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Fitbitのバッジとトロフィーシステム

Fitbitを始めてからいくつかのバッジをもらった。
このゲーム性がFitbitにはまる理由らしい。

まず、1日に歩いた歩数のバッジがある。5千歩からスタートし、5千歩刻みで10万歩が最高ランク。ちなみに、現在私は1.5万歩のバッジをもらっている。歩きすぎは良くないという説を支持しているため、これ以上のバッジは関心がない。10万歩は、70キロくらいらしい。人生で一度くらい10万歩をやってみてもいいかもしれない。という感じで、バッジをコンプリートしたくなるものだ。

そして歩数の累積がある。42.195キロから始まり、北極から南極までの12430マイルがMAX。Fitbitの記録をどれだけ継続するかによる。
1日1万歩をコンスタントに1年継続すると、3,650,000歩。一歩0.7mとすると2555000m、つまり1569マイル。つまり、約8年で達成する数字である。
このFitbitによる記録習慣を8年継続できればお目にかかれるかもしれない。

階段の登りのバッジもある。1日で登った回数。10階からはじまり、700階がMAX。私の機種は階数を感知しないので、現段階では関係ないが、4階に住んでいるので、毎日3階分はある。このバッジにはまった人は、嬉々として階段を歩くようになるらしい。エレベータ、エスカレーターを使わなくなり、散歩のルートも階段があるコースになっていくそうだ。

そして階段の累積のバッジ。500階から始まり、3万五千階がMAX。
一日3階だけとすれば、31年かかる記録になる。

体重減量。5ポンド(約2.26キロ)からはじまり、200ポンド(約90キロ)がMAX。
私の減量目標は10キロちょっとだから25ポンドのバッジが限界ラインだろう。200キロくらいの人が減量してはじめてもらえるのがMAXのバッジになる。

このように、バッジシステムでユーザーの気持ちを掴むのだ。

ライフログを取り続け、精度や機能が向上していくたびに、このような評価システムがあちこちで出来上がる。健康によいとされる指標をバッジ化すれば、おもしろい世の中になると思う。

これは、ハーレーオーナーズグループの走りの殿堂システムに近い。ハーレーで走行した距離が10万マイルに達したら殿堂入り。単純にハーレーで走った距離数だけでなく、世界遺産を巡ったりと、世界各地をハーレーで走った場合に、そのポイントがマイル換算される。リアルなピンバッジをもらい、皮のベストに飾り立てる。こういった醍醐味だ。
このシステムに参加出来るのがハーレーに乗りたい欲求の一つでもある。
よい試みだと思うのだ。

そして、SNS時代だから、この付与されたバッジ画像を気楽にシェアできる仕組みになっている。このシェアにより、参加者が増えていく、という仕組みである。

ずいぶん前に位置情報SNSのフォースクエアがはやった。あちこちに行ってはチェックインし、バッジをもらい、メイヤーの称号を得る。移動とチェックインの楽しみである。しばらくはまったものだ。

日本全国市町村が散策してもらいたいコースを設定し、アプリに無料バーチャルコースとして提供すれば、いろんな人に歩いてもらうだけで、宣伝にもなる。そして、クリアした記念バッジを付与するのだ。

人生の全てをバッジ化する。ささやかな日常に意味を見つけるヒントであろう。


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