(断易)三合会局実践例
【上イラストは「クロクマ」さん作】
三合会局には以下の特徴と注意点があります.
① 三合会局の中心となる四正(卯・午・酉・子)の星が用神・原神を形成すれば大きな吉となりますが、忌神・仇神を形成すると大きな災いを被り大凶となります.
② 三合会局を構成する3つの地支のうち、特に四正の星が剋を受けている場合は簡単に三合を形成しにくいため、大概は肩透かしで終わってしまいます.
③ 三合は得卦の爻のみで形成するものではなく、月建・日辰の星と合わせて構成できます.
④ 特に本宮六冲卦はたがいの四正の星どうしがぶつかり合う中で長生・墓と組み合わさって出現するため、三合を形成しやすい面があり、この場合は六冲の凶の作用を劇的に吉化するということとなり思わぬ大逆転が起こります.
⑤ 三合を形成する際に力量が問題となる場合は、粘り強く時間をかけて目的に向かって取り組まなければならず、この場合途中であきらめてしまうと三合を形成できずチャンスをものにできない結果になってしまいます.
巳月辛亥日(寅卯空亡)
離為火ー火地晋
— 〈世〉巳(兄弟)
‥ 未(子孫)
— 酉(妻財)
— 〈応〉亥(官鬼)→ ‥卯(父母)
‥ 丑(子孫)
— 卯(父母)→ ‥未(子孫)
下卦の初爻と三爻が動爻となり「未」と「卯」を化出しました.
日辰「亥」が四正である“用神”の「卯」を強く生じています.
「卯」は空亡ですが有気であり三合を形成することができます.
この卦は現在通学している学校との縁について占いました内容です.
上爻にある世:「巳」は、用神である父母爻「卯」より生じられており「吉」の関係です.日冲を受け、やや動揺していますが月建地支が臨んでおり、弱くありません.
気を落ち着けてしっかり学校に行けばそのうち安定します.
案の定、現在かなり学校に馴染んでいて、社会人になる準備を楽しく進めているようです.
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