるようになった模様で、捨てられても健気に、そして根底では人が好きな猫達と、根気よく交流し、餌をあげ、命を繋いでいるのだ。
猫達の縄張りに、早朝から出かけて、餌をあげている。猫達は毎日餌にありつけているわけではなく、貪るように食べる猫の姿を美しくそして悲しく撮影している。
ここに登場する猫で、メスのキジネコの「ワカメちゃん」が小さくてまんまるで健気で可愛らしい。もう、こんな子に出会ったら、すぐに保護したいくらい、健気である。私は、その姿に、昨年15歳で旅立った「おつう」の姿を重ねてしまう。ほんとに健気で可愛らしかった。猫エイズのため免疫力がなく、長年鼻炎を患っていたが、つらいだろうにもかかわらず、健気で愛くるしかった。
おつうも、近所のコンビニで死にかけていたのを保護したものだ。
その、ワカメちゃん、最初の厳しい冬を乗り越えられるか、他の野良猫からも追いかけ回されて、生きていくのが辛そうである。
心配していたのだが、この猫マラソンさんが思い切って保護した様子であった。ほっと胸を撫で下ろす。暖かい部屋で、ゆったりと生きて欲しい。
この猫マラソンさん、病気の野良猫の世話をしたり、瀕死の猫を保護したり。
毎朝たっぷりの餌、しかも、高そうな美味しそうな奴、をふんだんにケータリングのように配って周り、顔馴染みの猫の様子を伺っている。
頭の下がる思いだ。
沖縄にも、いくつかの猫を救うボランティア団体がある。彼女たちも、必死で可哀想な猫達を1日でも長く生き延びさせようとしている。
私の住まいの近くにも、捨て猫を去勢させてさくらネコとして、優しく見守っている人達がいる。6匹くらい顔馴染みの猫達が、暮らしている。
私の車の上で昼寝したり、のどかである。
エサは地域の人があげているようで、まるまるとしているが、雨風の強い日などは、寒そうに雨宿りしていたりする姿を見かける。
この、ねこマラソンさんのような行いは出来ていない。
しかし、私なりに、不憫な捨て猫達を保護してきた。51年の人生において、10匹以上は、飼ったり、保護して里親を見つけたり、多くの捨て猫と出会ってきた。
今、一緒に暮らしている小次郎くんも、知人の車のボンネットに入り込んで、危うく、死んでしまう寸前に気がついて救出されて、さて、どうしようかと、その辺にまた置き捨てられようとしていたのを見かねて、保護した子である。
あれから、もう、8年が過ぎた。
私の残りの人生で、あと、何匹の捨て猫と出会うだろうか。

偶然の捨て猫との出会いを追いかけて、多くの猫との思い出を積み上げて来た。
捨て猫との出会いは一瞬である。5分違えばすれ違っていたようなシーンも多かった。絶妙のタイミングで渾身の鳴き声を発する。そこに通りかかった者が気がつく。そして、しばし葛藤し、保護する道を選ぶ。多分、世の中の多くの捨て猫を保護してしまう人は、そこに必然を感じ、大きな愛でその猫の15年の人生を背負う決断をしてしまうのだ。

そして、また、偶然の出会いで、多くの猫動画と出会い、感動を共有していくのだ。

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