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ひろゆき氏のルール

固定概念、自己承認、承認欲求。これらのキーワードを考えていると、ひろゆき氏の発言にピンとくるものがあった。
ひろゆき氏は、2ちゃんねるの創始者であり、世間的に批判される部分と、その論客ぶりが評価されている部分もある。
彼の発言する動画を見ると、強固な固定概念を持つ討論相手が、その固定概念の隙を突かれて、動揺し自爆していく姿が良く映し出されている。

興味が湧いたので、彼の著書6冊ほどキンドルで入手し、一気に読んでみた。

彼はたまたま成功しただけと自己認識をしており、月額5万で生活できるし、ホームレスになっても大丈夫という、人生最悪の状態を確認して生きているという。成功した今もそのスタンスは変わらないという。映画を見ていれば満たされるらしい。人に嫌われようが構わないから、誰にも忖度せずに、ズバリと意見を言う。自分を良く見られたいという欲求もなく、誰かに承認してもらいたい欲求もなく、見栄を張りたい欲求もない。パリで最低家賃の住居に住み、レンタル自転車で移動し、映画を見て、漫画を読んで、ゲームをして暮らしている。それで充分満たされているらしい。

承認欲求に囚われすぎると生きにくいですよ、と、ズバリと言う。
「嫌われよ、さすれば救われる」
と、至ってマイペースだ。

いやいや、そう簡単に出来ませんよ、と、反論の気持ちも起こるが、著書を読み込むにつれ、論破されていくのだ。

食わず嫌いで彼の本を読もうと思わなかった。
2ちゃんねるのイメージと結びつけて、彼のイメージを心地よく考えていなかっただけだなと思った。食わず嫌いはもったいない。

承認欲求は成長の原動力にもなる。メリットもある。これを最大化する生き方。
その対極として、承認欲求を捨てなさい、という生き方。
ゼロか100か。

やる事リストを作りなさい。
やらない事リストを作りなさい。

足し算か引き算か。

この両極の思考の間を揺れ動いている。


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