空伏墓中避凶

【空伏墓中避凶(空伏墓中に凶を避く)】

世爻または用神が空亡・伏蔵・墓中にあって、他の動爻より剋を受けることを一時休止して凶作用を避けているとします.ただしもし、他に吉象がなく用神が休囚するなどの場合は、出空の時、伏神はその値り日、墓は冲開の時に剋制作用を被る形になりその凶作用を発生させます.

出産に際し、新生児が無事に誕生するかを占う

酉月甲午日(辰巳)
山沢損ー山水蒙

— 寅(官鬼)《応爻》
‥ 子(妻財)
‥ 戌(兄弟)
‥ 丑(兄弟)《世爻》〔伏神:「申」(子孫)〕
— 卯(官鬼)
— 巳(父母)

新生児の用神は子孫爻です.
用神「申」は、日辰「午」からの剋を受けているように見えますが、今、子孫爻は世爻の下に伏神となり、月建に旺相し、飛神から生じられる関係で、有気です.
用神の伏神は、「凶」を避けている状態です.
新生児は無事に誕生すると判断します.


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