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Vol.78:「聞得大ミキ」と聖地巡礼

2021年3月、クラブハウスで繋がった「聞得大ミキ」が沖縄入りするからと連絡があり、浜比嘉島で待ち合わせたのが初対面であった。

「聞得大ミキ」は自然保護活動家であり、女優であり、ドキュメント映画監督であり、そして、オキラジにて自分の番組を持つ、多彩な女子である。

巫女属性もあり、その毅然とした美しい佇まいから「聞得大ミキ」と命名した。

彼女と一緒に、浜比嘉島、久高島、奥武島、斎場御嶽、受水走水、浜川御嶽、ヤハラヅカサ、ヤブサツ御嶽、垣花樋川、首里城、金城大アカギ、知念グスク、大石林山、金武大川、金武観音寺、宮城島、伊計島、など、多くの聖地巡礼を行った。

まるで、ノロの最高位である「聞得大君」を伴って、沖縄中の聖地を開闢してまわっているような気分であった。

行く先々で、なんらかのメッセージを受け取り、私に伝えてくれる。作法の指導も厳格であった。横並びの参拝は許さない、そんな空気感がある。

一緒に行動していて、何故か、私が先行して、ひっそりと佇む御嶽や風葬墓や洞窟を見つけてしまい、慌てて彼女を呼ぶ、というような現象が多かった。

極め付けは大石林山での出来事。ロープを貼った通常コースのとある箇所のその奥が不思議と気になる私。ちょっと行ってみると伝え、ロープを越えて先に進むと、ちゃんと超絶な神様が5柱祭られている御嶽にたどり着く。無意識に呼ばれたという現象と解釈していいだろうか。まず、100%何かがある。写真を撮り戻って彼女に伝えると、すぐさま彼女も呼ばれるらしく、御挨拶に行き、メッセージをもらうのである。

垣花樋川においても、私が道に迷い、奥の風葬墓を見つけてしまい、慌てて戻っていると、それを察知したかのように彼女もやってくる。そんな不思議な現象が頻発する。

知念グスクに行く途中の道路脇にある御嶽も、龍の巣というべき、壮大な御嶽であった。気がつかずに通り過ぎてしまうような場所。

私はボディーガードのようなものかもしれない。いや、炭鉱のカナリヤか。

後日、大石林山での写真を神主さんに見せると、どえらい神様が写っている!と大騒ぎとなり、歓迎の宴をせねばならないと、一晩中祝詞を奏上するという、ある種のホラーのような現象に見舞われた。

彼女と私は巫女と審神者。そのような関係性であろうか。とはいっても、審神者をどうやってするのか1mmもわからないのだが、推測すると、無意識のうちに審神者を行い、本物と直感した場所に行き安全確認したうえで、巫女にメッセージを受け取ってもらう。そういう事を知らず知らずやっているのかもしれない。などと妄想してみた。

時系列でいえば、「光之塔ミエコ」「聞得大ミキ」「青神馬マキコ」「五穀神サエ」「虹乃龍ミサキ」「観察者ユリヤ」「神夢名オシヅ」という順番で、それぞれ違う能力の巫女やチャネラー達をあちこちに連れて行っている。

この現象は何を意味するのか。謎であったのだが、ようやく謎が判明する出来事が起きたのだった。

続く。

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