Vol.109:「尚巴志」の墓所に初参拝
読谷村にある琉球王朝二代目の国王「尚巴志」の墓にようやく参拝させて頂いた。「尚巴志」と「尚忠」「尚思達」3人の歴代国王が納められている。
とされている。
何度か行こうと腰を上げたのだが、時間切れで行けなかったり、近くまで行ったけどルートが分からなくなったり。ちょうど、読谷村で打ち合わせとなり、打ち合わせ先をマップで検索すると、すぐ近い。このタイミングだな、と、行ってみたのだ。
「観察者ユリヤ」などの巫女を伴って行きたかったのだが、いやいや、1人で何かを感じてみようと思ったのだ。
二代目の国王とされているが、実質的に初代の琉球統一した国王であり、閻魔大王などの高次の存在達も初代国王と認識しているようだ。統一後、お父さんの「尚思紹」に初代国王をやってもらうという孝行息子である。
石畳の参道らしき跡も残っている。
第ニ尚氏の弾圧を避けて、この地に住む、養子となった息子の1人が、命懸けでここに運んで来たと考えるとロマンがある。
途中には井戸が沢山ある。井戸の拝所も見応えのあるものが多かった。
参道らしきものが比較的しっかりと整備されているが、道路から一歩踏み込んだだけで古代の森に迷い込んだような感じである。山道の参道沿いに清流が流れている。鳥の声が響き、曇り空でもあったため、うっそうとした森の中を1人静かに、少しドキドキしながら進んでいった。
途中にいくつか墓があるが、尚巴志の息子と孫にあたる墓らしい。さらに、この森は読谷村にあるのに佐敷森といわれている。尚巴志の育った南城市佐敷を思い出すようにという事で命名されたという。
また、佐敷の方々が定期的に参拝しており、記念碑もある。また、佐敷の第1尚氏のゆかりある人の多くは弾圧を恐れて宮城島に移住したそうで、宮城島の方々も定期的に参拝しており、記念碑もある。
偶然に南城市佐敷に住むことになった私。参拝に来るのが遅すぎたかもしれない。
石段を登ると、大きな岩の下に据えられた墓がドーンと目に入ってきた。
墓の入り口部分に書かれた尚巴志の文字は随分朴訥なものである。
いつものように無作法を詫びながら参拝した。
案の定、何も話しかけては来なかったし、何かのイメージも湧いてこなかった。
やっぱり巫女と一緒に来るべきだったなと思うのだった。
さて、私の過去世情報で、「尚泰久」の家臣であったという情報があるが、だとすれば、恐れ多い先代の国王、という感情だろう。
また、「尚巴志」そのもののエッセンスがあるという情報もあり、だとすれば、なんか、侘しくない?という感情だろうか。
琉球王国初代の国王の墓にしては、随分と寂しい場所にある。
第二尚氏にクーデターで王権を奪われたとはいえ、あんまりではないか。
戦後を経て沖縄観光の為に公共予算を投じて大整備しても良いように思うが何故しないのか。不思議でならない。
心情的に言えば、最初に天下統一した「尚巴志」にはレジェンド感を感じる。しかし、クーデターで乗っ取り、中国には我々も尚氏ですというような感じで王権を奪い、第1尚氏の墓をぶち壊し、一族根絶やしに抹殺しようとした、とすれば、盗人猛々しいというものだ。第二尚氏といえば聞こえはいいのだが、なりすまし尚氏、なんちゃって尚氏、インチキ尚氏、という事になりはしないだろうか。
中国との関係性の難しさもあるだろうが、尚という中国姓を返上し、新たな姓をもらうべきではないか。それくらいの気概はないのか。そんな感じで、第一尚氏へのシンパシーを感じるのだ。
まあ、第二尚氏の方が長く続いたのだから、国政運営は上手だったとも言えるだろうか。尚巴志の孫にあたる「尚徳」は久高島の若いノロに入れ上げて、その隙にクーデター起こされて、海に身を投げたと言われている。これも諸説あり、喜界島に逃げ延びたというものもある。久高島の若いノロ。ピチピチでムチムチだったのかと妄想する。
実は、「審神者マーシー」から聞いた仰天情報がある。琉球古典芸能の家系に伝わる口伝や、第1尚氏や第2尚氏の末裔からの情報によると、そもそもが第一から第二に王権が移った理由はクーデターではないという説である。しっかりと、尚巴志の血統は繋がっている、という説である。そして、「尚巴志」はちゃんと王家の墓である「玉御殿」に祭られているというのだ。
真実かどうかは分からないし、なぜ、歴史の教科書なども改竄してまで隠すのか、理由は分からない。
「観察者ユリヤ」などの巫女達のチャネリングによって、何かが今後判明するかもしれない。もしくは、本当の歴史の情報開示が行われるのかもしれない。
第二尚氏の故郷が伊是名島であるという定説すら、「渡久地トミコ」によれば事実と違うという説もある。
そして、「天照ノア」に安里付近で「尚巴志」が話しかけてきたという現象もある。果たして、「尚巴志」は本当はどこに祭られているのであろうか。
チャネラーによる情報は、エビデンスが取りにくい。だから、何かがわかったとしても、信じるか信じないかはあなた次第となる。
そして、世界史ですら、マッドフラッド説の登場によって、全てが怪しくなってきてもいる。
続く。
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