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Vol.72:「尚泰久エクコ」との御対面

「光之塔ミエコ」に過去世情報を伝えられた数日後、「尚泰久」の過去世を持つ女性がいるけど、会ってみたくない?と伝えられた。

過去世で仕えていたとされる主君である。そんな面白い事、会ってみるのは決まっている。すぐに連絡してくれて、突撃で会いに行ったのだ。

その女性を「尚泰久エクコ」と呼ぶ事にする。そのまんますぎるか。

彼女は、南城市玉城に暮らしている。彼女の部屋のベランダからは「尚泰久」の墓と娘である「百十踏揚」の墓がばっちり左右に見える。そのマンションの北側の敷地内には小ぶりな御嶽がある。開放廊下越しに寝室が御嶽の祠と向かい合っているのだ。この御嶽は何を祭っているのか不明だが、ここに好んで住もうと思う人は限られているだろう。尚泰久に関連する御嶽であろうと推察する。
そして、このような場所に住んだのは、チャネラーから過去世で尚泰久であったと伝えられる前だったという。

「尚泰久エクコ」も自分自身では過去世の記憶が戻ったわけではないが、複数の人からそう告げられ、過去世を一緒に生きたであろう人々が周囲に集まり出すと言う現象と、自分の住んでる場所によって、このストーリーを受け入れたようである。

出会ってみて、号泣して抱き合うなどの事が起きるかと期待していたが、それはなく、しかし、明らかに何か初対面ではないな、という感じだった。

彼女は何故か、綿棒神聖幾何学の立体を作りまくっており、さらに、フラーレンの球体を編みまくっていた。そして、仏様のような顔立ちをしていた。
尚泰久は臨済宗の僧侶を招き、沖縄に多くの臨済宗の寺院を作ったという史実がある。臨済宗の禅を極めたのかもしれない。

ひとしきり話し、じゃあ、2人で墓参りしようとなった。「尚泰久」の墓、「百十踏揚」の墓に行くと、激しく気持ちの良い風が吹き、鳥達が賑やかに鳴き始め、蝶々が舞い踊り、太陽光がキラキラと差し込んだ。そして、私が何故か咳き込み始めた。ああ、もう、これは信じなさいというサインでいいかと思った。

それから、緩やかな交流が始まった。
「尚泰久エクコ」は今世ではお金の執着を無くす訓練を続けているような半生を送っている。そして、内面に起こる感情を丁寧に観察し、昇華させる日々を丁寧に送っていた。
一緒にお酒を飲み、深夜を廻り始めると、国王だった頃のエッセンスが湧き上がってくるような現象も見た。そして、ときおり、真理をついた金言を説き放っていた。

彼女の廻りには、その時代の共演者らしき人が多く集まっていた。「羽衣天女アキコ」「瑜伽神ツトム」「風神ソー」「巫女鈴アサコ」など、「尚泰久エクコ」の家で初対面となった。

面白いのは、このように「尚泰久」の関連のある過去世を持つ人達のグループが複数あるらしい。私が知り得た部分でも3チームぐらいある。まだ、全員に会ってはいないが、そのチーム同士での交流は何故か途切れてしまうと言う。
この現象は、過去世というか、過去に生きた人の体験値データのエッセンスをダウンロードしてきており、グループソウルを形成するのかもしれない。
舞台におけるダブルキャストのようなもので、場合によると10チームぐらいが編成されているのかもしれない。

そして、私は何故か、どのチームとも比較的屈託なく繋がれてしまう。
「観察者ユリヤ」いわく、「しんちゃんは繋ぐ人」であるらしい。

しばらく密接に交流してたが、彼女は深い内観のステージに突入すると決めたようで、遊びに行くのを控えている。一時期は、家賃負担を軽減してもらうためにルームシェアして一緒に暮らしましょうか、と申し出たりもしたのだが、「尚泰久エクコ」は過去世を括る段階に来たのかもしれない。

続く。

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